坂を見れば スミレ咲く
「見れば」シリーズ
( 画像は 坂で咲くスミレ 3/18 )
時は 春
空見上げれば 春霞
地に目を移せば 野草の花
花壇では
水仙の花々もうつむいて
雪柳や庭梅も愛らしい
前を向けば 椿にサクラ
桜花は 青空に映えて咲く
散歩も後半
今日は 久しぶりに
坂を降って行こうとしたら
途中にスミレの花が見えた
今までいつも咲いていた所が
大規模な河川工事で
堤防の壁が綺麗に整備され
逞しく咲いていたスミレが
見事になくなっていた!
それで
仕方なく帰っていて見つけたのが
小さな坂に咲くスミレの花だった
スミレは 枯れ葉の中で
春の光を浴びて
紫色の綺麗な花を咲かせている
私は 今日の記念に
スミレ花を カメラに収めた
熊本にも縁が深い夏目漱石の句に
菫ほどな小さき人に生まれたし
(愚陀仏)
という有名な作品がある
俳句界の巨星・正岡子規と
親交があった漱石は 一時期
俳句を多数作句しているそうだ
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我が家の保護猫の名は
「スミレ」と言う
その謂れ(いわれ)は
季節と妻の思いつきだ
保護した直後 命名で困った
初めは 体色から
「クロ」と考えたが
職場のマスコットから
「クロベエ」も候補に挙げたが
妻が
女の子(雌)だから変でしょうと
クレームをつけたので 振り出しに
その後 栄養不良で
シバ犬モコとの縁で知った
Y動物病院で治療してもらい
ある日 命名のことが話題になり
妻がふとしたことで
春の野の花「スミレ」の名を挙げた
すると 獣医さんが
それ良いわね 素敵ね
それにしましょう!と即決だった
私らは
呆気(あっけ)に取られたが
その勢いに押されて 結局
その子の名は
「スミレ」とあいなった
ps 2021.3.19 草稿
まぁ、スミレは
元はと言えば野良猫さんで
野草の菫(すみれ)が
可憐で逞しくて似合ってるかなと
考えた次第‥
今では その名が
すっかり馴染んでいる「スミレ」です
ps 2021.3.19
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