ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「農業と福祉」相互補助…障害者が活躍

2018年01月25日 17時16分59秒 | 障害者の自立

人手不足解消 就労の場確保

 高齢化や後継者不足に悩む農業と、障害者の働く場の確保が課題の障害者福祉を結びつけた「農福連携」が県内で注目を集めている。農業への就労で障害者の賃金アップや就労訓練につながるほか、農家の人手不足も解消する取り組みとして期待される。受け入れる農家や障害者施設職員の負担など、普及に向けた課題もある。(高橋学)

 名産地として知られる奥州市江刺区でリンゴを育てる「菅野農園」に昨年11月、市内外の障害者福祉施設の職員や農家ら約30人が訪れた。同園で行われている農福連携の取り組みを視察するためだ。

 一般企業での就労が難しい知的障害者らが働く就労継続支援B型事業所「ワークセンターわかくさ」(奥州市江刺区)の利用者3人が、リンゴを1個ずつ機械の上に載せてセンサーにかざす。蜜の入り具合を調べ、適切な販売時期を決めるための作業だ。農園に週1、2回通う三浦実さん(68)は「屋外の農作業で気分がリフレッシュする。できる範囲の仕事で体力的にもきつくない」と話す。

 農園では、わかくさの利用者14人が交代で週4回働く。1回2~4人で、季節に応じて、果実の表面を日に当てる「玉回し」や摘果などを行う。視察した一関市の小菊生産者、那須真さん(58)は「良い手本を見られた。作業を分割して簡単にすれば、うちでもできるかもしれない」と期待を寄せた。

 農園によると、農福連携を試験的に始めた2016年11~12月、わかくさなどから受け入れた障害者が蜜の入り具合を調べた作業は計348時間。その分、熟練従業員を収穫に充てることができ、利用者の作業は推定1305万円の収入につながった。農園の菅野千秋社長(43)は「期待以上の成果だ」と感謝する。

 利用者の賃金も増えた。県内のB型事業所では16年度の平均月額が1万8808円だったが、わかくさでは昨年11月、月額2万4000円に達した人もいた。農園の従業員とあいさつを交わすうちに社交性が高まった利用者もいた。高橋英絵主任(44)は「地元の名産品作りに加わり、地域社会とのつながりも深まった」と手応えを感じている。

 農林水産省などによると、16年の県内の農業就業人口は6万7100人で、12年比で1万人以上減った。平均年齢は3歳ほど上がり、69・3歳。一方、県内の民間企業で働く障害者数は昨年6月現在3089人で過去最多だった。

 行政も農福連携を推進する。県は今年度、県社会福祉協議会に事業を委託し、施設利用者を受け入れている農家の視察や農福連携による農産品の販売イベントを開くなどしている。

 課題もある。賃金を支払う農家に資金的な余裕がないと障害者の受け入れが進まず、障害者施設では職員が農作業に同行することで施設内の職員の負担が増す可能性もある。県障がい保健福祉課は「農家や施設にどのような支援ができるか考えたい」としている。

視察に訪れた障害者施設職員らに農福連携の取り組みを説明する菅野さん(左)(昨年11月、奥州市江刺区で)

視察に訪れた障害者施設職員らに農福連携の取り組みを説明する菅野さん(左)(昨年11月、奥州市江刺区で)

2018年01月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

障害者車内放置死 職員らを業過致死で書類送検

2018年01月25日 17時12分15秒 | 障害者の自立

 埼玉県上尾市の障害福祉サービス事業所「コスモス・アース」(現・生活介護とさき)で昨年7月、男性利用者(当時19)が送迎車内に放置されて死亡した事件で、埼玉県警は22日、同事業所の職員ら計3人を業務上過失致死の疑いで書類送検し、発表した。

 県警などによると、利用者は昨年7月13日午前9時ごろ、送迎用ワゴン車で事業所に到着した後、車内に6時間以上放置され、後部座席で倒れているのが見つかった。死因は熱中症だった。知的障害があり、到着時は寝ていたとみられる。

 書類送検されたのは送迎車の運転手の男(74)=さいたま市北区=と、死亡した利用者を担当していた職員の男(37)=同県白岡市=、当時出欠確認を担当していた元職員の女(26)=上尾市。捜査1課によると、運転手は到着時に車内の確認を怠り、他の2人は、欠席連絡がない状態で利用者の不在を認識しながら責任者らへ報告せずに利用者を放置し、死亡させた疑いがある。

 ログイン前の続き一方、当時の事業所責任者の男(75)=事件当日に事業所内で女性職員の体を触ったとして強制わいせつ罪で公判中=は、報告を受けていなかったとして書類送検されなかった。

 県などによると、事業所は軽作業などで障害者の自立を促す生活介護施設として2014年に開設。当日は約15人の職員が勤務していた。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>2018年1月23日

 


聴覚障害者に支援ボード…前橋市

2018年01月25日 17時03分56秒 | 障害者の自立

絵や文字で体調など表記

 災害時に、聴覚障害がある人などと円滑に意思疎通を図れるようにするため、前橋市は、文字やイラストを使った「コミュニケーション支援ボード」を作製した。小中学校など、市内の指定避難所となっている76か所に配布している。

 支援ボードはA4判。ひらがなやアルファベットの一覧表を用意したほか、「体調・けが」や「欲しいもの」など、項目別のボードを作った。

 体調・けがのボードでは、「熱がある」「咳(せき)がでる」「動悸(どうき)がする」などをイラストと文字でまとめた。欲しいもののボードには、「ティッシュペーパー」「マスク」「カイロ」などのイラストを描いた。それぞれのボードには英語も記載し、日本語が得意でない外国人とのコミュニケーションにも役立てられるようにした。

 市障害福祉課によると、ボードは、聴覚障害者から要望を受け、市聴覚障害者福祉協会などと協力して作った。市のホームページからもダウンロードできる。

前橋市が作製した「コミュニケーション支援ボード」

前橋市が作製した「コミュニケーション支援ボード」

2018年01月24日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

県民人権講座  視覚障害者と盲導犬に理解を 来場者体験も 津

2018年01月25日 15時02分42秒 | 障害者の自立

 県民人権講座「視覚障がい者と盲導犬への理解を深める集い」が、津市一身田大古曽の県人権センターで開かれた。県視覚障害者協会の内田順朗会長が「目が見えなくなって与えられた贈り物~つらさの中で気づいたこと~」と題して講演した。


総務省石川行政評価事務所

2018年01月25日 14時55分21秒 | 障害者の自立

国等の庁舎及び駐車場を高齢者、障害者等が利用しやすくするために配慮するよう、庁舎を管理する国の行政機関等にあっせんしました!

 石川行政評価事務所は、障害のある方からの2件の行政相談を端緒に県内の22の国等の庁舎を調査し、その結果を民間有識者で構成する石川行政苦情処理委員会(座長:中島秀雄(金沢商工会議所副会頭))に諮り、庁舎を管理する国の行政機関等に対し、あっせんを行いました。

1 国等の庁舎において、オストメイト(人工肛門・人工膀胱を造設している人)用の設備があることを示す表示がなかったり、点字ブロック上にマットが敷かれていたので、バリアフリーの推進に力を入れてほしいとの相談を受けて、調査した結果、バリアフリー設備の維持管理やトイレ設備の案内表示が十分でない事例が見られたことから、バリアフリー設備(表示を含む。)の適切な維持管理についてあっせんしました。

2 車いすを利用していないが歩行が困難な方から、歩行が困難な者が「車いすマーク」の駐車スペースを利用しやすいようにしてほしいとの相談を受けて、調査した結果、歩行困難な方も利用できることなど具体例を明示していたのは2施設のみであったことから、他の施設も「車いすマーク」の駐車スペースの利用可能な範囲(対象者)を明示することを検討するようあっせんしました。

(2018/01/24   時事通信