ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「障害者」という個人は存在しない

2018年01月08日 02時48分59秒 | 障害者の自立

助けてほしい人も、放っておいてほしい人も、励ましてほしい人もいるでしょう。

前回書いたブログが「Huffington Post」に転載されました。それを受けて、あらためて。

障害者と接するにあたって困惑する人は多い。

「助けたらいいのか、放っておいたらいいのか、励ましたらいいのか、同情したらいいのか。障害者って、よくわからん」

困惑する気持ちも、わからなくはない。でも、よく考えてみれば「障害者」なんていう個人は存在しないのだから、そりゃ助けてほしい人も、放っておいてほしい人も、励ましてほしい人も、同情してほしい人もいるでしょうよ。

 だからね、そもそも「障害者とはどのように接したらいいのか」という発想自体が間違っていると思うんです。いまあなたの目の前にいる相手が何を望んでいて、どう接してほしいのか。それを探ってほしいんです。健常者が相手だと、みんなそれを自然にやっているじゃないですか。

それに加えて。

「乙武さんがこう言ってるから、他の障害者もこうなのだろう」といった発想も、それこそ愚の骨頂なのでやめてほしい。メディアはもっと私以外の障害者の声を積極的に拾いに行くべきだと思う。ホント、いろんな考え方の人がいるから。長らく続いてきた"乙武一極集中"状態はちっとも健全ではないし、多様性がない。

 今回、こうしてあもりさんの声がブログに載って多くのみなさんに届いたことは、本当に良かったと思う。同情してほしい障害者がいたって、いいじゃない。あもりさんにはこれからも発信を続けてほしいし、他の障害者の方にもガンガン発信してほしい。そして、みなさんには、ぜひともそうした声に耳を傾けてほしいな、と。

え、ちなみに乙武さんはどうしてほしいのかって? いままでは放っておいてほしかったけど、一昨年の"ある時期"からは、みなさんからの励ましの声が欲しくて仕方ありません(笑)。

 (2018年1月7日「乙武洋匡オフィシャルサイト」より転載)

県立聾学校の河津さん 楊志館高校ボランティア部 地道な活動に文科大臣表彰

2018年01月08日 02時39分51秒 | 障害者の自立

 聴覚障害者の生涯学習活動を長年支援してきた県立聾学校実習教師で、ろう者の河津知子さん(46)=大分市志手=と、楊志館高校ボランティア部=同市桜ケ丘=が文部科学大臣表彰を受けた。絵本の読み聞かせやスポーツ大会の運営を手伝うなど地道な活動が評価された。表彰制度は本年度から新設され、全国の14個人、47団体に贈られた。
 河津さんは、1999年から月1回、聾学校などを会場に、手話を使った読み聞かせを続けてきた。絵はスクリーンに映し、手だけでなく表情を駆使して物語の世界を伝える。
 読み聞かせ会には、聾学校の児童・生徒や家族だけでなく、地域の学校に通う聴覚障害児ら計20~30人が参加。終了後は体験談を話したり、母親の悩み相談を受けるなど情報交換の場にもなっている。元同僚が指導するラグビーチームと障害児の交流も定期的に続けている。「助け合える仲間をつくり、刺激を受ける場所が大事」という思いからだ。
 受賞については、「戸惑いもあるが、とてもありがたい。子どもの笑顔があるから頑張れた」と喜ぶ。今後も活動を続けていくつもりだ。
 楊志館高校ボランティア部は、1988年の創部以来、先輩から後輩へと受け継いできた約30年間の奉仕活動が評価された。高校では唯一の受賞となった。
 部員は福祉科の生徒が中心。現在は1~3年生15人が所属し、県障害者スポーツ大会や大分国際車いすマラソン大会などのボランティアスタッフとして運営を手伝う。近くの聾学校生のほか、県内の障害者支援施設や高齢者施設を訪ね、利用者との交流も続ける。
 3年の後藤もも部長(17)は「活動は大変なことも多いが、小さな喜びがたくさんある。先輩がつないできた奉仕の心や自主性を生かしたい」と意気込む。顧問の佐々木修教諭は「活動は大きな学びと成長の場。表彰を励みにステップアップしてほしい」と期待していた。

聴覚障害児らに読み聞かせなどの活動を続ける河津知子さん=大分市の県立聾学校

次へ聴覚障害児らに読み聞かせなどの活動を続ける河津知子さん=大分市の県立聾学校

 ※この記事は、1月6日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。


「ゲーム障害」を新たな病気として追加へ WHO

2018年01月08日 02時36分20秒 | 障害者の自立

生活に支障を来すほどゲームに熱中する症状について、WHO=世界保健機関は「ゲーム障害」という新たな病気として「国際疾病分類」に加えることになり、世界で治療や実態の把握が進むか注目されます。

これはWHOが5日、本部のあるスイスのジュネーブで明らかにしたものです。

WHOは現在、病気や死因などの統計を国際的に比較するための「国際疾病分類」の改訂作業を行っていて、ことしの夏ごろに最新版が公表される予定ですが、これに新たな病気として「ゲーム障害」を加えるということです。

「ゲーム障害」と診断する基準として、WHOは、ゲームをしたい欲求を抑えられずにゲームを続けてしまう状態が1年間続き、家族関係や仕事を含めて生活に支障を来している場合と説明しています。

インターネットやスマートフォンの普及により、オンラインゲームなどに過度に依存する問題が世界各地で指摘されるようになりましたが、これまで国際的に統一された定義や統計はありませんでした。

WHOの「国際疾病分類」は、世界の医療従事者や研究者が指標として使用していて、これに「ゲーム障害」が新たな病気として加えられることで、今後、世界で治療や実態の把握が進むか注目されます。

1月6日   NHK


「デフリンピック」バレー金 兵庫の2人に顕彰状

2018年01月08日 02時25分13秒 | 障害者の自立

 昨年7月にトルコで開かれた4年に1度の聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」で頂点に立った女子バレーボール日本代表の安積梨絵(兵庫県姫路市在住)と畠奈々子(稲美町出身)に6日、兵庫県バレーボール協会から顕彰状が贈られた。

 ともに26歳の2人は、兵庫県聴覚障害者協会に所属。週末ごとに全国各地での合宿に参加し、練習を重ねて実力をつけた。日本は4連勝で予選を1位で通過すると、ブラジル、ウクライナ、イタリアを破り、すべてストレート勝ちで16年ぶりの優勝を決めた。

 「簡単にボールを落とさない団結力で勝てた。頑張ってきてよかった」とセッターの畠。4回目の出場で栄冠をつかんだレフトの安積は「ここまでが長かっただけに、とてもうれしい」と喜んだ。金メダルをかけた2人に顕彰状を渡した同協会の豊田稔会長は「兵庫の選手が世界で活躍し、大変喜ばしい」と祝福した。

デフリンピックのバレーボールで世界一になった安積梨絵さん(左から2人目)と畠奈々子さん(同3人目)=兵庫勤労市民センター

デフリンピックのバレーボールで世界一になった安積梨絵さん(左から2人目)と畠奈々子さん(同3人目)
 
2018/1/6   神戸新聞NEXT

岡山の野球界発展に大きく貢献 星野さん死去、知人やファン追悼

2018年01月08日 02時19分35秒 | 障害者の自立

 6日、死去が明らかになった元プロ野球選手、監督の星野仙一さん。岡山県内では、出身地の倉敷市をはじめ、星野氏と親交があった人やファンから追悼の言葉が相次いだ。

 「5日の通夜で会えたが、安らかな顔だった。殿堂入りの時に『最後の写真を撮ろう』と言われたのが、今にして思えば…。家族以外には告げずに1年半、気力で闘病されたという。本当に男の中の男だった」と星野仙一記念館(倉敷市)の延原敏朗館長(76)は肩を落とした。

 同館には6日、献花台と記帳台が設けられ、楽天の倉敷キャンプでボランティアを務めている主婦(73)=同市=は「スタッフやファンにはいつも優しかった。部屋にぜんざいを届けた時の温かな笑顔と『ありがとう』の一言が忘れられない」と遺影に手を合わせた。

 福祉・医療施設を運営する社会福祉法人旭川荘(岡山市)の末光茂理事長は、星野氏が1984年から毎年のように施設を訪問し、障害のある子どもたちを励ましたエピソードを紹介。「星野さんが教えてくださった『ティーボール』によって子どもたちは夢に向かって努力すること、勝ちにこだわって頑張ることの大切さを知った。心優しい闘将でした」と感謝した。

 団体職員皆木英也さん(71)=同市=は倉敷商高の同級生。「昨年12月、大阪市で野球殿堂入りを祝う会が開かれた際には会場入り口で『元気か』と声を掛けた。顔色が悪く少し心配していたが…。お疲れさま。安らかにお眠りください」としのんだ。

 JR岡山駅周辺でも多くの人が星野氏の歩みを称え、突然の死を悼んだ。岡山市の実家に帰省中の大学4年の男子学生(22)は「楽天の監督に就任してからマスカットスタジアムでの秋季キャンプなどプロ野球を楽しめる機会が増えた。岡山の野球界の発展に大きく貢献した人」。岡山市の女性(74)も「私たちには身近なスター。まだまだ活躍できる年齢で信じられない。障害者施設への慰問や障害者スポーツ大会を長年続けられ、野球界以外にも功績は大きい」と話した。

 阪神監督としてリーグ優勝を果たした2003年の胴上げを鮮明に覚えているという会社役員の男性(60)=同市=は、言葉を詰まらせながら星野氏への思いを語った。

 「厳しいイメージがあるが選手を褒めながら上手に起用していた。こんな上司になりたいと思っていた。周りを引き付けるものすごく魅力的な人だった」

 ◇

平松政次さん「気迫の投球に圧倒された」

 昨年1月、星野氏と同時に野球殿堂入りした高梁市出身の平松政次さん(70)は「昨年11月末、東京であった星野さんの殿堂入りを祝う会に出席したが、変わった様子はなかったのに」と驚きを隠せなかった。

 岡山東商高エースとして1学年上の星野氏と投げ合い、プロ入り後の大洋(現DeNA)でも何度も対決しており、「高校時代に初めて星野さんと対戦し、並々ならぬ闘志に圧倒された。その印象はプロに入っても同じ。ライバルとして負けたくない気持ちが互いにあったから殿堂入りにつながったのだろう」と振り返った。

 気迫あふれる投球でファンを魅了した郷土の先輩について「親友の山本浩二さんや田淵幸一さんにも弱音を吐いていないと思う。マウンドの星野仙一が最期までいた」と話した。

伊原木隆太岡山県知事「多くの県民に感動」

 野球に対するひたむきな姿勢や真っ向勝負を挑む姿は、多くの県民に夢や勇気、大きな感動を与えてくださいました。多方面で一層のご活躍を期待申し上げていただけに、残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。

伊東香織倉敷市長「常に郷土倉敷応援」

 倉敷市においては、キャンプや公式戦・オープン戦の開催にご尽力くださり、常にふるさと倉敷を応援してくださいました。野球殿堂入りを果たされるなど、郷土倉敷の誇りです。心からありがとうございましたと申し上げたい。