ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者支援施設でもナタマメ豊作 利用者ら汗流して収穫

2015年09月17日 03時06分59秒 | 障害者の自立

 指定障害者支援施設「ポプラの家」(兵庫県丹波市柏原町柏原)の利用者も、近くの畑で今年から栽培を始めたナタマメの収穫作業に汗を流している。

 同施設では利用者が野菜作りに励んでおり、珍しい作物を楽しんでもらおうとナタマメを加えた。

 同市春日町の「こやま園」の契約農家となり、5月から育て始めた約220本は高さ2メートル超に成長。14日には、栽培担当の大谷義隆さんらが厚さ1・5センチ以上ある豆を約2時間で100キロ近く収穫した。

 「大変だけどとても楽しい」と大谷さん。作業は10月末まで続く。

畑で大きく育ったナタマメを収穫した施設利用者ら=丹波市柏原町柏原

時計2015/9/16     神戸新聞


知的障害者サッカー日本代表 監督に西さん就任

2015年09月17日 03時01分39秒 | 障害者の自立

 サッカーの九州リーグで9度の得点王に輝いた元ストライカーで、姶良市職員の西真一さん(42)が、知的障害者サッカー日本代表の監督に就任し、15日、市役所で記者会見に臨んだ。2018年にロシアで開催される知的障害者の世界選手権を見据え、「全員攻撃で優勝を目指したい」と意気込みを語った。(橋本龍二)

 西さんは大学卒業後、旧姶良町職員を務めながら13年間、ヴォルカ鹿児島でプレーした。2013年に知的障害者サッカー日本代表のコーチに就任し、主に攻撃面を指導。日本代表は14年夏にブラジルで開催された4年に1度の世界選手権で、これまでで最高のベスト4に入った。監督就任は8月27日付。

 記者会見で西さんは、監督就任の打診を受けた時のことを振り返り、「戸惑いもあったが、期待されていると感じて、力になりたいと思った」と述べた。さらに、「障害者でも健常者と同じようにサッカーができる。サッカーを通じて、希望と夢のある社会づくりに貢献していきたい」と強調した。

 会見には、日本知的障がい者サッカー連盟の役員や笹山義弘市長が同席。連盟の竹内浩三理事は西さんを監督に起用した理由を「選手への愛情が深い一方で厳しさもあり、周囲からの信頼が厚い」と説明し、「ロシアでの大会に向けて、チームを強くしてほしい」と期待を口にした。

 日本代表は19~23日に栃木県さくら市で強化合宿を行う予定で、「西体制」が本格的にスタートする。西さんは今後、全国大会などに足を運び、新戦力の発掘にも取り組むという。

就任記者会見で意気込みを語る西さん(中央)

就任記者会見で意気込みを語る西さん(中央)

2015年09月16日 Copyright © The Yomiuri Shimbun


障害者の職場探し応援 あす輪島でJobナビ

2015年09月17日 02時54分29秒 | 障害者の自立

奥能登 初開催 

 障害者支援に取り組む奥能登地域自立支援協議会は十七日に、輪島市三井町の奥能登行政センターで、就労支援をする事業者の合同説明会「Jobナビおくのと」を開く。障害者が就労先を探すのに役立ててもらう狙いで、こうした試みは初めて。

 学校卒業後や病院などの退院後の通所先を探している障害者本人と家族らに向けて、地元以外のさまざまな事業所を知ってもらうために企画した。

 会場には、輪島、珠洲、穴水、能登の二市二町にある就労継続支援B型事業所の八事業所がブースを設け、訪れた人に具体的な作業内容や求められる能力などを説明する。障害者本人や家族の相談にも応じ、適性などのアドバイスをする。

 ハローワークや障害者就業・生活支援センターのブースもあり、障害者雇用に取り組む民間企業の紹介や引き合わせもする。

 現在、同協議会は奥能登の特別支援学校や高校、病院などを回り、説明会への参加を呼び掛けている。担当者は「自分に合った事業所や企業を見つけるいいきっかけにしたい」と話す。

 午前十一時~午後三時で出入り自由。問い合わせはピアサポート北のと=電0768(52)0305=へ。

合同説明会への参加を呼び掛ける担当者=穴水町大町で

2015年9月16日     中日新聞


子を殺すか自分が死ぬか

2015年09月17日 02時48分22秒 | 障害者の自立

知られざる精神障害者家族の実態『「子供を殺してください」という親たち』

 7月15日にTBSで放送された『水トク!「THE説得」』。精神障害者とその家族を特集したこの番組では、統合失調症や引きこもり、家庭内暴力など、精神的に問題を抱える人々が次々に登場した。

 その多くが、20代から40代にかけての大人だ。彼らは、社会にうまく溶け込めず、家族とも長い間、関係を作れないままだ。

 しかし、そこには我が子を想う親の「なんとかしなければならない」という言葉はなく、ただただ「子供と絶縁したい」と考える親たちが大勢映し出されていた。

 この番組に登場するトキワ精神保健事務所の押川剛。精神障害者を抱えた家庭からの要請で、障害者本人と向かい合って説得し、病棟への移送を承諾させる、説得のスペシャリスト。そんな彼が記したのが『「子供を殺してください」という親たち』(新潮文庫)である。

 本書は、精神障害者を説得し、当該の施設にまで運ぶ「精神障害者移送サービス」に携わる著者による体験談と、精神保健福祉への問題提起がテーマとなっている。ゴミ屋敷となった家で初老の母親を奴隷のようにして生活する女性、交際していた女性と破局してしまったことが原因で家庭内暴力を振るうようになってしまった男性、親の金を無心し続ける40代の男性など、様々な障害者が登場する。
「精神障害者移送サービス」というのは、自分に病識(自身が病気であること)がない精神障害者を家族や親類に代わって病棟まで移送する仕事で、古くは警備会社やタクシー会社がその業務も行っていたという。多くの場合、精神障害者は、人として扱われることはなく、両脇を締め上げられて連れて行かれたり、す巻きのようにして身動きの取れないまま車に放り込まれたりしていたという。

 結果、本人たちは家族を逆恨みして、ある日施設から脱走したと思ったら家族全員を殺してしまったりなど、重大な刑事事件に発展するケースが絶えなかった。

 そんな状況を見かねて1996年に押川氏は、精神障害者移送サービス「トキワ警備」をスタートさせ、続けて精神障害者の社会復帰を目指す事業「本気塾」を開く。

 ところが、そこからが苦難の連続だった。患者たちは身勝手に放浪したり、目の届かない場所で第三者を巻き込んだ事件を起こしかねないため、集団で就業でき、かつ送り迎えが可能な職場を探さねばならない。押川氏の元に集まったスタッフと共に、塾生の社会復帰のため、毎日電話をかける日々が続く。やっとの思いで見つけた職場でも、理解を示してくれた職場の先輩を殴る事件を起こしてしまう塾生もいた。

 なぜ押川氏は、そこまで彼ら「精神障害者」に根気よく関わっているのか? それは、病棟に隔離された障害者たちと心を通わせた経験があるからだという。押川氏が中学生だった当時、通学路に隔離病棟があった。それは今ほど厳重に囲われていたわけではなく、怖いもの見たさから、その小さな窓から交流を始めた。入院患者のほとんどは自分の父親と同じくらいの年齢で、彼らから「坊主」と呼ばれ、たばこや食べ物の使いっ走りをして交流を深めた。
 押川氏が地元を離れて上京する時には、塀の中の障害者たちは涙を流して悲しんでくれた。以来、家族から、拒絶され一人で死んでいく障害者と、慈愛ともいえる思いで接している。

 一方で、精神保健福祉の現状を記しており、障害者のケアよりも利益を優先させる業界の空気を強く糾弾している。多くの病院は3カ月経過すると半強制的に退院させ、ベッドの回転率を上げることで利益を生み出す。そういった病院は儲かるが、ちゃんとした治療は行われることはない。利益度外視で運営する病院は、設備も古い中で、困窮しながら運営しているという。
 一度退院してしまうと、再度受け入れ先を探すことも困難になってしまう。問題を起こした障害者のブラックリストを、病院同士が共有しているためだ。そして、また家族が苦しむ日々に逆戻りとなってしまう。

 障害を持つ子どもばかりに問題があると考えがちだが、子供がそうなってしまった原因は、ほとんどの場合親にあると押川氏は断言する。障害を持つ子供と共依存してしまって、自身に原因があるとは全く気づかない母親や、子供に対して無関心で形だけの相談をし、あとは子供が死ぬのを待つだけという金持ちの親、子供に障害があるということを認めなくないからと、押川氏を逆恨みする親。

 そんな身勝手な親からこそ、「子供を殺してください」という言葉が吐き出されるのだ。それは「懇願」だと押川氏は明かす。それでも彼は、そんな親子のために活動を続ける。

2015年9月15日    日刊サイゾー


<出来秋を前に>障害者の雇用を支援

2015年09月17日 02時42分27秒 | 障害者の自立

 東北随一の歓楽街、仙台市青葉区国分町に本社を置く農業生産法人「MKアグリ」は、居酒屋「こちらまる特漁業部」を多店舗展開するエムケーコーポレーション(仙台市)が昨年9月に設立した。泉区実沢のハウス施設を買い受けるなどし、異業種から農業分野に新規参入した。
 「実沢ファーム」にあるビニールハウス2棟で水耕のミズナとレタス3種、土耕のトマトを栽培。葉物は自社店舗で提供するほか、大手ホテルチェーンの朝食用として供給している。
 専従の社員6人を指導役に、障害者の就労を支援する関連会社のMKアシスト(塩釜市)の利用者8人が苗の育成やパネルへの移植、包装作業などに当たる。「農福連携」による生産体制が大きな特徴だ。
 職業指導員の尾形健さん(42)は「水耕で育てられた野菜は土臭さがなく、すっきりした味わいでサラダなどに向いている。農作業を通じて障害者の自立も支援したい」と話す。
 サトイモやキノコなどの農産物輸入も手掛けるエムケーコーポレーションが農業に乗り出すきっかけは、人件費の増加や円安による中国産野菜の価格高騰だった。取引がある中小の食品加工会社は、多くが原料の確保に四苦八苦している。
 流通や販売の3次に強みを持つ同社が1次の生産に携わることで、雇用を含めた食材供給の循環を東北で再構築したいと願う。松原茂社長(56)は「既存の農業生産者と協力関係を築きながら、新たな農商工福の連携モデルをつくりたい」と意気込みを語る。

<メモ>1カ月の生産量はミズナが約250キロ、レタスは500~600キロに上る。トマトはカゴメに全量出荷。若林区の農地でサトイモの生産にも取り組み始めた。連絡先は022(215)5551。

社員の指導を受けながら、青々と育ったミズナの収穫作業に取り組むスタッフ

2015年09月16日   河北新報