ゴエモンのつぶやき

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障害者芸術、全国で支援へ=来年度、補助対象を都道府県に-厚労省

2018年01月22日 03時10分23秒 | 障害者の自立

 厚生労働省は2018年度、障害者の芸術文化活動を促進する補助事業の仕組みを見直す。補助対象を従来の民間団体から、より地域の実情に詳しい都道府県に切り替え、活動を全国に根付かせる。18年度は30都道府県以上への補助を見込み、関連経費を同年度予算案に計上した。19年度には全国に広げる考え。
 障害者の芸術作品は「アール・ブリュット(生の芸術)」とも呼ばれ、国内外で高く評価されている。ただ、障害者がサービス事業所などで絵を描いたり、造形物を制作したりしても、事業所の職員だけで芸術的な価値を見いだすことは難しい。
 このため、厚労省は各都道府県に「障害者芸術活動支援センター」の設置を進めていく方針だ。センターでは、芸術活動全般に関する相談を受け付けたり、作品の保存方法や著作権の在り方などを助言したりする。また活動を支援する人材育成やネットワークづくりにも取り組んでもらう。企画展や演劇祭、音楽会の開催などを通じて、障害者と健常者の交流を促す役割も期待している。
 事業に対する国の補助率は2分の1。支援センターの運営については、都道府県直営や、同様の事業を展開している民間団体への委託など形態を問わない方針だ。同省は全国7ブロックで支援センターを助ける広域の拠点と、全国の活動を統括する事務局も設置する。

(2018/01/20-時事通信


障害者働くモデルに カフェや交流施設を設置

2018年01月22日 02時40分57秒 | 障害者の自立

 

地方創生

 大分県玖珠町は、障害者の雇用と観光を同時に進める「地方創生プロジェクト」に取り組んでいる。国指定登録有形文化財の旧豊後森機関庫(玖珠町帆足)の周辺に障害者が働くカフェ・レストランや多目的交流スペースを設置する。事業に協力する日本財団は「これからの地方創生を担う障害者の可能性に全国各地が気づくきっかけになる」と期待を寄せる。4月に完成予定。

 

 日本財団が障害者就労の環境改善を目指して全国で進めている「はたらくNIPPON!計画」の一つ。大分市で障害者就労に力を入れる社会福祉法人暁雲福祉会(丹羽一誠理事長)も参画する。

 

 計画では、公園に近い昭和初期の土蔵造りの倉庫「旧森南部米倉庫」を大規模に改修して、パン工房を備えるカフェ・レストラン「玖珠・森のクレヨン」を作る。一般就労が難しい障害者が働く同町初の「就労継続支援A型事業所」として運営する。地元産の米や野菜を生かしたメニューを住民とともに開発し、障害者と地域との交流を図る。さらに多目的交流スペース「森の米蔵」も新築。イベントや多用な作品展を開くなど文化発信拠点として活用する。

 

 旧豊後森機関庫は1934(昭和9)年に完成した、九州で唯一残る転車台付き扇形機関庫。年間3万人が訪れるが、観光客らの滞在時間は「写真撮影の約15分程度」にとどまっている。休憩所を作って滞在時間を延ばし、「童話の町」としても知られる同町の魅力を紹介するコーナーも設けたいという。

 

 総工費は約1億3000万円。うち8468万円を拠出する同財団の尾形武寿理事長は「障害者が働くモデルを作る。4月から稼働する施設を温かく見守ってほしい」と語り、朝倉浩平町長は「障害者に担い手になってもらい、町内外の交流人口を増やしていきたい」と話している。


障害者の詩を みんなが「たからもの」 高松ボラ協が作製 挿絵は一般から募集

2018年01月22日 02時20分24秒 | 障害者の自立

絵本

 高松ボランティア協会(高松市)が、障害を持つ人が思いをつづった詩集絵本「いっしょに2017」を作製した。詩に添えた絵は一般の人から募り、同協会事務局長の武田佳子さん(61)は「絵本作りを通して、障害を持つ人と一般の人たちがつながり、手を取り合って暮らしていける社会にしたい」と話す。

  詩集絵本は2012年から毎年1冊作っており、6冊目。作製を始めたのは、ハンディキャップを抱える人たちから「自分たちの思いを表現する場がほしい」と声が上がったことがきっかけだ。

 3冊目からテーマを決めて詩を募集し、今回のテーマは「たからもの」。県立高松養護学校(高松市田村町)の生徒をはじめ、県内に住む子どもから大人までの身体、知的障害者らから69編が寄せられた。詩は毎年増えているという。詩に付けた絵は幼稚園児から高齢者まで幅広い年代から集まった。

 詩には障害者が日々感じている身近な人や大切にしている物への思いが表現されている。

 「とうちゃんとお風呂にはいる かあちゃんと買い物に行く 弟・妹とみんなでテレビをみる じいじ・ばあばとお出かけします みんな家族というたからもの やさしいやさしいたからもの 大事な大事なたからもの ぼくも みんなのたからものになれているかな」

 高松養護学校高等部の男子生徒が「家族はたからもの」と題して書いた詩には、家族への気持ちが込められている。高松市内の女性が描いた家族の似顔絵が添えられた。

 詩集絵本は被災地支援を目的に、東日本大震災や熊本地震の被災地のボランティア団体や行政機関に贈っている。高松ボランティア協会で1冊500円で購入でき、武田さんは「多くの人に手にとってもらい、障害者への理解を深めてほしい」と話している。

 詩集はA5判54ページ。本の帯には歌手の竹原ピストルさんの直筆メッセージが記されている。

  問い合わせは同協会(087・831・1662)。

 それぞれの詩に合わせた絵が添えられている詩集絵本
 
毎日新聞   2018年1月21日

通報81件 12年度以降で最多 県内16年度 /奈良

2018年01月22日 02時15分42秒 | 障害者の自立

障害者虐待

 県内で2016年度、障害者に対する虐待に関して自治体が相談や通報を受理した件数は、統計を取り始めた12年度以降で最多だった前年度(58件)をさらに23件上回る81件に上ったことが、県のまとめで分かった。県は近年、福祉施設職員や市町村の福祉担当者ら向けの研修を充実させるなど対策に力を入れており、「相談がしやすい環境になりつつあるのが影響したのではないか」と分析している。

  障害者虐待防止法に基づき、県と市町村で受理したものについて県がまとめた。81件のうち市町村の受理は前年度比27件増の65件で、県の受理は同4件減。このうち実際に虐待があったと認定されたのは前年度比1件増の21件だった。

 虐待の内容(重複あり)は、暴力を振るうなどの身体的虐待が14件で最多。以下は、暴言や差別的な言動などによる心理的虐待4件▽被害者の金を無断で使うなどの経済的虐待3件▽放棄・放置(ネグレクト)2件▽性的虐待1件。

 加害者は、家族などの養護者が16件で最も多く、福祉施設の経営者や会社の上司ら主従関係にある使用者が4件、施設従事者が1件。障害の種別(重複あり)では、知的障害の9件が最も多かった。

 県障害福祉課は「引き続き市町村との連携を強化して取り組みたい」としている。

毎日新聞   2018年1月20日


過大受給

2018年01月22日 02時07分40秒 | 障害者の自立

 宇都宮市内で障害者に介護サービスを提供する事業者が、国や自治体から支払われる給付金を過大に受け取り、市が是正勧告を行っていたことが明らかになった。市によると、過大受給した給付金は1400万円程度にのぼるとみられ、市は不正の有無などを調べている。

  市によると、2016年12月に立ち入り調査し、昨年8月に是正勧告した。実際には行われていないサービスに対して給付金を請求するなど、不適切な事務があり、市は事業者が不正を認識していた可能性があるとみている。今後、過大受給した金額が確定し次第、事業者に返還を求める方針。
 
毎日新聞   2018年1月20日