障害者スポーツのイベントが今月から3月にかけて、県内で相次いで開かれる。運営に携わるNPO法人「ウェルフェアテニスクラブ」代表の山口怜生れおさんは、「2020年東京パラリンピックに向け、障害者がより気軽にスポーツを楽しめる環境づくりを進めたい」と参加を呼びかけている。
今月18日、県立ふれあいスポーツプラザ(伊勢崎市下触町)で開かれる「ぐんまNPOフェスティバル2015」では、車いすテニス、車いすバスケットボール、伴走ランニングを体験できる。伴走ランニングは、視覚障害者がボランティアと一緒に走ることで安全にランニングを楽しめるのが特徴で、同フェスティバルでは初めての試みとなる。
午前10時半~午後4時頃。入場、参加は無料。障害のない人も参加できる。バスケットボールを行う体育館では上履きが必要。
2月7日には、障害者スポーツを考える学習会が高崎市総合福祉センター(高崎市末広町)で行われる。主催は、高崎市障害者フットサル大会を運営する同市障害者サポートセンターる~ぷ。同大会に協力しているフットサル選手の高島大輔さんと、社会福祉士でもある山口さんが障害者スポーツの現状を報告し、参加者と意見交換する。午後1時半~4時。先着70人で参加無料。障害の有無にかかわらず参加できる。
3月21、22日には、県障害者テニス大会が県立ふれあいスポーツプラザで開かれる。試合は、障害の種類別にダブルスで行う。県内在住のテニス経験のある人が対象。年齢や性別は問わない。両日とも午前9時~午後3時。参加無料。申し込み締め切りは2月20日。
各イベントの問い合わせは次の通り。▽ぐんまNPOフェスティバル=群馬NPO協議会(027・243・5118)▽学習会=る~ぷ(027・370・8840)▽県障害者テニス大会=県障害者スポーツ協会(0270・63・2600)