新しい生活と新しき社会(2)
エッセンシャルワーカーと人々

緊急事態宣言の発出から一月が過ぎ
全国の感染状況や
医療関係の現状なども勘案して
5 月7日から5月末まで延期された
都道府県の感染状況には
かなりの格差があるが
全国一律の解除は無理だし
マダラ模様に解除しても
それぞれが都道府県境を
自由に往来されたら
再びの感染急増加を
招く恐れもある
命は大事
だから 健康第一
でも 暮らしや経済も大事
暮らしあっての命でもある
本当に悩ましい命題だ!
二兎を追うものは一兎をも得ず
とか 虻蜂とらず
とか言うけれど
ことはそんなに簡単ではない
両方を天秤に掛けて
激流の上の吊り橋を
渡らなければならない
無事に対岸に辿り着くためには
一歩一歩 確かめながら
進む他はないが でも
それでは 日が暮れてしまうし
対岸で待つ家族が
路頭に迷ってしまう‥
ああ、何と悩ましい!
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5月も半ば
気温も上がり
湿気も増してきたが
新型コロナ感染と熱中症に
しっかり気をつけて
この初夏を無事に
乗り切らなければならない
ただ 辛く苦しい中で
新しい動きが起こってきている
それは
エッセンシャルワーカーに対する
市民(区民町民村民)の行動だ
医療関係者や清掃従事者、
宅配員、店舗の従業員などへの
応対に ある変化が見られるのだ
それは「感謝の気持ち」の表明だ
感染と隣り合わせの仕事
暑い中 命を守りながらの仕事
本来ならば 自分たちで
しなければならない仕事を
エッセンシャルワーカーの人たちに
毎日して貰っているという
すまない、申し訳ないという気持ち
ありがたいという気持ち
協力し応援したいという気持ち
そんないろんな気持ちが
全国各地で自然発生的に生まれ
大勢の人たちが
言葉で 物品で 手紙で 通信で
自分にできることで表現している
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新しき社会
今まで当たり前だと思っていた仕事
今までできて当然だと
私たちは 思いあがっていたかも‥
今まで感謝の気持ちを持って
接していただろうか
なくてはならない仕事
ないと1日も暮らせない仕事
ないと一人では全然できない仕事
今まで あらゆるモノに囲まれ
いろんなサービスを
当然のように受け取り
お金さえ払えば
どうにでもなると勘違いしていた
顧客や施設使用者は「神さまだ」と
勘違いをし 思いあがっては
いなかったか?
今回のコロナ禍で
追い詰められた人は
見せたくはない本性が
露わになってきたように思う
ps 2020.5.13 草稿
新しき社会
それは 今はよくわからない
でも 新しき社会は
私たちがこれから創っていく社会
現在のように とてもしんどい時も
ちょっと相手の立場に立って
物事を考え
今 自分でもできるささやかなことを
まず考え 少しずつ実行してゆくこと
そんな暗いトンネルの先に
小さな明かりがあればと
労りの言葉をかけ
励ましのエールを送り
手紙に感謝の言葉を綴り
スマホで連帯を呼びかける
まだマスクも来ず
生活給付金の支給もないけれど
日本の人たちは
(呆れる程)辛抱強く待ちながら
でもそんな中でも
ささやかながら
こんなに素敵な心遣いもできるんだ!
今は きついけれど
腹が立つこともあるかもしれないけど
できるだけいがみ合わず
ののしりあわず
ボディタッチはできないけれど
だからこそ 言葉掛けや
手紙やメール ツイッター
クラウドファンディングなどでの
「ハートタッチ」が必要だと思う
こんな心ほっこりするような
ハートプレゼントの「感染」?ならば
誰も恐れず 誰もイヤがらず
進んで「拡散させて」?いくだろう