哲ノート

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ソール・ライターの原点 展 -渋谷ヒカリエホール-

2023-08-07 13:26:07 | ちょっとそこまで。
「ソール・ライター」といえばBunkamuraというくらい、過去2回のソールライター展を(2017/5/27・2020/2/20投稿)渋谷Bunkamuraミュージアムで企画され、拝観しています。

そのBunkamuraが東急本店とともに再開発にともない一旦閉館され、その「文化の発信」ともいえる事業を東急グループが再開発に伴って分散化して、継続発信しています。

そして今回のソール・ライター生誕100年記念の回顧展を渋谷宮益坂口の渋谷ヒカリエ(旧東急文化会館のあったところ)にて再び開催されているんで、“これは行かなくちゃ・・・”で拝観します。



「ソール・ライターの原点 -ニューヨークの色-」

過去の回顧展と重なるところがありますが、未公開のスナップ写真(ソール・ライターといえばスナップ写真ですもんね)巨匠アーティストのポートレート・商業ファッション誌のファッション写真・多くの未公開スライド写真・・・

“まだまだ、あるぞぉ・・”のソール・ライターの作品群を観させてくれます。



自分はソール・ライターの街中での“なんでもない”“さりげない”“普段の・・・”“日常の・・・”“飾ることない”スナップ写真におおいに関心を抱き、その趣旨・インスピレーション・発信力に取り付かれています。

(日常のスナップ写真のおもしろさを企画展を通して教えていただいたと、勝手に思い込んでいます)



今回の企画展でも一連のスナップ写真を拝観する事ができますが、これ以外にもバザー誌などでのファッション写真のあれこれ、そして視覚的にもたいへん興味深かったスライド写真の数々・・・

そして意外だったのが画家としての絵画作品が多く展示されていたことでした。写真のモチーフ・コンテンツとしての作品もあれば、氏の内面を表すような抽象画もあり、写実的な写真とは異なる一面も見る事ができます。




当時の流行・トレンドに沿うように発信を続け、またライフワークとしての写真の数々を残し、けっして時代に褪せることなく作品が今でも多大な影響を、

そして新鮮な影響を与え続けているソール・ライター氏のまた新たな一面を見る事ができた好企画な美術展でした。

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