熊本地震(本震)と震災記録(その4)
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( 画像は 近くの花壇の花 4/15 )
15日のその夜は
大きめの余震のことも考え
備えだけはしておこうと
外着の服を着たまま
枕元には 帽子、携帯やバッグ、
携帯TV等も置いて
ようやく床についた深夜
寝たなと思った頃(あくる日の16日)
突然 また不意に
ゴゴゴ‼︎ バキバキバキッ❗️と
周りの世界が壊されていくように
床や天井や空が 不気味に
大きな音を立てて唸り出した
えっ⁈ 余震⁈
でも余震にしては 揺れが酷いよ!
布団から急いで出て 立ったが
まだ床や天井の蛍光灯が
ユッサユッサと揺れている
幸いにタンスが倒れなかったのは
不幸中の幸いではあった
辺りが暗い中を
台所のテーブルに潜り込もうと
ガラス戸越しに 中を見ると
足の踏み場もないくらいに
メチャクチャに物が散乱している
これはダメだと思い
戸外に出ることにした
廊下や玄関、門扉を経て
市道に出て揺れが収まるのを待ち
しばらくして 公園に行くと
施設の園長さんから声掛けがあり
お世話になることにした
中には大勢の避難者が居て
床一面に黙って座っている
しばらくして スタッフの人たちが
布団や毛布などを配布してくれた
まだ寒い時期だったので
暖かくて とても助かった
私ら夫婦は 一人分の毛布を
共に使ったし 施設の人は
老人には優しく接していた
知り合いのある夫婦は
愛犬K ちゃんも同伴していたが
犬の同居を嫌がる老人も居て
私らはその愛犬と
懇意にしていたので
その子に話しかけたりしたが
kちゃんはうれしそうであった
私らは
深夜(午前3時?)から
その日(16) の夕方頃まで
およそ一日を
お世話になったと思うが
詳しいことは余り思い出さない
施設の中にいるときは
ひっきりなしに大きな余震があり
鉄筋コンクリート製の建物も
その度にユサユサ、ギシギシと
不気味な音を立てるものだから
お年寄りは特にその度に
悲鳴をあげていた
16日の夕方 私らは
施設の近くの
引っ越し先(妻の実家)に行き
新たな被災生活を送ることにした
しばらくは
旧宅(実家に近い)と
新宅(引っ越し先)の冷蔵庫を
活用して食を繋いだ
電源はまだだったが
残っている冷気を大事にして
妻は 中の食品を選びながら
毎食を工夫しながらこさえてくれた
蓄えの水がなくなったら
風呂の残り湯も使おうねと話していた
一度だけ配給の水を
自転車で公園まで貰いに行った
(自転車で10〜15分位)
タンクの横には県外の支援員もおられ
とてもありがたいと思った(感謝)
今回の熊本地震では
それぞれの部門の方々や
県や市のスタッフの方々の頑張りで
インフラの復旧が予想以上に早くて
とても助かったし有り難かった
(東日本大地震や阪神淡路大震災で
インフラの復旧がとても遅れて
生活が大変そうだったのを記憶している)
→ 続きは 熊本地震(5)に
ps 2021.4.16 草稿 4.17 追記
当時のメール交換記録は
機種変更でデータ更新をミスして
ダメになったが ブログで
その主な内容をまとめていた
また 被災後
直ぐに記録したかったが
被災の様子を写すのは
被災した人の気持ちなどを考えると
ためらい、臆してしまった
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