ゴエモンのつぶやき

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障害者の宿泊受け入れ 千葉県の宿泊施設の3割が消極姿勢

2018年01月14日 13時28分23秒 | 障害者の自立

この調査は、千葉県内のホテルや旅館でつくる団体が県内の300か所余りの宿泊施設を対象に行い、81の施設から回答がありました。

それによりますと、障害がある人の宿泊に対する方針を尋ねたところ、「受け入れる」と答えた施設が6割を超えた一方で、「できれば、ほかの施設でお願いしたい」とか、「受け入れは難しい」として消極的な姿勢を示した施設も3割あったということです。

また、車いすを使う宿泊客のために、部屋の出入り口や浴室のドアの幅を十分にとったり、室内の段差をなくしたりするなどの配慮を行っている客室は、回答した施設の合わせて6335部屋のうち、205室と全体の3%にとどまったということです。

調査を行った千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合の清都みちる理事は、「備品を用意したり、従業員が手助けをしたりするだけで、受け入れの余地は広がるので、具体的なノウハウの指導を進めたい」と話しています。

1月13日   NHK


社民県連、障害者の差別解消など要望

2018年01月14日 13時14分29秒 | 障害者の自立

18年度、県予算編成で

 社民党佐賀県連(中村直人代表)は12日、山口祥義知事に、障害者の差別解消に関する県条例の制定など8分野54項目の実現を申し入れ、2018年度の県予算編成に反映させるよう要望した。

 福祉分野では、貧困家庭の子どもの実態を把握する調査の実施や、17年4月から要介護度が低い高齢者が利用する通所介護(デイサービス)などが介護保険から市町村の事業に移行したことでサービス水準低下がないかの検証を求めた。

 教育関係では、教職員の多忙化解消に向けた勤務実態調査の実施や、障害のある生徒が高校入試に望む際に十分な配慮を受けられるよう要請した。

 また墜落事故などを繰り返す輸送機オスプレイは安全性に問題があるとし、佐賀空港配備を認めないことを求めた。玄海原発の再稼働同意撤回や、プルサーマル中止も盛り込んでいる。

 山口知事は、地方自治体の正職員と臨時・非常勤職員の格差解消などに意欲を示し、「(申し入れを)毎年大切にしている。しっかり受け止め、やっていきたい」と答えた。

社民党県連の中村直人代表(右)が54項目にわたる申し入れ書を山口祥義知事に手渡した

1/13   佐賀新聞


東京パラ出場 あきらめない 陸上100 金沢・新崎さん

2018年01月14日 13時02分46秒 | 障害者の自立

 昨年十月、全国障害者スポーツ大会・体幹障害部門の男子100メートルで14秒23の新記録で優勝した新崎一路さん(20)=金沢市=がこの春、東京パラリンピックの参加資格の審査を受ける。だが、パラリンピックで日本独自の体幹障害部門のクラスはない。下肢か上肢障害のクラスに参加を認められても、さらなる記録向上も必要だ。道のりは険しいが、新崎さんは練習を続ける。

参加資格、タイム…険しい道でも

審査通過信じ練習

 やや前傾気味で、腕を大きく後ろに振り、歩幅を広くとって走る。背骨のゆがみからか、体が傾くこともあるが、「ボルト選手も体の軸は曲がっている。一流の選手は不利になりそうな条件を有利にできる力がある」。障害者の陸上チーム「春風クラブ」(金沢市)監督の井上明浩さん(56)はそう期待を寄せる。

 ゼロ歳で運動発達遅滞と診断され、一歳で小児がんに。三歳で知的障害の療育手帳を交付された。小学生の時、三歳上の兄の少年野球チームに加わったが、走れず、捕れず、打てなかった。それでも、「みんなと一緒に体を動かすのが楽しくて」と新崎さん。

 中学校では運動部に入れず、知的障害者のスポーツ教室で陸上競技、水泳、バスケットボールをした。進学した特別支援学校には希望するバスケ部はなかった。そこで、教室に顔を出していた井上さんが「陸上は」と声をかけた。

 「みんなと練習するのが楽しかった」。徐々にがっしりした体つきになり、高校生の大会にも出場した。ただ負けてもいつも笑顔。母秀子さん(57)は「速く走れるようになっただけで驚きだけど、悔しいという気持ちが弱い」と思った。

 笑みは、一昨年の障害者スポーツ大会で消えた。知的障害部門100メートルの組で最下位。「もっと速く走れたはず。今までで一番悔しかった」。自宅前の上り坂で五十メートル走を繰り返し、ストレッチに時間を割いた。そして、昨年、二キロ以上の歩行が困難とされる人が出場する体幹障害部門に変更し、結果を残した。

 日本パラ陸上競技連盟によれば、「機能障害がある」として、手足が動く人でもパラリンピック下肢、上肢障害クラスで、参加資格を得た例はある。だが、このクラスは12秒で走れないと出場は難しい。自己ベスト13秒76との差は約二秒。

 でも、新崎さんはあきらめない。「最終目標はパラリンピックだから。出場してメダルをとりたい」

国際委の承認必要

 障害者手帳があれば、国内の障害者の陸上大会に参加できるが、国際パラリンピック委員会(IPC)公認の審査員から参加資格を認められないと国際大会には参加できない。リオデジャネイロ・パラリンピックでは、下肢、上肢障害のクラスで男子100メートルがあった。東京大会での種目は、まだ決まっていない。

室内練習をする新崎一路さん

2018年1月13日   中日新聞


小山の「おけだま」にユニバーサルデザイン表彰奨励賞

2018年01月14日 12時56分03秒 | 障害者の自立

 年齢や障害の有無にかかわらず遊べるユニバーサルゲームとして、小山市のオプトニカ工房が昨年発売した「おけだま」が内閣府のユニバーサルデザイン推進功労者表彰で内閣府特命担当大臣奨励賞を受賞した。

 同社は障害児向けの教材教具の開発、販売などを手がけ、一般教材の適用が難しい特別支援学校での発達障害児者の使い勝手や教員らの声を商品開発に反映させ、誰もが使いやすい商品開発を進めている。

 「おけだま」はユニバーサルゲームという新しいジャンルを提案。キャットタワーのような棚の付いた木製ポールにお手玉を投げ合い、位置で得点を競う単純そうなゲームだが、相手と交互に投げ合う対戦型では相手のお手玉を落としたり邪魔したりという頭脳戦も駆使できる。障害者施設、特別支援学校だけでなく、高齢者施設や保育施設、避難所でも活用でき、今後の発展も期待できるとして評価された。

 岩倉茂弘社長は「この機会にわが社の製品だけでなくこのジャンルが盛り上がってくれれば。安全、不便の解消は前提だが、その先に障害者や高齢者にも遊びや面白いと感じることは必要」と話し、今後の商品開発にも意欲を示している。

2018.1.13   産経ニュース


視覚障害児支援 遊びや運動で能力引き出し 京都の教室

2018年01月14日 12時45分50秒 | 障害者の自立

 全盲や弱視など目の不自由な子を支援する場所が京都市北区にある。42年前に開設された「視覚支援 あいあい教室」。遊びや運動を通じて視覚障害児の能力を引き出すことを目標とし、0歳児から受け入れているという。どのような教室なのか、のぞいてみた。

  「かわいい猫さんやな。ほら、足が、いち、にい、さん、し」。「絵本」を読んでいた女性職員が全盲の女児(5)の手を取り猫の足に持って行く。布や毛糸が貼られた絵は立体的で触ると何が描かれているかわかる。「ヒゲはどこ?」と職員が続けると、女児が手を顔の中心へ少しずつ動かす。「そうそう!」と褒められるとうれしそうな顔を見せ、今度は「目」を指先で確かめ始めた。

 視覚障害者総合福祉施設「京都ライトハウス」内にある「あいあい教室」は市の委託を受け1976年、「盲乳幼児母子通園事業」としてスタート。80年、目の「eye」と「愛」を組み合わせた現在の名称となった。

 対象は0歳から小学1年までで、週1~3回通園する。現在の利用者は約60人で、そのうち25人が市外や近隣の他府県から通う。在宅訪問も含めると「卒園者」はこれまで400人を超える。

 未就学児向けの教室は全国の盲学校にもあるが、3歳からが一般的。この教室が0歳から支援するのは、乳幼児期が発達や教育に重要と考えるからだ。「視覚に障害がある子は一般的に物が見えないという恐怖心から体を動かしたり、外に出たりすることが苦手。苦手意識をなくすには、小さな頃から『遊ぶ』経験を積むことが大切」。教室の古川千鶴所長(51)が解説する。

 教室にあるのは「触れる絵本」のほか、音の鳴る積み木や手触りの異なる素材を貼ったパズルなど。キャラクターが大きく描かれた紙芝居や光るおもちゃもあり、障害の程度に合わせて使う。運動の時間は職員と手をつないで走ったり、マットで作った段差を上り下りしたりもする。

子の変化、実感

 5年前から通う京都市中京区の主婦は全盲の娘(6)の変化を実感する。「通う前は見えない不安から警戒心が強く、他人に抱っこされればずっと泣いていた。ここで先生を好きになって友達にも興味が向き、世界が広がった」と振り返る。

 弱視の長女(2)と通う山科区の自営業、福田法香さん(42)は「どうやって育てたらいいか悩んだが、今では幼稚園にもなじめている。悩みを共有できるママ友がいるのもありがたい」と話す。

 古川所長は「子供たちの『知りたい』『楽しみたい』という意欲を引き出すことが、視覚以外の触覚や聴覚などを伸ばすことにもつながる。不安を抱えた母親が情報共有できる場も必要だ」と話す。

 ただ、あいあい教室のように0歳から視覚障害児を受け入れる教室は全国的に珍しい。古川所長によると、聴覚や手足に障害がある子供に比べ、目が不自由な子が少ないことが大きな理由という。視覚障害児の教育に詳しい大阪教育大の山本利和教授(61)は「行政などが各地に小規模な教室を開設することが理想。一方、既にある教室について知らない保護者もいると思うので、情報発信にも取り組むべきだ」と語る。

 「あいあい教室」(075・462・4462)は子供の視覚障害に関する相談を電話でも受け付けている。

毎日新聞   2018年1月13日