心や体が人と異なることによるバリアーをなくして楽しく生きよう、をコンセプトにしたNHKテレビEテレの障害者向け情報発信番組「バリバラ」(毎週日曜午後7時)が企画したバリアフリー・ファッションショー、略してバリコレが12日、大阪市北区のグランフロント大阪北館ナレッジプラザで行われ、計3回のステージに多数の見学者が入れ替わりながらステージに声援を送った。
準レギュラーのはるな愛さんが番組出演した際に、「パリコレがあるんやったら、私たちもバリコレやろう」と、司会者の山本シュウさんと大西瞳さんに提案し実現。ゲストにファッションモデルの押切もえさんを迎え、車いすや義足のモデルをはじめ、知的障害のある人や性的少数者も加わって歌や踊りのショーを展開した。
全国から集まったデザインチームがユニークなバリアフリー作品を発表。はるなさんもデザイナーやモデル、ダンサーとしてフル出演した。
会場では、障害を持つ人らを対象に、ネイルアートやヘアアレンジ、メークの無料体験コーナーをワークショップとして開催。司会の山本さんと大西さんは「“障害があっても格好いい”から、今日のショーで“障害があるから格好いい”まできた」と満足げだった。
発案者のはるなさんは「こんなに皆が力を合わせて楽しんでいるファッションショーは初めて」と笑顔。押切さんも「会場とステージの一体感が素晴らしかった」と感動していた。
この模様の放送は、10月4日と11日の2回に分けて放映される。
はるな愛さん(右)をはじめとする性的少数者らによる踊りのパフォーマンス
2015年9月13日 大阪日日新聞