ゴエモンのつぶやき

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袖ヶ浦の福祉施設虐待事件 信頼裏切った責任重い

2013年12月25日 01時08分43秒 | 障害者の自立
 障害を持つ児童らが入所する県立福祉施設「養育園」(袖ケ浦市)で、あってはならない事件が起きた。入所する少年(19)が11月下旬に死亡したことをきっかけに、元職員の男性5人が少年を含む入所者10人を日常的に虐待していたことが、県などの調査で確認された。少年の死亡と虐待の因果関係は不明だが、呼吸困難で病院に搬送される前日に元職員の1人から虐待されており、県警が詳しい経緯を調べている。

 この施設は民間で受け入れることが難しい障害者らが利用している。本人にとっても、その家族にとっても、施設は信頼の置ける「最後の受け皿」であるはずだった。しかし、実態は違った。現時点では元職員5人が平成23年5月から虐待を続けていたことが判明。他の男性職員3人も入所者を暴行していた疑いが浮上し、寮全体で虐待が行われた可能性も出てきた。

 県の調査に、虐待を認めている元職員の1人は「安易な指導方法に頼ってしまった」と話しているという。だが「障害者への虐待」が「指導」であるはずがない。自らの指導力不足を認め、利用者を裏切った罪としっかり向き合うべきではないか。

 また、この寮には当時、リーダー以下13人の職員がおり、虐待を目撃した別の職員もいたが、少年が死亡するまで誰も報告しなかった。直接かかわっていなくても、それを見過ごしていた責任は重い。なぜ虐待が起こらないように、職員同士で協力し合うことができなかったのか。現場を全く視察せず、虐待に気付かなかった施設幹部たちの管理能力も問われる。

 障害者の日々の暮らしを支えることが、どれほど大変かは想像に難くない。職員の労働環境も過酷で、さまざまな改善が必要なことも事実だろう。だからといって、その鬱憤を社会的弱者にぶつけてよいはずがない。虐待した元職員らも、福祉の道に進むと決めた当初は「障害者の力になりたい」という高い志を持っていたはずだ。取り返しのつかない過ちを犯した5人には、事件の全容解明と再発防止のために真相を隠さず語ってほしい。

MSN産経ニュース- 2013.12.23 22:30

火災乗り越えミートパイ専門店再オープン

2013年12月25日 01時04分36秒 | 障害者の自立
 5月に火災で営業を休止していた帯広市内電信通り商店街にある多機能型障害者就労支援施設「てのひら」(平松一海施設長)のミートパイ専門店「TOKACHI PIE てのひら」(東2南6、同店長)が24日、再オープンした。開店直後から続々と買い物客が訪れ、目当ての商品を購入していた。

 同店は同商店街振興組合が障害者・高齢者との共生をテーマに進める活性化の一環として3月にオープンした。十勝管内の10~60代の障害者ら24人が働いている。

 新店舗はカントリー調のぬくもりある内装。店名も「TOKACHI meat PIEてのひら」から変えた他、商品も全てリニューアルした。

 豚丼風味の「十勝のパイ」(280円)をはじめ、「キーマカレーパイ」「チキンクリームパイ」など以前より1種類多い全5種類を販売する。

 この日は開店前に平松店長が「きょうが本当の意味でスタート。これからが勝負」と従業員の士気を高め、クルーの斎藤進さん(31)は「きょうからまたお客さまにおいしいパイをお届けしたい」と張り切って作業に当たっていた。

 来店した朽木絹子さん(64)は「以前にいただいたことがあり、おいしかったので買いに来ました。種類もあってうれしい」と笑顔だった。

 営業時間は午前11時半~午後2時。火・水曜定休(25日は営業し、年内は26、31日が休業)。問い合わせは同店(0155・25・2581)へ。


火災を経て再出発したミートパイ専門店「てのひら」

十勝毎日新聞社ニュース-2013年12月24日 13時52分

水巻の浅附さん陸上1500メートル初V アジアユースパラ競技大会

2013年12月25日 00時59分11秒 | 障害者の自立
 10月にマレーシア・クアラルンプールで開かれた障害者のスポーツ大会「アジアユースパラ競技大会マレーシア2013」で、知的障害部門の陸上競技1500メートルに初出場した遠賀町の養護老人ホーム「遠賀静光園」職員浅附(あさづけ)弘孝さん(18)(水巻町吉田東)が初優勝を飾った。7年後に開かれる東京パラリンピックに向け、「もっと努力して、世界の舞台で戦えるようになりたい」と語った。

 大会では、イランやマレーシア、中国などの選手8人で対戦。2位の選手に1秒差の4分24秒30でゴールテープを切った。「うれしさはもちろん、期待に応えられたことに、ほっとした」と振り返る。

 陸上選手だった父に憧れ、中学から陸上を始めた。北九州高等学園(中間市)に進学後、「もっと練習したい」と北九州市八幡西区の「本城陸上クラブ」に通い、大阪市の障害者陸上大会で3年連続入賞するなど、めきめきと力を付けた。

 今年4月、同園に就職。清掃や洗濯業務を担当し、週5回ほど、仕事を終えた後に10キロの走り込みや筋力トレーニングなどに励んでいる。

 8月に東京で開かれた選手権で好成績を残し、日本知的障害者陸上競技連盟の強化指定選手に選ばれ、大会への出場権を得た。

 現在の自己最高記録は4分18秒72。同連盟によると、パラリンピックで戦うには、4分5秒台を出せる力が必要という。負けず嫌いで、こつこつと努力して記録を伸ばすタイプだけに、「障害があることと、弱者であることはイコールじゃない。やればできることを証明したい。フルマラソンにも挑戦したい」と意気込んでいる。

 同大会には、北九州市からも2人が出場。車いすバスケットボールの福澤翔選手(22)(八幡東区)が銀メダルを、水泳の椎葉潤人選手(16)(八幡西区)が水泳100メートル平泳ぎと400メートル自由形で銅メダルを獲得した。


金メダルを手に今後の抱負を語る浅附さん

(2013年12月24日 読売新聞)