オリンパスが8日、同社のミラーレス機では最上位機種「OLYMPUS OM-D E-M5 」を発表しました。(オリンパスはマイクロ一眼という呼び方をしています=同社のページ)
発売は3月下旬。予想価格はボディ8~10万円。9日から始まる「CP+」に出展されます。
オリンパスファンの間で、かなり前から、かつての一眼レフの名機・OMシリーズと同じ外観になるのではないかと噂になっていました。
その通り、銀塩時代のオーソドックスな一眼レフのカメラを小さくした外観です。写真で見た感じではかなり小さい。女性が持っても小さいのでは。
ウーン、実際に持ってみないと分かりませんが、男性にとってはどうなんでしょうね。
◇フラッグシップ機を追い越してしまった画質?
「OM-D E-M5 」はマイクロフォーサーズ規格です。マイクロフォーサーズは、フォーサーズの撮像素子(4/3型 17.3×13mm)の大きさはそのままに、本体やレンズをコンパクトにしたもの。
オリンパスのフラッグシップ機でプロも使っているデジタル一眼「E-5」はフォーサーズですので、撮像素子の大きさとしては「OM-D E-M5 」も同じになります。
しかも、「E-5」が有効画素数 約1230万画素 なのに対して、「OM-D E-M5 」はそれを上回る有効画素数1605万画素。
さらに画像処理エンジンやAFも改良されているようですし、世界初の(同社による)5軸手ぶれ補正という特長もあります。
同じようにRAWで撮れますし、画質についてはもはやフラッグシップ機以上なのでは、という印象です。
◇違いはファインダー
「E-5」が光学ファインダーなのに対して、「OM-D E-M5 」は電子ビューファインダー。
電子ビューファインダーは見え方も違い、わずかなタイムラグもあるので、この辺が「E-5」優位かもしれませんが、電子ビューファインダーの方が画像補正の効果をそのまま見ることができるという利点もあるので何とも言えません。
本体については、全く同じかどうかは判断しかねるものの、いずれも堅牢で防塵・防滴構造とか。
となると、もうあえて「E-5」を選ぶ理由はなくなってしまったのではないかと、素人としては思ってしまいます。
オリンパスとしては、将来「OM-D シリーズ 」を名機の外観そのままに事実上の最高機種にする方針なのでしょうか。パワーバッテリーホルダーを付けると貫録もありますし・・・
ともかく、製品を手にとってファインダーをのぞいてみたいと思います。