ゴエモンのつぶやき

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全国障害者技能大会 大阪府の2人最高金賞

2013年12月08日 01時44分46秒 | 障害者の自立
 障害者が日頃培った技能を競う第34回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)で、大阪市の男性2人が最高賞の金賞を受賞した。大阪府内の金賞は2006年以来7年ぶり。2人は「障害があっても仕事はできると知ってほしい」と話しており、結果を知った大阪労働局も「戦力になる障害者は数多くいる。企業の理解が進むことを期待したい」としている。

 アビリンピックは高齢・障害・求職者雇用支援機構(千葉市)が主催し、11月下旬に同市で開催。予選を勝ち抜いた318人が、洋裁や歯科技工、木工など24種目に出場した。

 受賞したのは、視覚障害者向けで、インターネット検索と表計算ソフトの技術をみる「パソコン操作」に出場した全盲の赤星聡視さん(28)(東淀川区)と、障害の種類を問わず、手本通りに文書作成やレイアウトを行う「ワード・プロセッサ」に挑んだ軽度知的障害者の秋田拓也さん(32)(住之江区)。

 赤星さんは大学時代に網膜色素変性症で失明。卒業後に国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県)でパソコンを学び、現在は大阪市立視覚特別支援学校で指圧などの技術を学ぶ。

 全盲のため、パソコンは文字を音声化する特殊な機能を使っている。7人が出場した「パソコン操作」では、表計算ソフトを使い、準備された名簿から主催者が挙げる条件に合う社員を抽出したり、それぞれの定年退職日を計算したりした。

 赤星さんは「障害者就労支援をする行政職に就きたい」と話している。

 秋田さんは西成高を卒業後、大阪市職業リハビリテーションセンターなどでパソコンを学んだ。25歳頃からは日本生命保険の子会社に勤め、データ入力を担当する。

 「ワード・プロセッサ」には42人が出場。秋田さんは4ページの英文や表の見本を、ワープロソフト「ワード」で素早く再現する課題で、他の選手を圧倒した。

 秋田さんは「今後は障害のある同僚社員がアビリンピックに出られるよう支援したい」と声を弾ませた。

◇障害者雇用厳しい現状

 障害者雇用促進法が義務付ける法定雇用率は4月に改定され、50人以上の民間企業は1.8%から2%に引き上げられたが、雇用の現状は十分とは言えない。

 府内では6月1日現在、企業が雇用する障害者は前年より6%増の約3万9000人だが、実雇用率は1.76%にとどまっている。

 ただ、一部企業で取り組みが進む。秋田さんが勤務する日本生命保険の子会社は、雇用する障害者数を親会社と一体で算定できる「特例子会社」。認定には労働環境を整えることなどが条件で、同社は車椅子で利用できるトイレやスロープ付き階段を完備した。特例子会社は年々増え、全国に378社(5月末現在)となっている。

(2013年12月7日 読売新聞)

狙え 障害者雇用促進 支援チーム始動…栃木

2013年12月08日 01時41分15秒 | 障害者の自立
 栃木労働局は県内の障害者雇用を促進する目的で、「県障害者雇用支援プロジェクトチーム」を先月下旬に設置し、6日に初のセミナーを開いて本格始動した。

 2017年度に本県で開催される全国障害者技能競技大会(アビリンピック)を好機と捉え、全国41位に低迷する民間企業の障害者雇用率を引き上げる狙いだ。

 セミナーは、宇都宮市のとちぎ福祉プラザで開き、障害者職業総合センター(千葉市)の笹川三枝子研究員が、法定雇用率などの法制度と雇用状況を解説した。障害の種類ごとの特徴とそれぞれに合った仕事内容も紹介した。

 県内の雇用率が低迷する要因として、限られた人員でやり繰りする中小企業が多いことがあげられる。セミナーは、中小企業への理解を深めるのに力点を置き、中小企業の事業主を中心に150社200人ほどが参加した。県東部の病院の男性事務長は、「法定雇用率にわずかに届いていないので新たに採用するつもり」と前向きだった。

 厚生労働省によると、県内の今年6月1日時点の雇用者数は、前年から1割増の3165・5人(短時間勤務は0・5人と計上)で、雇用率は、5年連続上昇傾向で1・68%。いずれも過去最高だった。ただ、法定の2%にほど遠く、全国平均(1・76%)にも及ばない。全国順位も41位と低迷している。

 そうした中、アビリンピックなどで障害者への理解が深まり、栃木労働局は関係団体とともにプロジェクトチームを組織した。3日の初会合では取り組みをまとめた。

 セミナーのほか、雇用したことがない企業向けに、特別支援学校や先進的な企業の見学会を開催する予定。また、障害者がハローワークを訪れても、技能訓練や生活支援など幅広い支援を受けられるように、県や障害者関係機関などとの連携を強化した。法定雇用率未満の企業500以上と個別にやりとりし、雇用を促す支援も始めた。

 栃木労働局職業対策課の渡辺邦行課長は、「法定雇用率に少しでも早く届くように企業に理解を求めたい」と話している。

 法定雇用率 障害者雇用促進法は、事業主に従業員の一定割合(民間企業は2%)以上の障害者を雇うことを義務づけている。従業員50人以上の企業が対象。200人以上の企業で、満たさない場合は納付金を納めなければならない。民間企業の法定雇用率は今年4月に1.8%から引き上げられた。



(2013年12月7日 読売新聞)

障害者虐待防止へ支援機関連携を 岡山で権利擁護セミナー

2013年12月08日 01時36分56秒 | 障害者の自立
 障害者週間(9日まで)に合わせ、岡山県障害者権利擁護センター(岡山市北区石関町)は7日、同所の県総合福祉会館で権利擁護をテーマにしたセミナーを開いた。昨年10月に障害者虐待防止法が施行され、関心が高まる虐待の防止策などを関係者が話し合った。

 市町村や福祉事業所関係者ら約100人が参加。同センターの中田雅章センター長と社会福祉法人ももぞの学園(同粟井)の菅野浩司園長、岡山障害者就業・生活支援センター(同中原)の大月政和支援課長がシンポジウムを行った。

 菅野園長は、認知症の親が障害のある子どもの世話を放棄していた事例などから「高齢者や子どもの支援機関とも緊密に連携していくことが早期発見につながる」と指摘。中田センター長は「SOSの声を上げやすくしていくことが大切」とした。

 大月課長は障害者の雇用が近年伸びている半面、企業が義務的に受け入れている面もあるとして「雇用側も働く側も良かったと思える支援が求められる」と話した。

 県障害福祉課によると、昨年10月から今年3月末までに県内で障害者虐待が疑われる通報は87件あり、うち29件が虐待と認定されている。


障害者虐待の防止策などを話し合ったセミナー

山陽新聞-(2013/12/7 21:31)

知的障害者、100均で自立へ NPOが開店…神戸

2013年12月08日 01時34分16秒 | 障害者の自立
 全国でも珍しい知的障害を持つ人たちが働く100円ショップ「まぶ家(や)」が、神戸市灘区の灘中央筋商店街(約20店)に開店した。「同一金額で販売する店なら、計算や値段を記憶するのが苦手な人でも働きやすい」と、就労訓練を行うNPO法人が空き店舗を利用。職員らは「障害者が自立する力を身に着ける場にしたい」と期待する。(畑中俊)

 運営するのは、知的障害者の就労支援に取り組む同区のNPO法人「マブイ六甲」。2011年、同商店街に障害者約20人が働くクリーニング店を開店。職員は、より多くの障害者が働ける新たな職場を探す中で、品数は多いが、価格が均一なので合計金額の計算が簡単な100円ショップに目を付けた。

 今年2月頃から、職員が100円ショップの大手チェーン店を回って、系列店としての契約に奔走した。しかし「ある程度の面積、規模がないと契約できない」「知的障害者による店舗は例がない」などと断られた。夏頃にようやく、埼玉県に本社がある100円商品卸売り店の協力が得られ、11月、開店にこぎ着けた。

 クリーニング店の向かいにある約34平方メートルの空き店舗を改装。文房具や生活雑貨など約800種類の商品を並べた。18~46歳の男女11人が商品の陳列やレジ打ちなどに従事する。

 開店から1か月が過ぎ、1日平均で70~80人が来店、1万数千円を売り上げる。地元住民からは「近くに100円均一の店がなかったので便利になった」と好評で、毎日顔を出す常連客も獲得できた。

 一方、店内が狭く、陳列できる商品の種類や数に限りがあるのが気になった点という。気温が下がった先月下旬は、手袋や靴の中敷きなど防寒用品への要望が寄せられ、その度に商品仕入れをした。

 接客担当者(21)は「大きな声であいさつして、たくさんのお客さんに来てもらえるような明るいお店にしたい」と張りきっている。

 NPO職員で、店長の池田朋子さん(36)は「商店街の人たちとの交流を深め、店での経験を将来の仕事や生活に生かしてもらいたい」と話している。

 水曜定休。午前10時半~午後6時。土日祝日は午前10時開店。問い合わせはまぶ家(078・200・5009)。

(2013年12月7日 読売新聞)

聴覚障害者がファッションショー プロさながら堂々ポーズ

2013年12月08日 01時29分23秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者らがモデルとなって華やかな衣装に身を包むファッションショーが7日、大阪市中央区のホールで行われた。プロさながらに堂々とポーズを決めるたびに、観客約150人から大きな拍手が湧いた。

 聴覚障害者グループが自分を表現する喜びや楽しさを味わってもらおうと企画、交流サイト「フェイスブック」などで自身や親が難聴者の人を募り、5~55歳の男女約50人が舞台に立った。

 ショーは、赤や青など色とりどりのドレスやジャケットをまとったモデルが次々に登場、さまざまなポーズでアピールした。


聴覚障害者らがモデルとなったファッションショーで、両手を上げて手のひらを振る「拍手」の手話をする出演者=7日午後、大阪市中央区

東京新聞-2013年12月7日 21時06分