長崎県諫早市の社会福祉法人「聖家族会」は24日、同市小長井町で運営する障害者施設「みさかえの園むつみの家」で、40歳代の男性職員が20歳代の男性入所者を蹴ったり、たたいたりするなどの虐待行為を繰り返していたと発表した。
同会によると、男性職員は、この入所者が風呂に入る際の介助や、施設から病院までの送迎などを担当。2、3年前から、入所者を後ろから蹴ったり、耳を引っ張ったりし、頭や背中をたたいて「はよせんか」とどなることもあったという。7月に県の立ち入り調査で発覚。10月に不適切な行為を改善するよう県から指導を受けた。
同会は、職員をこの入所者の担当から外し、家族に謝罪した。職員は同会に対し、「入所者に移動などを促すつもりだった。やり過ぎた部分もあった」と話しているという。同施設の入所、通所者は計約180人。福田雅文施設長は「虐待防止に向けた職員の意識啓発を行い、再発防止を徹底したい」としている。
(2013年12月25日 読売新聞)
同会によると、男性職員は、この入所者が風呂に入る際の介助や、施設から病院までの送迎などを担当。2、3年前から、入所者を後ろから蹴ったり、耳を引っ張ったりし、頭や背中をたたいて「はよせんか」とどなることもあったという。7月に県の立ち入り調査で発覚。10月に不適切な行為を改善するよう県から指導を受けた。
同会は、職員をこの入所者の担当から外し、家族に謝罪した。職員は同会に対し、「入所者に移動などを促すつもりだった。やり過ぎた部分もあった」と話しているという。同施設の入所、通所者は計約180人。福田雅文施設長は「虐待防止に向けた職員の意識啓発を行い、再発防止を徹底したい」としている。
(2013年12月25日 読売新聞)