ゴエモンのつぶやき

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障害者優先調達推進法4月で2年 物品・役務の発注拡大 諏訪地方6市町村

2015年01月14日 01時23分59秒 | 障害者の自立

 諏訪地方6市町村が、一昨年4月施行の障害者優先調達推進法に基づき、年度ごとに調達方針を策定し、障害者が働く事業所への物品・役務の発注を拡大している。障害者就労施設の「仕事量の増加や工賃アップにつながる」と成果を期待し、「民間にも活用の輪が広がってほしい」と願いを込める。一方で、行政側の発注と事業所側が受注可能な物品・役務との「マッチングが難しい」といった課題も挙げられている。

 3市でみると、昨年度は岡谷市が51万円、諏訪市が112万円、茅野市が130万円を発注。選挙啓発用のクッキーや保育園のおやつ、公共施設の草刈り、印刷物の製本などで、諏訪市の担当課は「きちんとした仕事で品質もいい」とし、「発注は着実に増えているが、掘り起こせばまだまだ仕事はあると思う」と話す。

 岡谷市によると、件数には反映されないが、施設で作ったコップ袋や給食袋などを入園準備品として公立全14保育園で紹介し、売り上げは10万円以上になるという。3市は今年度の目標額をそれぞれ100~120万円に設定する。

 富士見町は昨年度、35万円の目標をほぼ達成した。「従来(封筒詰めなどの)役務利用は保健福祉分野からの発注にとどまっていたが、全庁的に利用を促進し、浸透しつつある」と担当課。「対応可能なサービス、物品の情報共有が進み、民間にも活用の思想が広がれば」と願う。

 原村は、昨年度実績が74万円と、11年度比で12万円ほど上積みした。下諏訪町は「地域の障害者自立の支援ができる」と利点を強調。岡谷市内の福祉作業所の女性スタッフは「菓子の発注があり、行政主催のイベント会場に置いてくれる。地域住民に施設をPRできる」と喜ぶ。

 施行から1年半余り、成果だけでなく課題も出ているようだ。「施設側で受託できる用務・物品のメニューが明確でなく、問い合わせたり相談をしながら決めている。(選挙啓発物品など)突発的に調達が必要な場合もあり、利用が難しい面もある」と富士見町。「行政側のニーズと相手側の物品が合いにくい」(下諏訪町)と、マッチングの難しさを指摘する声も多い。

 障害者就労施設からの調達は国の基準で随意契約ができるが、茅野市は、競争入札を基本とする。担当課は「公平性を確保するためにも、できる限り一般業者と同じ土俵(競争入札)で勝負してほしい。そうすることで施設側の品質が向上し、仕事が増える」とし、「競争に耐えうる仕事や施設運営を考えることが、結果的に障害者の社会参加と自立を促すことになる」と指摘している。

:2015-1-13 6:01    長野日報


知的障害者の成人式

2015年01月14日 01時20分31秒 | 障害者の自立

大分市では知的障害者のための、成人祝賀会が開催され、新成人33人が保護者や友人と門出を祝いました。成人祝賀会は大分市手をつなぐ育成会が主催したもので、保護者や福祉施設の関係者ら870人が、新成人33人の門出を祝いました。式では齋藤國芳会長が「大人として、自覚をもって日々過ごしてください」と激励したあと、新成人を代表して近藤雅貴さんが感謝の言葉を述べました。大人の一歩を踏み出した新成人はそれぞれの未来にむかって決意を新たにしていました。

(1/12 18:55)    OBS大分放送



障害者とアート 最高賞に

2015年01月14日 01時16分41秒 | 障害者の自立

 障害者と健常者が共同で芸術を創造する企画「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」が昨年12月、先進的な「コ・クリエーション(共創)」活動をたたえる「日本のコ・クリエーション アワード2014」の最高賞にあたるベストケーススタディに選ばれた。パラトリエンナーレは、3年に1度の現代アートの国際展覧会「ヨコハマトリエンナーレ」の一部として昨年スタートしたばかり。初開催で栄誉に輝いた。

 パラトリエンナーレは、障害者と健常者が対等な立場で互いを補完し合いながら芸術作品を創り上げていくイベント。例えば、視覚障害者が日頃感じている「世界」を詩人と協力して詩で表現する。障害者支援ではなく、芸術の新たな可能性を探る取り組みだ。

 昨年のトリエンナーレに合わせ、25人の芸術家が8月1日から約3か月間、象の鼻テラス(横浜市中区)をメイン会場に、空間芸術やダンスなどの創作活動を展開。ワークショップ(体験型講座)なども開き、10万人超の観客を動員した。

 同アワードは、電通などが運営するウェブサイト「cotas(コタス)」の主催。「共創」は、異なる立場の人たちが協力しあい、新たな価値を生み出す活動のこと。コタスは先進的な取り組みをしている企業や団体、自治体を顕彰している。

 2012年から毎年、複数の活動事例をベストケーススタディとして選定。これまでに、発展途上国に太陽光発電を普及させたNPO法人や、不妊症問題や低出生体重児を減らす活動をしている一般社団法人などが対象となり、サイトを通じて紹介されてきた。

 昨年は、全国から約100件の応募があり、その中から、10件が最終審査に残った。パラトリエンナーレは「芸術家と障害者の協力によって多様性の実現をダイナミックに推進した」との評価を受け、ベストケーススタディ5件の一つに選ばれた。

 右足にがんの後遺症を抱えながらパラトリエンナーレの総合ディレクターを務めた栗栖良依さん(37)は「面白いと思って取り組んできた活動が評価され、率直にうれしい」と喜ぶ。障害者と健常者が芸術作品を創り上げるパフォーマンスを2020年の東京パラリンピック開会式で実施するのが夢といい、「これを励みに、目標実現に向け頑張りたい」と話していた。

2015年01月13日    読売新聞

「いろんなことにチャレンジを」 28人の若者を祝福−−長崎市 /長崎

2015年01月14日 01時13分38秒 | 障害者の自立

 心身に障害がある若者を対象にした成人式が12日、長崎市茂里町の市障害福祉センターであった。スーツや晴れ着に身を包んだ新成人28人が出席。家族ら約120人が、大人としての第一歩を踏み出す節目を祝福した。

  長崎市心身障害者団体連合会(桑野嘉典会長)が、市内在住の障害者を対象に開いており42回目。田上富久市長が「いろんなことにチャレンジして、人生を切り開いて」などとエールを送った。

 新成人代表であいさつした柴田歩香(あゆか)さん(20)は「たくさんの人に助けてもらい、できることも増えてきた」と20年を振り返った。現在はレストランで働いており「自分の力では乗り越えられないさまざまな困難を抱えているが、自立を目指して頑張る」と決意を語った。

 式では、新成人の幼いころの写真とともに「あなたの笑顔にパワーをもらいました」などと保護者のメッセージを紹介するコーナーもあった。ファストフード店で働く上野仁士(さとし)さん(20)は「これからも、何にでも挑戦したい」、母の智子さんは「親も一緒に成長して、成人した気持ち」と感無量の様子だった。

毎日新聞 2015年01月13日 〔長崎版〕    


【聴覚障害者をサポート】周囲で検出した“危険音”を可視化して知らせてくれる「Otosense」

2015年01月14日 01時05分57秒 | 障害者の自立

私たちが危険を感知するとき、まず聴覚で捉えた音によって知覚することが多い。そのため、耳の不自由な人たちはしばしば気が付くのが遅れ、ヒヤッとする場面に遭遇することもあるだろう。

周囲で検知した“危険音”を可視化する「Otosense」

そんな聴覚障害者をサポートしてくれるのが「Otosense」というアプリ。ユーザーの周囲で特定の音を検知すると、フラッシュしたり、バイブレーションすることで注意を促し、音を“可視化”“触覚化”して認識させてくれるツールだ。

「Otosense」は、流れている音から曲名を特定するアプリ「Shazam」と同じような仕組みで動作する。ただし、こちらはユーザーのいる実際の環境で発生している音にフォーカスし、アプリのライブラリに登録されている音とマッチングするかどうかをチェックする。

アプリをインストールすると、例えば火災報知機やガラスが割れる音など、もしライブラリに登録されている音を検出した場合には、ソフトウェアが起動し、リアルタイムでユーザーのスマートフォンやタブレットに、ビジュアルのアラートを送って知らせてくれる。このアラートはカスタマイズが可能で、追加でバイブレーションが発動するように設定することもできる。

既存ライブラリに、新たな音を追加可能

もし、ユーザーが普段行く場所や自宅周辺で発生する音の中で、登録ライブラリに該当するものがなかった場合、最大10の音をデータベースに追加することができる。開発チームとしては、2015年度中に最大50のオリジナル音を登録できるように、サービスを拡充したい意向だ。

ネット環境がなくても動作 スマートウォッチやライトと連動も

この「Otosense」が優れているのは、インターネット接続環境がなくても動作するという点。ただし、通信環境がある場合には、各ユーザーのスマートフォンがライブラリ該当音を検出したとき、自動でクラウドに同期し、アプリのネットワーク内で、他のユーザーたちに危険を知らせることができるという。

アプリはスマートフォン、タブレットで動作するほか、PebbleスマートウォッチやPhillips Hueスマートライトにも対応している。例えば、自宅で危険音を検知したとき、スマートライトが点滅したり、色が変化したりして、ユーザーに知らせるようなことが可能になる。

「OtoSense」は現在のところ、Androidのみに対応しているが、近いうちにiOSにも対応する見込み。

[2015/01/13]    マイナビニュース