ゴエモンのつぶやき

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高齢者向け立ち上がり楽々チェア 崇城大准教授ら設立の企業が2月販売へ [熊本県]

2015年01月21日 00時32分37秒 | 障害者の自立

 研究成果など大学の知的財産を生かした社会貢献に取り組むために、崇城大(熊本市)の准教授が中心となって設立したベンチャー企業が、高齢者や障害者などの立ち上がりを補助する介助椅子「楽立楽座 たて~る」を開発した。一昨年の開業以来、初の商品開発にこぎつけた。ばねなど衝撃を吸収する部品を使って転倒を防ぐ設計で、すでに特許も出願。九州の介護施設などを対象に2月下旬から販売を始める予定だ。

 開発に携わったのは同大のアハラリ・アリレザ准教授(工学)。2013年5月、有志とともに福祉用具開発製造会社「フュージョンテク」(熊本市)を設立後、リハビリ器具の開発を目指していた。介助椅子は、熊本市の介護施設を訪問した際、高齢者から「腰が弱って立ち上がるのがきつい。楽に立ち上がることができる器具がほしい」と要望を受けたのを機に、試行錯誤の末に誕生した。

 電力の要らない手動で、体重30キロから90キロ以上まで設定できる。最初は強め、ある程度立ち上がったら弱めになる2段階式で、体重90キロの場合、座面は最初に約50キロ、次に約20キロの力で起き上がる。体重を軽く設定するほど、座面が起き上がる力が弱くなる。

 アハラリ准教授と開発に関わった稲田雅嘉顧問は「体重よりも軽く設定すると立ち上がるのに自分の力がより必要になり、リハビリ効果もある」と話す。

 組み立て業務は、福岡県大川市の通所施設「就労継続支援 大地」に委託。価格は3万円弱程度という。

フュージョンテク=096(342)4449。

椅子の座面が自動で起き上がることで、高齢者の立ち上がりを補助する「楽立楽座たて~る」

=2015/01/20付 西日本新聞朝刊=


車椅子バスケ魅力知る 日本代表増子さんら原町三中で教室

2015年01月21日 00時26分39秒 | 障害者の自立

 被災地の子どもたちに、車椅子バスケットボールを通して障害者スポーツについて学ぶ場を提供する「アスリート・ビジットin福島」が19日、南相馬市原町区の原町三中で開かれた。 
 福島民報社、サントリーホールディングスなどでつくるチャレンジド・スポーツアカデミー実行委員会の主催。サントリーグループの東日本大震災復興支援事業「サントリー東北サンさんプロジェクト」と、被災3県の障害者スポーツを後押しする「チャレンジド・スポーツへの支援」事業の一環。県内では昨年9月の芦沢小(田村市)に続いて2回目の開催となった。 
 講師は女子の車椅子バスケットボール日本代表である上村知佳さん(東京都東村山市)、増子恵美さん(三春町)と、県車椅子バスケットボール連盟の7人。 
 日本を代表するプレーヤーの上村さんと増子さんは同校の一、二年生約70人を前に、自分がけがをした後、競技に取り組むようになった経緯や競技の魅力などを話した。体験授業で生徒は、競技用の車椅子に乗って車輪の動かし方やシュートを体験して難しさを実感。仲間の声援を受けながらミニゲームも楽しんだ。講師同士の対戦を観戦し、車椅子同士の激しいぶつかり合いや攻守の展開の速さに驚きの表情を見せていた。 
 上村さんは「一人でできないことも多くの協力で可能になる。今日の出会いもこれからの出会いも大切にしてほしい」、増子さんは「今日、みんなは競技を知って何かを感じた。100人いれば100の答えがある。それを認め合うことが大切」と呼び掛けた。二年生の川島一起君が感謝の言葉を述べた。開会に際し、事業に協力した、はらまちクラブの江本節子理事長があいさつした。 

増子さん(左)の指導を受けシュートする生徒ら

 2015/01/20     福島民報


思い込み排除し新たな顧客獲得を 秋田市で「観光未来塾」

2015年01月21日 00時21分02秒 | 障害者の自立

 観光事業者が経営ノウハウを学ぶ「観光秋田未来塾」が19日、県第2庁舎で開かれた。旅行代理店ベルテンポ・トラベル・アンドコンサルタンツ(東京)の高萩徳宗(のりとし)社長(50)が「思い込みでお客様を逃がしていませんか?」のテーマで講演。観光、宿泊施設の関係者ら20人が耳を傾けた。県観光連盟などの主催。

 同社は、旅行を諦めていた障害者や持病がある高齢者の観光ツアーを企画。全国で約1万社が競合するとされる旅行業界で、他社が客層に想定しないニーズを掘り起こしているという。

 高萩社長は「障害者は助けが必要というのは思い込み。空港で荷物の受け取りを手伝うなど少しの手助けで済む場合もある」と指摘。旅先でのリスクを減らすため、事前に客とコミュニケーションを密にし、打ち合わせを重ねていると説明した。

2015/01/20      秋田魁新報