ゴエモンのつぶやき

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大地震への対策紹介 視覚障害者向け防災ハンドブック作製

2013年12月01日 01時27分27秒 | 障害者の自立
 徳島県立障害者交流プラザ(徳島市南矢三町2)にある視聴覚障害者支援センターは、大地震への対策を盛り込んだ「視覚障害者のための防災ハンドブック」を作った。視覚障害者向けに編集した小冊子は県内で初めてで、白杖(はくじょう)を枕元に置くなどして地震の際には直ちに避難するよう呼び掛けている。

 ハンドブックは点字版、音声版(CD・カセットテープ)、拡大文字版の3種類を作った。

 視覚障害者が心掛ける点として、円滑な避難につなげるために日ごろから外に出ることを勧めているほか、災害時には障害物で白杖が壊れやすくなることから、予備の白杖を用意することも助言。巻末には氏名、障害者手帳の番号や等級、かかりつけ医などを記す防災カードを付け、意識を失っても治療してもらえるようにする。

 南海トラフ巨大地震が起きれば県内で最大3万人以上の死者が出る恐れがあることも紹介し、東日本大震災と同じような大津波に注意するよう訴えている。

 エフエム徳島(徳島市)の防災ハンドブックを基に、日本盲人社会福祉施設協議会(東京)の防災マニュアルや県南海地震防災課職員の意見を参考に編集した。プラザの点字図書館で利用者登録している人には、点字版100部、音声版300部を既に送っている。

 2014年度以降は、地域ごとに避難所の情報を盛り込んだハンドブックを作る。担当者は「東日本大震災以降、地震に不安を感じている視覚障害者が増えている。多くの人に読んでもらい、被害を減らしたい」と話している。

 希望者には無料で郵送する。申し込みはセンター<電088(631)1400>。


【写真説明】視聴覚障害者支援センターが作った「視覚障害者のための防災ハンドブック」

徳島新聞-2013/11/30 09:26

「将来は障害者と一緒に農業を」 来春、北広島で就農の竹内さん

2013年12月01日 01時23分07秒 | 障害者の自立
 【北広島】恵庭市内の農業法人で研修中の青年が来春から、北広島市内で新規就農する。福祉施設での勤務経験もある竹内巧さん(33)=市内大曲柏葉=。「ゆくゆくは農業と福祉を融合させて障害がある人とも一緒に働きたい」と夢を描き、寒さが厳しくなる中、ビニールハウスの建設など準備に励んでいる。

 竹内さんは2011年春から、恵庭市の余湖農園で研修を続けている。1年目は野菜を詰めた袋のバーコード貼りや、トラック運搬などの出荷作業を通じ、野菜の見方を学んだという。畑で作業したのは2年目から。今年はズッキーニやヤーコンなどを担当し、納品までを考えてきた。

 網走で生まれ、公務員だった父親の転勤に伴って札幌や帯広、函館などに住んだ。小樽商大を卒業後、機械メーカーに勤務してインド駐在も経験した。その時感じたのが、海外で働く面白さと共に、生まれ育った北海道を出ている自身を含め、「北海道から人もお金も出ていく悔しさ」だった。北海道に戻ろうと決意した。

 その後、札幌で知的障害者が通う通所施設で働くように。「北海道の地元ならではの仕事って何だろう」と考えながら、たどり着いた答が農業だった。

 北広島を選んだのは、人との出会いから。余湖農園とのつながりを持つ市内島松の農業高藤昌志さん(69)から、約200アールの畑を借りた。機械を譲ってくれた人もいた。

 現在は、ハウスの骨組みを立てるなどの準備を進め、春からは妻の愛さん(30)も一緒に畑仕事をする。

 当初はミズナやトマトなどを手掛けるつもりで、竹内さんは「将来は障害者ひとりひとりが主体となって働ける場所にしたい」と語る。

 高藤さんは「一生懸命頑張っていい作物を育てて、北広島で成功してほしい」と、農業の、地域の“先輩”として応援している。

 市経済部によると、市内の専業農家は2010年度で69戸。高齢化や後継者不足で緩やかに減少しており、新規就農者は2年ぶりで「市独自の助成も考えて後押しできれば」としている。

北海道新聞-(11/30 16:00)

(ソシテワスレズ@キャンパス)障害者施設の製品、発信

2013年12月01日 01時19分35秒 | 障害者の自立
 震災と原発事故で、福島県いわき市の小さな障害者施設は、苦境に立たされていた。大学の先生に紹介され、事業所を訪ねると、「原材料が入ってこない」「製品の売り上げが減った」「放射能の検査ができない」と悩んでいた。地震で壊れた機械の修理が必要で事業所の運営も大変。ある施設では「利用者に払う賃金も下がっている」という話を聞いた。

 同じ福祉環境学部の井坂志穂さん(21)、橋本実可子さん(21)と3人で、何ができるかを考えた。「私たちが製品の安全、安心を伝えることができるのでは」と、今年3月、「いわきユニバーサルマルシェ(http://promotion.revive-iwaki.net/)」というホームページ(HP)を作った。

 最初はパンフレットを作ろうと考えたが、いまの主流はネット。事業所からも「HPがいい」と言われた。現在、HPでは四つの事業所で作っている、お弁当やパン、みそなどを紹介している。

朝日新聞-2013年11月29日17時32分

障害者雇用へ菓子販売 三原

2013年12月01日 01時15分11秒 | 障害者の自立
 三原市皆実のスワンベーカリー三原店が、県立広島大保健福祉学部の研究者や学生たちと共同で商品化した菓子「シュトーレン」の販売を始めた。技術を身に付けた障害者の雇用機会拡大を目的に、三原博光教授(社会福祉学)を中心に昨年秋から進めてきた。

 縦18センチ、横8・5センチで、ラム酒に漬けたドライフルーツたっぷりの焼き菓子。製造から1~3週間後が食べごろという。協力する廿日市市の洋菓子店シェフのお墨付きを得て、販売に踏み切った。

 施設に通う森脇裕二さん(22)は、今回の取り組みがきっかけで同店で商品作りを担うようになった。「研究を重ねて、もっとおいしくしたい」と意気込む。中野邦子店長は
「こだわりをもって努力を重ねる姿に感心する。クリスマスに向け、ぜひ味わってほしい」と話している。

 3月までの限定販売で、1個2300円。配送も受け付ける。同店=電話0848(61)4547。


【写真説明】シュトーレンを紹介する森脇さん

中国新聞-'13/11/30

「人と関わり回復」講演で西園氏 精神障害者リハビリ学会

2013年12月01日 01時11分57秒 | 障害者の自立
 「日本精神障害者リハビリテーション学会第21回沖縄大会」(同大会運営委員会主催)の2日目が29日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれた。日本の精神科医療が入院中心から在宅へ移行する中、精神障がい者の社会復帰に向けた支援の在り方を考えた。心理社会的精神医学研究所の西園昌久氏が講演し「薬物療法のみでは、長期的に病状が改善しないことが明らかになっている。地域や人との関わりの両輪で回復していく」と強調した。
 大会には医療・福祉関係者や当事者ら約千人が参加した。西園氏は、適切な薬物療法に加え、当事者が望む支援や対話能力を高める生活訓練を組み合わせる必要性も説いた。那覇ピアサポートネットワークの具志堅直人共同代表は「当事者は発症に悩み、未来への絶望感を抱えている。その人らしく生きられるつながりや、人との接点が増えれば回復が早まる」と訴えた。
 30日午前9時45分から「戦争トラウマ(心的外傷)」をテーマに講演を行う。午後は就労や退院支援に関する発表もある。

2013年11月30日