日本精神障害者リハビリテーション学会が、患者の社会参加に積極的に取り組む福祉施設などに贈っている「2013年度ベストプラクティス賞」に、精神障害者の自立支援施設「ひまわり」(岡山市北区谷万成)が選ばれた。
同賞は、精神障害者の社会復帰に向けた支援の質向上を狙い、08年に設けられた。ひまわりによると、国内では権威ある賞とされ、県内では初の受賞。
ひまわりは、精神科病院・万成病院(同所)が1996年に開設した。通所・入所施設があり、現在は統合失調症やうつ病などを患う20〜70代の58人が利用。自立に欠かせないコミュニケーション能力を養うため、花見や餅つき、農作業などで地域住民と交流している取り組みなどが評価された。
また、2008年からは精神障害について正しく理解してもらおうと、地元中学校と連携して「こころの病気を学ぶ授業」を開催。障害者自身が生徒を前に病気の苦しさや自ら体験した差別などを説明し、偏見解消に努めている。
11月29日、沖縄県で行われた同学会の総会で表彰された。田淵泰子施設長は「精神障害者が暮らしやすい社会を目指し、今後も尽力していきたい」と話している。
マスカットの出荷作業で地域住民と交流する「ひまわり」の利用者
山陽新聞-(2013/12/13 8:00)
同賞は、精神障害者の社会復帰に向けた支援の質向上を狙い、08年に設けられた。ひまわりによると、国内では権威ある賞とされ、県内では初の受賞。
ひまわりは、精神科病院・万成病院(同所)が1996年に開設した。通所・入所施設があり、現在は統合失調症やうつ病などを患う20〜70代の58人が利用。自立に欠かせないコミュニケーション能力を養うため、花見や餅つき、農作業などで地域住民と交流している取り組みなどが評価された。
また、2008年からは精神障害について正しく理解してもらおうと、地元中学校と連携して「こころの病気を学ぶ授業」を開催。障害者自身が生徒を前に病気の苦しさや自ら体験した差別などを説明し、偏見解消に努めている。
11月29日、沖縄県で行われた同学会の総会で表彰された。田淵泰子施設長は「精神障害者が暮らしやすい社会を目指し、今後も尽力していきたい」と話している。
マスカットの出荷作業で地域住民と交流する「ひまわり」の利用者
山陽新聞-(2013/12/13 8:00)