ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

生活保護費の支給対象外 県立高タブレット

2013年12月10日 14時11分41秒 | 障害者の自立
 佐賀県教育委員会は9日の県議会で、来年度の県立高1年生全員が5万円で購入するタブレット端末について、現時点で生活保護費の支給対象外となっていることを明らかにした。教科書や制服など入学時の必需品には、生活保護費が支給される。県教委はタブレット端末を必須教材と位置づけているが、県と国で認識が分かれている。

 県教育支援課などによると、高校入学時に必要な教科書や制服、体操服など十数万円分の物品に対しては生活保護費が支給される。辞書も支給対象になるが、タブレット端末について厚生労働省に問い合わせたところ、他県で広く導入されていない▽他の低所得者と均衡が取れない-を理由に「支給対象にならない」との回答を受けたという。

 県教育支援課は「佐賀県の高校生にとって必要教材であることをもう一度国に説明し、支給対象になるよう働きかけたい」としている。同課によると、生活保護受給世帯の生徒は、県内で1学年に50人程度いるという。

 県教委が県内の国公立中学生8575人に対して実施した端末購入方法についての保護者アンケート(回答6660人)では「自己資金」が57%、「育英資金を利用」が9%、「分割払い」が34%だった。

2013年12月10日更新

障害者権利条約の批准が報道されない不思議

2013年12月10日 01時34分47秒 | 障害者の自立
12月4日の参議院本会議で障害者権利条約の批准が承認された。2006年に国際連合で採択されたこの条約は138か国がすでに批准していたのだが、日本もやっと追いついた。遅れた原因は、国内法が条約の求める水準以下であるため、国内法の改正を先行させる必要があったからである。2011年には障害者基本法が改正され、2013年春の通常国会では障害者差別解消法が成立するなどして、やっと国内環境が整い批准に至ったのである。

障害者権利条約の批准に向けて動いたのは民主党政権で、その後、与野党逆転が起きたが、この政策課題については大きな意見の相違はなかった。また、公明党はもっとも熱心に動いた政党であり、自由民主党・公明党・民主党の党派を超えた協調で批准されたということもできるだろう。

障害者権利条約は人権条約である。障害者の人権は、今まで必ずしも守られていなかった。具体的に参政権を例に説明しよう。

投票所入場券が郵送されてきても視覚障害者には内容が伝わらず、代読をヘルパーに頼もうとしても、週に一度しか来ないなどの事情で、投票日が過ぎてしまう事態も起きていた。投票所の場所がわかりづらかったり、点字ブロックがなかったりもした。視覚障害者は代理投票の際、声で候補者名・政党名を言うことになるが、その声が遮蔽されないため、投票の秘密が守れなかった。総務省が公表する候補者名簿が画像PDFで音声読み上げできないという問題も参議院選挙で起きた。

投票所に車いすで入れるかわからなかったりなど、投票所入場券には基本的情報の提供が欠けている。投票用紙の記入台の高さは、普通人が立って記入することしか想定しておらず、車いす利用者や長時間立ち続けるのが困難な高齢者などは、投票用紙に記入できない。

街頭演説という候補者にじかに触れる機会を、手話通訳が禁止されているので、聴覚障害者は利用できない。一般的な手話通訳に比べ特異性(時事単語への対応、公職選挙法の知識等)があるので、政見放送や街頭演説に特化した手話通訳士の養成も必要だが、まったく取り上げられていない。

このように障害者の参政権は、社会の側に配慮が欠如していたために、制限されていた。ましてや障害者が立候補するなど、立候補手続きのバリアフリー化や政見放送での代理人による演説などを進めない限り、不可能に近かった。しかし、条約を批准した以上、これからは選挙権・被選挙権に関わる差別は許されない。障害者権利条約の批准は、このように障害者に大きくプラスに働くだろう。またそれは、高齢化に伴って身体機能に低下が進むことが多い高齢者にも役立つだろう。

なぜ、障害者権利条約の批准は報道されないのだろう。それは、メディアが特定秘密保護法案ばかり報道しているからだ。与野党の激突を報じたいメディアにとって、条約の批准が満場一致で可決されたなど、都合の悪い真実であるかのようだ。しかし、障害者権利条約は人権条約であって、障害者のみならず一般国民にも大きな影響を与える。他の記事で言及したが、東京オリンピック・パラリンピックの成功にも関わるものだ。メディアの報道姿勢には大きな疑問を感じる。

ハフィントンポスト-: 2013年12月09日 11時04分

難病・障害者への周囲の理解呼び掛け

2013年12月10日 01時32分46秒 | 障害者の自立
 厚生労働省指定の難病「クローン病」を患いながら活動するフルート・オカリナ奏者の奥田良子さん(47)と、夫でベース奏者の勝彦さん(60)のコンビで、神戸市を拠点とする「エスペランサ」のコンサートが7日、浜田市弥栄町長安本郷の弥栄会館であった。夫婦で優しい音色を奏でながら、病気や障害を抱える人への理解を呼び掛けた。

 良子さんは音楽大在学中の21歳でクローン病を発症。絶望を乗り越えて夫とコンビを組み、全国各地でコンサートを行っている。

 この日は良子さんが、周囲の励ましなどで挫折を克服したエピソードを語りながら、夫婦で「少年時代」「イエスタデイ・ワンスモア」など11曲を演奏した。良子さんは「病気や障害がある人が望んでいるのは周りの人の理解。『大丈夫?』と声を掛けてもらえるだけで、あとちょっと頑張ろうと思える」と語り掛けた。

 コンサートは、人権週間(4~10日)に合わせた浜田市弥栄自治区の「人権を考えるつどい」として開催。子どもからお年寄りまで50人が聴き入った。

山陰中央新報-39 分前

全国障害者技能大会 府の2人最高金賞

2013年12月10日 01時31分23秒 | 障害者の自立
 障害者が日頃培った技能を競う第34回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)で、大阪市の男性2人が最高賞の金賞を受賞した。府内の金賞は2006年以来7年ぶり。2人は「障害があっても仕事はできると知ってほしい」と話しており、結果を知った大阪労働局も「戦力になる障害者は数多くいる。企業の理解が進むことを期待したい」としている。(本部洋介)

 アビリンピックは高齢・障害・求職者雇用支援機構(千葉市)が主催し、11月下旬に同市で開催。予選を勝ち抜いた318人が、洋裁や歯科技工、木工など24種目に出場した。

 受賞したのは、視覚障害者向けで、インターネット検索と表計算ソフトの技術をみる「パソコン操作」に出場した全盲の赤星聡視さん(28)(東淀川区)と、障害の種類を問わず、手本通りに文書作成やレイアウトを行う「ワード・プロセッサ」に挑んだ軽度知的障害者の秋田拓也さん(32)(住之江区)。

 赤星さんは大学時代に網膜色素変性症で失明。卒業後に国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県)でパソコンを学び、現在は大阪市立視覚特別支援学校で指圧などの技術を学ぶ。

 全盲のため、パソコンは文字を音声化する特殊な機能を使っている。7人が出場した「パソコン操作」では、表計算ソフトを使い、準備された名簿から主催者が挙げる条件に合う社員を抽出したり、それぞれの定年退職日を計算したりした。

 赤星さんは「障害者就労支援をする行政職に就きたい」と話している。

 秋田さんは西成高を卒業後、大阪市職業リハビリテーションセンターなどでパソコンを学んだ。25歳頃からは日本生命保険の子会社に勤め、データ入力を担当する。

 「ワード・プロセッサ」には42人が出場。秋田さんは4ページの英文や表の見本を、ワープロソフト「ワード」で素早く再現する課題で、他の選手を圧倒した。

 秋田さんは「今後は障害のある同僚社員がアビリンピックに出られるよう支援したい」と声を弾ませた。

 ◇障害者雇用厳しい現状

 障害者雇用促進法が義務付ける法定雇用率は4月に改定され、50人以上の民間企業は1.8%から2%に引き上げられたが、雇用の現状は十分とは言えない。

 府内では6月1日現在、企業が雇用する障害者は前年より6%増の約3万9000人だが、実雇用率は1.76%にとどまっている。

 ただ、一部企業で取り組みが進む。秋田さんが勤務する日本生命保険の子会社は、雇用する障害者数を親会社と一体で算定できる「特例子会社」。認定には労働環境を整えることなどが条件で、同社は車椅子で利用できるトイレやスロープ付き階段を完備した。特例子会社は年々増え、全国に378社(5月末現在)となっている。

(2013年12月7日 読売新聞)

障害者の社会参加促進 元カープの達川さん講演 千葉市中央区で福祉大会

2013年12月10日 01時22分51秒 | 障害者の自立
 千葉市障害者福祉大会が7日、同市中央区のハーモニープラザで開かれた。障害者の社会参加と障害への理解を促進しようと、障害者団体などから約400人が参加。プロ野球・広島カープで捕手として活躍、監督も務めた達川光男さん(58)が講演し会場を盛り上げた。

 大会は9日までの障害者週間に合わせて開催され、今年で15回目。現在はプロ野球解説者として活躍し、来年から中日ドラゴンズのバッテリーコーチに就任する達川さんは「心のキャッチボール~苦しみを笑いに変えた野球人生~」をテーマに講演した。

 達川さんは甲子園を目指し猛練習した高校時代や、広島の黄金期を支えた現役時代について、ユーモアを交えながら紹介。千葉ロッテの伊東勤監督と日本シリーズで対戦した際に「顔面に死球を受けながらも試合に出続けた伊東監督を尊敬している。千葉の皆さんは来年もしっかりロッテを応援してあげてください」と呼び掛けた。


ユーモアを交えながら現役時代のエピソードなどを語る達川光男さん=7日、千葉市中央区

千葉日報ウェブ--2013年12月09日 11:30