助けてほしい人も、放っておいてほしい人も、励ましてほしい人もいるでしょう。
前回書いたブログが「Huffington Post」に転載されました。それを受けて、あらためて。
障害者と接するにあたって困惑する人は多い。
「助けたらいいのか、放っておいたらいいのか、励ましたらいいのか、同情したらいいのか。障害者って、よくわからん」
困惑する気持ちも、わからなくはない。でも、よく考えてみれば「障害者」なんていう個人は存在しないのだから、そりゃ助けてほしい人も、放っておいてほしい人も、励ましてほしい人も、同情してほしい人もいるでしょうよ。
それに加えて。
「乙武さんがこう言ってるから、他の障害者もこうなのだろう」といった発想も、それこそ愚の骨頂なのでやめてほしい。メディアはもっと私以外の障害者の声を積極的に拾いに行くべきだと思う。ホント、いろんな考え方の人がいるから。長らく続いてきた"乙武一極集中"状態はちっとも健全ではないし、多様性がない。
え、ちなみに乙武さんはどうしてほしいのかって? いままでは放っておいてほしかったけど、一昨年の"ある時期"からは、みなさんからの励ましの声が欲しくて仕方ありません(笑)。