ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

知的障害者を支援 「コーナスの学校」来春開設

2015年09月08日 02時01分30秒 | 障害者の自立

 知的障害者がアート活動に取り組む大阪市阿倍野区の多機能型事業所「アトリエコーナス」が、来年春に自立訓練機関「コーナスの学校」を設立する。社会生活のスキルを学ぶとともに絵画や写真、ダンスなど表現活動を行う。期間は2年間。運営するNPO法人コーナスの代表理事、白岩高子さんは「障害があっても、自分は何がやりたいのか探す時間、人生のスキマ時間が必要」と語る。

 日本一高いビル・あべのハルカスを望む下町に建つ築80年の町家。入り口には緑が茂る。柔らかな日差しが注ぐ中庭を抜けると、海外のギャラリーで作品が展示されるなど国内外で活躍するアーティストが制作に没頭するアトリエがあり、その隣が新たな“校舎”になる。

合言葉はYES

 アトリエコーナスは2005年に設立。白岩さんがそうであるように重度の自閉症児の保護者が中心となって1993年に立ち上げた小規模作業所が出発点だ。「わが子に居場所を」の思いで始まったアトリエでの合言葉は「YES」。白岩さんは「行為を承認する。“But”は使わない」と話す。

 伸びやかな環境で障害者たちは眠っていた能力を開花。設立後3年で全員がコンクールで金賞を獲得した。その後も障害者を受け入れてきたが、白岩さんはあるジレンマを感じていた。それは「進路選択の理不尽さ」だ。

人生のスキマ時間

 健常の若者には、進学か就職、留学、アルバイトなどの選択肢があるが、支援学校を卒業した障害者の進路の多くは、障害の度合いによって作業所に入るか、施設もしくは自宅での療養になる。「支援学校卒業後の選択肢が少な過ぎる。彼らには、幼いころから制限と制約があり、何事にも自信がない。自己肯定感を持って、自分のやりたいことを探す時間があってもいい」

 誰しもが少年期から青年期の葛藤、人生の“モラトリアム”があってもいいのではないか-。その問いの先にあったのが、「人生のスキマ時間」だった。

 学校では、朝のティータイムに始まり、午前はパソコン講習のほかマナー、コミュニケーションなど社会生活プログラム。午後にアート活動に入る。1年目は基礎、2年目を実践の年とし、卒業展も行う。

 これまでアトリエでは、重度の知的障害者を受け入れてきたが、学校では障害の範囲も広げる。「アートはコミュニケーションツール。生きる力」と白岩さん。新たな出会いを待っている。

                       

築80年の町家を改装したアトリエコーナス。「誰でも入れるように」と開放的な雰囲気が漂う.「コーナスの学校」の教室として活用される予定の部屋

2015年9月7日     大阪日日新聞


お年寄りにマッサージ 周南、視覚障害者が奉仕活動

2015年09月08日 01時58分05秒 | 障害者の自立

周南市視覚障害者福祉協会は6日、同市徳山の養護老人ホーム「きさんの里」(110人)で奉仕活動を行った。会員のマッサージ師13人が訪れ、入所者たちの体をもみほぐした。

 「敬老の日」に合わせ、1974年から毎年行っている恒例の活動。今回は入所者約40人がマッサージを希望し、広い和室で施術を受けた。

 お年寄りたちは畳に横になり、腕や背中、足などを丹念にもんでもらった。入所者の女性(86)は「いつも楽しみにしている。足をもんでもらったら軽くなった。ありがたい」と喜んでいた。

 同協会長の河島栄二さん(53)は「毎年、待っていてくれる人がいるのがうれしい。皆さんとの会話は楽しく、こちらが元気をもらった」と話していた。

マッサージを受ける入所者たち

2015年09月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

合併で 障害者支援の幅広げ

2015年09月08日 01時54分07秒 | 障害者の自立

知的障害者支援施設などを運営する魚沼市の社会福祉法人魚沼更正福祉会(堀之内、角屋禮士理事長)と、精神障害者の福祉サービス事業を手掛ける雪国魚沼福祉会(須原、酒井正男理事長)が1日、合併契約の調印式を、同市堀之内で開いた=写真=。合併は来年4月の予定。

 経営基盤を固めるほか、魚沼市全体をカバーすることで市との連携強化を狙う。昨年から両法人の職員が合併検討会議を立ち上げて協議してきた。

 雪国魚沼福祉会は解散し、魚沼更正福祉会が吸収合併する。調印式で角屋理事長は「精神障害者支援の分野を取り込むことで、支援の幅が広がる。両法人の人事交流で活性化も期待できる」と抱負を語った。

2015/09/07    新潟日報


身に着けるだけで支援要請 災害時の障害者用バンダナ、志木市が作成

2015年09月08日 01時47分41秒 | 障害者の自立

 災害時に支援を必要とする障害者を周囲が見落とすことがないように、志木市は身に着けることで支援を必要としていることをアピールできる災害時支援用バンダナを作成した。約80万円の予算で900枚作成。10月から一定の障害を抱える市民に希望で無償配布するほか、200枚弱は市内各避難所に備蓄品として保管する。

 バンダナは80センチ四方で、黄緑と紫の2色を対角線状に配置。四隅に「耳が聞こえません」「身体が不自由です」「目が不自由です」「避難に支援が必要です」と記され、二つ折りにして肩にかければ、使用者が用途に応じて使い分けることができる。

 市によると、同様のバンダナの作成例は県内にあるが、1枚で視覚、聴覚、身体など全ての障害に対応できるのは志木市のオリジナル。

 昨年1月、香川武文市長と市民との意見交換で、福祉団体から「外見からは支援が必要なことが分からない障害者がいる」「意思表示できない人がいる」などと、身に着けるだけで思いが伝わるバンダナを求める声が挙がり、作成することになった。

 市福祉課は「色や文字は障害者団体と検討し、“目立つ色”として決めた。大きめのサイズなので、災害で負傷した時の止血や、包帯の代用、防寒対策など、さまざまな利用ができるはず」と活用を期待している。

 問い合わせは、市福祉課(048・473・1111)へ。

志木市が障害者の意見を取り入れて作成した災害時支援用バンダナ。「身体が不自由です」は、大きめの綿素材の四隅にそれぞれ記された文字の一つで、折り方によって全ての障害に対応できるよう工夫されている

2015年9月7日      埼玉新聞


障害者女子ソフト、チーム設立へ 22日から参加選手らを募集

2015年09月08日 01時45分04秒 | 障害者の自立

 国内初の障害者女子ソフトボールチームの設立を目指す武蔵野プリティープリンセス(工藤陽介代表)は、22日から始まるスカウトキャラバンで選手の募集を本格的に開始する。

 障害者を含めた地域の活性化が目的で、スカウトキャラバンには男女問わず参加できる。障害を抱える人や、地域でソフトボールを楽しんでいる人ら誰でも参加が可能。

 キャラバンは、22日・県障害者交流センター▽10月17日・秩父市聖地公園グラウンド▽11月7日・深谷はばたき特別支援学校▽28日・加須市民運動公園野球場▽12月12日・所沢おおぞら特別支援学校―の5回行われる。いずれも午後1時からで参加無料。当日は女子ソフトボールの元五輪代表選手らも参加する予定。

 問い合わせや参加の申し込みは、工藤代表(電話080・7963・4373)へ。

2015年9月7日    埼玉新聞