ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

7日から人権電話相談 高齢者、障害者虐待など

2015年09月06日 02時57分34秒 | 障害者の自立

 大分地方法務局と県人権擁護委員連合会は「高齢者・障害者の人権あんしん相談」強化週間(7~13日)に合わせ、電話相談を受け付ける。
 通常も平日午前8時半~午後5時15分に電話相談をしているが、強化週間中は時間を延長し、土、日曜も実施する。高齢者や障害者の虐待などに関し、人権擁護委員が相談に応じる。
 強化週間の受付時間は▽7~11日 午前8時半~午後7時▽12、13日 午前10時~午後5時。相談番号はTEL0570・003・110。

※この記事は、9月4日大分合同新聞夕刊10ページに掲載されています。


観光地、障害者に優しく

2015年09月06日 02時49分48秒 | 障害者の自立

 障害者らに優しいバリアフリー(障壁のない)観光のあり方について考える「バリアフリー観光推進大会」(県主催)が4日、津市で開かれた。大会には300人余りが参加。識者らによる討論では、来年5月の伊勢志摩サミットをきっかけに増加が見込まれる外国人観光客の「おもてなし」に、バリアフリーをどう位置づけるかについても意見が交わされた。

 初めにNPO法人「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」(鳥羽市)の中村元はじめ理事長が、個々の障害の状況に応じて旅を楽しんでもらう「パーソナルバリアフリー基準」について説明。「外国人観光客は車いす利用者も少なくない。バリアフリー観光はアピールポイントになる」と語り、10月には英語版のバリアフリー観光情報サイトを設ける考えを明らかにした。

 「五体不満足」の著書で知られる作家の乙武洋匡ひろたださんは「観光のユニバーサルデザイン 本当のおもてなしとは?」と題して講演。世界各国を旅した経験などから、「おもてなしと言うが、国内の良い場所をアピールすることだけに力点が置かれがち。障害者をひとくくりにせず、訪れた人がその人らしく過ごせるようにすることが大切だ」と強調した。

 乙武さんや、障害者の就労支援に取り組む社会福祉法人「プロップ・ステーション」(神戸市)の竹中ナミ理事長、鈴木英敬知事による討論では伊勢志摩サミットも話題となった。

 乙武さんは「車いすで入店できるのかなど、ガイド本に少し書いてあるだけで下調べは楽になる。外国人観光客らへの対応として、絵やマークでの案内は分かりやすい」と提案。竹中さんは「サミットで観光客は間違いなく増える。開催地でバリアフリー観光が進んでいるというのは興味深いこと」と語った。

 鈴木知事は「多様な人たちを受け入れる下地を作るチャンス。コンシェルジュ(案内人)など人材育成も進めたい」と述べ、受け入れ態勢の充実に取り組む考えを示した。

 津市の主婦樋廻ひまわり光子さん(69)は「バリアフリーを福祉の側面だけで考えていたが、一人ひとりに楽しんでもらうという観光面にとっても大事なことなんだと知った」と話していた。

バリアフリー観光について意見を交わす乙武さん(左)ら

2015年09月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

香南市の障害者就労支援施設の野菜菓子が人気に

2015年09月06日 02時42分50秒 | 障害者の自立

 地元野菜を使った洋菓子を製造する香南市香我美町下分の障害者就労支援施設「みかんの丘あけぼの」の商品が8月から、自然食品を扱う大手商社「オーサワジャパン」(東京都)からプライベートブランド(PB)として販売されている。オーサワジャパンのホームページで紹介された炒めたタマネギを練り込んだ洋菓子などが好評で、障害者就労支援施設「みかんの丘あけぼの」は「お盆休みもないくらい忙しかったが、利用者の可能性や能力を引き出すことにつながる」と喜んでいる。 

 「みかんの丘あけぼの」は、利用者10人とスタッフ4人が洋菓子の製造販売に取り組んでいる。地元産のニラやナスなどを使って季節ごとの商品を開発し、高知自動車道・南国サービスエリア(下り)や香美市土佐山田町の量販店などで販売している。 

 オーサワジャパンは有機栽培の穀物や野菜を中心に取る食事法「マクロビオティック」の食品などを扱う商社。「みかんの丘あけぼの」が東京の取引先で販売していたスティック菓子に着目し、4月、販売を持ち掛けた。 

 「みかんの丘あけぼの」は発注を受け、炒めたタマネギを生地に練り込み、ブラックペッパーで味付けした既存商品に加え、高知県産ローズマリーを使った新商品を開発。この2種類をオーサワのPB「ポリポリスティック」(50グラム、税込み388円)として売り出した。 

 8月初旬、オーサワジャパンのホームページに商品が載ると反響が大きく、発売1カ月足らずで約2千袋を納品した。それまでは月700袋ほどの販売で、「みかんの丘あけぼの」の営業主任、渡部学さん(56)は「体に優しいお菓子作りを目指してきた。(多くの消費者に)今回認めてもらえ、施設利用者の励みになっている」と話していた。 

 2種類の商品は、オーサワが10月に発行するカタログにも掲載され、全国約2600の店舗に紹介される。

2015年09月05日    高知新聞


障がい者・児「秋の交歓会」

2015年09月06日 02時37分15秒 | 障害者の自立

障害者と健常者がスポーツを通じて交流を深める「秋の交歓会」が大分市で始まり、参加者が爽やかな汗を流しました。この「秋の交歓会」は県や県内の社会福祉団体が毎年この時期に開催していて、今年で37回目を迎えます。5日は卓球バレーが行われ、県内の福祉施設から16チームおよそ130人が参加しました。卓球バレーは6人1チームの12人が卓球台を囲んでイスに座り、台とネットの間にボールを通して打ち合います。試合は4つのリーグに分かれて総当たり戦が行われ、各チームとも練習の成果を披露していました。バレーボールと同じく3打以内に相手コートに返さなければならず、白熱した試合展開に参加者から笑顔が見られました。「秋の交歓会」は6日まで実施されます。

(9/5 19:33)   OBS大分放送ニュース



発達障害乗り越え「自分らしさ」伝える 宮崎のピアニスト・野田さん

2015年09月06日 02時30分38秒 | 障害者の自立

 発達障害のある宮崎市在住のピアニスト、野田あすかさん(33)が、この春から活発に活動している。人前での演奏が苦手だったが、自らの障害を知り、演奏会で観客の拍手や笑顔に触れることで前向きになることができた。「障害のある人や、つらい思いをしている人たちに、頑張り過ぎず、自分らしく生きていいんだよと伝えたい」と話す。

 宮崎市内の特別支援学校でのコンサート。児童・生徒や保護者ら約200人を前に、自身と同じような障害があり、周囲との関係に悩む子どもたちへの自作のメッセージソング「手紙~小さいころの私へ~」を披露した。

  「みんなと同じになれるよう頑張って 悔しい思いをしているけど いくら頑張っても 同じになれないこと感じてる」

 「でもね 周りをよく見てごらん あなたを見守っている人が こんなにたくさんいること あなたに気づいてほしい」

  歌の後で大きな拍手を受けると、「私の気持ちが届いたならうれしいな」。はにかんだ笑みを浮かべた。

 2歳の時、親戚からもらったオルガンで初めて鍵盤に触れた。4歳からピアノ教室に通い、学校から帰ると、虫の鳴き声などをメロディーにして遊んだ。

 幼い頃から人とのコミュニケーションが苦手で、人間関係に強いストレスを感じるとパニック状態になった。発達障害は当時知られておらず、周囲の理解不足から、高校ではいじめを受け、転校という悲しい経験もした。

 音楽教諭を夢見て、宮崎大教育文化学部に進んだがなじめず、過呼吸の発作を繰り返し、2年で退学。医師の指示でピアノから約1年間遠ざかった。

 思いを断ち切れず、宮崎学園短大音楽科の長期履修生となった。「あなたはあなたのままでいい」という教授の言葉に救われた。奏者の心が沈んでいると、どんな曲も悲しい音色になる。無理をしないで音楽と向き合う大切さを教わった。

 22歳だった2004年8月、短期留学したオーストリア・ウィーンで過呼吸の発作を起こして病院に運ばれ、広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)と初めて診断された。「自分が友達と違うのは分かっていたけど、努力が足りないからだと考えていた。発達障害だと分かってホッとした」と振り返る。

 宮崎の音楽コンクールで06年にグランプリを受賞。09年にはピアノ界のパラリンピックといわれる「国際障害者ピアノフェスティバル」で、銀メダル、オリジナル作品賞、芸術賞のトリプル受賞を果たした。宮崎県内の音楽イベントに招かれる機会も増えた。

 「聴いてくれた人たちの拍手や笑顔は『上手だったね』ではなく、“心の音”を受け止めてもらえた合図なんだ」。自宅でのピアノ教室が中心だった音楽活動を広げることを決めた。今春以降、県内外の老人ホームや学校などでコンサートを開催。5月には、歩みをつづった「発達障害のピアニストからの手紙」(アスコム)を出版した。

 「周りに苦しんでいる人がいたら、その人らしさを認めてほしい。言葉ではうまく表現できないけど、ピアノなら伝えられる」。メロディーに乗せて思いを届けたいと願っている。

 コンサートで、手話を交え自作の歌を披露する野田さん 

コンサートで、手話を交え自作の歌を披露する野田さん

2015年09月05日 Copyright © The Yomiuri Shimbun