パラリンピック陸上の佐藤真海選手(31)が25日、中部電力の子会社で障害者雇用を担う「中電ウイング」(名古屋市)を訪れ、勤務する障害者らを激励した。
東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市出身の佐藤選手は社内を見学した後、交流会に出席。闘病生活の末に義足になった経験や故郷の被災に触れ、「困難に負けず、チャレンジを続けると、元気が出てきて新たな出会いがあるはず」と力を込めた。
中電ウイングは、印刷や花の苗の栽培、中部地方の特産品販売を中心に手掛けており、体に障害がある従業員約50人が働いている。
2013年12月25日 13時15分(共同)