ゴエモンのつぶやき

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岡山の精神障害者自立支援を評価 「ひまわり」に県内初の学会賞

2013年12月14日 01時45分02秒 | 障害者の自立
 日本精神障害者リハビリテーション学会が、患者の社会参加に積極的に取り組む福祉施設などに贈っている「2013年度ベストプラクティス賞」に、精神障害者の自立支援施設「ひまわり」(岡山市北区谷万成)が選ばれた。

 同賞は、精神障害者の社会復帰に向けた支援の質向上を狙い、08年に設けられた。ひまわりによると、国内では権威ある賞とされ、県内では初の受賞。

 ひまわりは、精神科病院・万成病院(同所)が1996年に開設した。通所・入所施設があり、現在は統合失調症やうつ病などを患う20〜70代の58人が利用。自立に欠かせないコミュニケーション能力を養うため、花見や餅つき、農作業などで地域住民と交流している取り組みなどが評価された。

 また、2008年からは精神障害について正しく理解してもらおうと、地元中学校と連携して「こころの病気を学ぶ授業」を開催。障害者自身が生徒を前に病気の苦しさや自ら体験した差別などを説明し、偏見解消に努めている。

 11月29日、沖縄県で行われた同学会の総会で表彰された。田淵泰子施設長は「精神障害者が暮らしやすい社会を目指し、今後も尽力していきたい」と話している。


マスカットの出荷作業で地域住民と交流する「ひまわり」の利用者

山陽新聞-(2013/12/13 8:00)

「セッションズ」(米)…障害者の性 軽やかに

2013年12月14日 01時41分14秒 | 障害者の自立
 テーマは障害者の性。見過ごされがちな問題だが、当人は悩みを抱え込んでいる。

 1999年に49歳で亡くなった実在の男性、マーク・オブライエンの物語である。

 マーク(ジョン・ホークス=写真手前)は、6歳の時に感染したポリオのため、首から下の体を動かせない。重度の呼吸障害もあり、カプセル型の呼吸器の中で大半を過ごしている。そんな障害を抱えながら大学を卒業、詩人、ジャーナリストとして自活しているのだから、類いまれな精神力を持つ、前向きな努力家だったのだろう。その生き方自体に尊敬を覚えずにいられない。

 彼の悩みは「性」だった。愛する女性と出会ってもどうすることもできないのだ。ブレンダン神父(ウィリアム・H・メイシー)との会話は、まるで親友同士。開けっぴろげなやりとりに人間味を感じさせる。ホークスの、CGにも特殊メークにも頼らないリアルな演技からも目が離せない。

 心や体に何らかの障害を持つ男性を、女性と深い関係を持てるように導くセックス・サロゲート(代理人)のシェリル役のヘレン・ハント=写真奥右=が、まさに体当たりの演技だ。少しもいやらしさを感じさせず、軽やかにマークを導いていく。

 難しい題材だが、深刻すぎることなく、おおらかでユーモラス。それでいて、単なる性の問題を超え、生きるということの意味まで考えさせる人間ドラマとなった。監督は、自身も子供のころポリオにかかったベン・リューイン。1時間35分。新宿シネマカリテ。



(2013年12月13日 読売新聞)

創造性豊かな陶芸作品 福山で障害者支援2施設が展示

2013年12月14日 01時38分10秒 | 障害者の自立
 社会福祉法人創樹会(福山市水呑町)が運営する知的障害者支援施設「あゆみ苑成人寮」と、共同生活援助・介護事業所「サポートセンター友の家」を利用する障害者らによる合同作陶展が、同市今町のギャラリーふくふくで開かれており、創造性豊かな陶芸作品が入場者の目を楽しませている。23日まで。

 両施設の利用者は、神石高原町安田に風越窯(ふうえつよう)を構える陶芸家三島博さん(63)=同市=の指導を受けて作陶に取り組んでいる。今回は利用者16人と、三島さんや三島さんの陶芸教室生が計約300点を出品した。

 あゆみ苑は来年のえとにちなむ馬やキノコのオブジェをはじめ、ひも状の粘土を格子状に編んだ花器、自分の似顔絵を彫った皿など自由な発想の作品がずらり。友の家はカエルやサルの顔を器肌にあしらった植木鉢が中心で、ほのぼのとした趣を醸し出している。いずれも販売している。

 午前10時~午後6時(16、23日は午後5時まで)。17日休館。


施設利用者らの個性豊かな作品が並んだ会場

山陽新聞-(2013/12/13 9:24)

高齢者に旬の野菜を NPOが出張販売 神戸

2013年12月14日 01時32分40秒 | 障害者の自立
 スーパーなどの店が近くになく、車も運転できない高齢者を支援するため、障害者らが働くNPO法人「ファミリーファーム」(神戸市垂水区)が、自分たちが運営する畑で採れた野菜を毎月、同区北舞子2の北舞子第4住宅で出張販売している。12日には近くの集会所でNPOのメンバーと住民約20人が交流会を開催。普段はできない世間話をするなどして親ぼくを深めた。

 360世帯のうち約7割が高齢者という同住宅周辺は坂が多くバス停も遠い。車が運転できない住民は買い物が困難で、以前から懸案となっていた。

 そこで、同住宅の自治会が高齢者の自立支援拠点「あんしんすこやかルームきたまいこ」に相談。垂水区社会福祉協議会の仲介で同NPOの協力を得られることとなり、今年4月から野菜を運んでもらっている。

 毎月第3土曜日、NPOのメンバーが旬の野菜を積んでやって来る。採れたてのダイコンやサトイモなど段ボール約20箱分が並べられ、最近は同住宅以外からも買い物客が訪れ、いつも50人以上でにぎわうという。

 この日は普段の生活や仕事、野菜の調理について、和気あいあいと話し合った。同自治会の坂本眞砂子会長は「いつも本当に助かっている。野菜を通してさまざまなつながりができ、これからも楽しみ」と喜ぶ。

 同NPOの名越照義理事長(80)は「喜んでもらう姿を見てこちらも非常にうれしい。心が通じ合っており、障害者の目にも力がこもり生き生きとしています」と話していた。


野菜の販売を通じて知り合った高齢者と障害者の交流会=垂水区北舞子

神戸新聞-2013/12/13 05:30

鴛海さん努力賞 全国障害者技能競技大会

2013年12月14日 01時28分46秒 | 障害者の自立
 11月に千葉市で行われた第34回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)で、製品パッキング種目に出場した大分市の鴛海祐弥さん(23)=キヤノンウィンド=が努力賞を受賞した。初出場での快挙に「練習の成果が発揮できた」と喜んでいる。
 物流の中心となる梱包(こんぽう)作業のスピード、正確性を競う同種目には11人が出場。化粧箱と中に入れる緩衝材の組み立て、商品を入れた後の梱包の三つの課題があり、制限時間20分で作業内容を評価される。

 鴛海さんは「ピシッとした正確さ、丁寧さが特に素晴らしい」と審査員に認められ、金、銀、銅賞に次ぐ努力賞が贈られた。
 きちょうめんな性格を生かし、職場ではカメラ部品の袋詰め、組み立て作業の準備をしている鴛海さん。「本番は緊張せず、練習通りにできた。賞をもらえてうれしい。来年も同じ種目に挑戦したい」と目を輝かせた。
 キヤノンウィンドの丹羽和美取締役は「障害者の特性は一人一人違う。彼にはこの種目が向いており、職場での自信にもつながったようだ」と話した。
 全国大会にはビルクリーニングや喫茶サービスなど24種目に318人(県内から7人)が出場した。


「初めての挑戦で入賞でき、うれしい」と話す鴛海祐弥さん

大分合同新聞-[2013年12月13日 10:48]