ゴエモンのつぶやき

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こだわり続け ワイン造り30年 足利・障害者施設「こころみ学園」

2013年12月16日 01時39分11秒 | 障害者の自立
 足利市の指定障害者施設「こころみ学園」のワイナリーでワイン造りが30年目を迎えた。毎年11月中旬の週末には学園のブドウ畑で収穫祭が行われ、多くの人でにぎわう。今年は約1万6000人が訪れ、秋晴れのもと、できたてワインに舌鼓を打った。


 猛暑で降水量が少なかったため、甘いブドウが実り、ワインの出来もいい。収穫祭の二日間で、約一万本に相当するワインが飲み干された。


 こころみ学園は一九六九年、初代園長の故川田昇さんが中心となり、ブドウ栽培などを通じた成人の知的障害者の自立を目指して設立された。八〇年には園生の保護者らがワイン醸造場「ココ・ファーム・ワイナリー」を立ち上げた。


 園生は従業員とともに、能力や適性に応じ、草刈りや虫取りをはじめとするブドウ畑の管理作業や、ワイナリーで瓶の運搬作業などをしている。


 秘書室長の牛窪利恵子さん(62)によると、川田さんは障害者施設で造っているから注目されるのではなく「おいしいから買ってもらえるように」と、ワイン造りに強いこだわりを持っていた。従業員を国内外のワイン産地に派遣して研修をしたり、アメリカの醸造技術者を招いたりと、製造技術を改良し、ワインの質を向上させてきた。


 二〇〇〇年の九州・沖縄サミットや〇八年の洞爺湖サミットの夕食会で使われるなど、ココ・ファームのワインは全国的にも高い評価を得るようになった。


 現在、こころみ学園には十九~九十一歳まで約九十人の園生がいる。牛窪さんは「園生の根気強く丁寧な手作業が、ワインがおいしくなる秘訣(ひけつ)の一つ」と話す。


 ブドウ畑ではこれから、来年の栽培に向け剪定(せんてい)作業が始まり、多くの園生が落とされた枝拾いに奔走する。今年醸造したワインは、十一月に発売されたヌーボー「2013のぼっこ」を除き、熟成期間を経て来年の春ごろから楽しめる。


収穫祭に訪れた人で埋め尽くされたブドウ畑=足利市で(ココ・ファーム・ワイナリー提供)

東京新聞-2013年12月15日

湯沢の障害者施設旅費:保護者会が負担、問題指摘の園長が6月末に退職 /秋田

2013年12月16日 01時32分38秒 | 障害者の自立
 湯沢市の知的障害者支援施設「皆瀬更生園」が研修旅行に業務で付き添う施設職員らの旅費などを入所者の保護者会に負担させていた問題で、市は問題を指摘した園長が6月末で退職していたことを明らかにした。

 市福祉課によると、前園長は4月の人事異動で着任後、問題点に気付き、「おかしい」と指摘。その後「一身上の都合」で早期退職を申し出たという。

 市はその具申に基づき、今秋実施された旅行の施設職員11人分は公費で支出。9月定例市議会で関連予算案(42万3000円)が可決され、1泊2日の研修旅行が実施された。

 湯沢市は2007年度まで職員分の費用を支出していたが、08〜12年度は厳しい財政事情などから予算化されず、結果的に入所者側が職員分を全額負担する形になっていた。負担総額は約300万円に上る。

毎日新聞 2013年12月15日 地方版