山形県内で2014年度に確認された高齢者への虐待は計185件(計193人)、障害者への虐待は計19件(27人)で、ともに過去最多となったことが県のまとめで分かった。前年度に比べ高齢者は7件(10人)、障害者は6件(7人)それぞれ増えた。
高齢者虐待(06年度調査開始)は家庭内が183件(191人)と大半で、施設内は2件(2人)だった。被害者は女性145人、男性48人で、75歳以上が74.9%を占めた。
虐待したのは息子が40.4%に上り、夫15.8%、孫13.8%と続いた。内容は暴行など身体的虐待(126人)、無視など心理的虐待(74人)、介護の放棄など(40人)だった。
障害者虐待(12年度調査開始)の内訳は施設内5件(13人)、家庭内14件(14人)。施設内の被害者の大半は知的障害者で、家庭内は精神障害者7人、知的障害者6人だった。
県健康福祉部は、各市町村に加えて警察や消防署、老人クラブなどに相談窓口が設置され、発覚するケースが増えた面があるとみる。担当者は「通報態勢の充実を図り防止策に力を入れたい」と話す。
2015年09月10日 河北新報