富士吉田サッカー協会(勝俣進会長)は知的障害者を対象としたサッカー教室を始めた。保護者から要望を受けたためで、現在は月2回、高校生から40代まで10人余りが参加している。〈手塚美菜子〉
これまで富士吉田市内には障害者向けのサッカー教室がなく、甲府市などに出向く必要があった。富士吉田市の広瀬啓子さん(61)の息子もその1人。広瀬さんが「近くにサッカー教室ができてほしい」と勝俣さんに相談したことがきっかけとなり、10月から始まった。
広瀬さんらが知り合いなどに声を掛け希望者を集め、毎月第2、第4土曜日に開催。協会の有志5~6人が指導に当たり、ボールを使ったアップやシュート練習などおよそ1時間半、汗を流している。
勝俣さんによると、基本的な練習メニューは健常者と同じ。一人一人に合わせコーチが手を取って指導する場面もある。また体に負担が掛からないよう、こまめに休憩も挟む。11月30日の練習ではシュートなどを決め、歓声を上げる参加者が見られた。
保護者からは「教室が待ち遠しいみたい」「汗をかいて気持ちが良さそう」などの感想が聞かれる。勝俣さんは「サッカーやチームプレーの楽しさを知ってほしい。ほかのチームと交流戦などできるようになればいい」と話している。
目標にボールを当てる練習をする参加者=富士吉田・笹子コミュニティスポーツ広場
2013年12月08日(日)(山梨日日新聞から)
これまで富士吉田市内には障害者向けのサッカー教室がなく、甲府市などに出向く必要があった。富士吉田市の広瀬啓子さん(61)の息子もその1人。広瀬さんが「近くにサッカー教室ができてほしい」と勝俣さんに相談したことがきっかけとなり、10月から始まった。
広瀬さんらが知り合いなどに声を掛け希望者を集め、毎月第2、第4土曜日に開催。協会の有志5~6人が指導に当たり、ボールを使ったアップやシュート練習などおよそ1時間半、汗を流している。
勝俣さんによると、基本的な練習メニューは健常者と同じ。一人一人に合わせコーチが手を取って指導する場面もある。また体に負担が掛からないよう、こまめに休憩も挟む。11月30日の練習ではシュートなどを決め、歓声を上げる参加者が見られた。
保護者からは「教室が待ち遠しいみたい」「汗をかいて気持ちが良さそう」などの感想が聞かれる。勝俣さんは「サッカーやチームプレーの楽しさを知ってほしい。ほかのチームと交流戦などできるようになればいい」と話している。
目標にボールを当てる練習をする参加者=富士吉田・笹子コミュニティスポーツ広場
2013年12月08日(日)(山梨日日新聞から)