大阪・ミナミをぶらぶら。
自然に足は電器店のカメラ売り場へ。
発売されたばかりの富士フイルムの「X-Pro1」が出ていました。
ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタル一眼カメラ。
「X100」や「X10」といった、高級デジタルカメラ「Xシリーズ」の新製品で、ローパスフィルターを廃した高画質が特長です。撮像素子はAPS-Cサイズ、1,630万画素。
こちらは昨年3月に発売、人気を集めた「X100」。
さっそく「X-Pro1」を手にとってみました。標準の35mm、F1.4レンズがついています。「X100」より少し大きく、重さもありますが、手にはしっくりなじみます。
レンズに合わせて倍率を変える「ハイブリッドマルチビューファインダー」。光学式と電子式を切り替えられます。
のぞいてみると、電子ビューファインダーの場合、水準器などいろんな情報が表示されていて、ずいぶんにぎやか。映画に出てくるハイテクロボットの“視野”みたい。
オートフォーカスが合焦すると一瞬、固まる感じが気になりました。
用意されているレンズはいずれも単焦点という、画質こだわり派。
広角18mmF2(35mmフィルム換算で27mm)
標準35mmF1.4 (同53mm)
望遠60mmF2.4 Macro(同91mm)
の3種類です。
ただし、以前に単焦点レンズを使っていた経験からすると、スナップで写すときは35mmフィルム換算で35mmぐらいが使いやすいのです(私はこれをオールマイティーのレンズだと思っています)。標準といわれる50mmになるとちょっと狭い。
つまりレンズ固定式の「X100」についている23mm(35mmフィルム換算で35mm)がいいのです。「X100」はそのコンパクトさ、画質、クラシックな外観に加えて、画角の使いやすさが人気を得ているのではと思います。
CP+では写真家の内田ユキオさんが「X100」だけで作品が作れる、ということをすごく強調していました。
「X-Pro1」のイベントなのにね~。
「X-Pro1」の標準レンズでは、画角が狭く、狭い部屋の中で10人ぐらいの人を撮ろうとすると、全員が入らないこともあるかと思います。
そうすると、標準以外に広角もほしいということになります。ついでに望遠も…
さて、一番のセールスポイントの画質については、日経トレンディネットの実写レポートが参考になります。(富士フイルム「FUJIFILM X-Pro1」、注目の高精細画像を実写でチェック)
実写例を見てみると、高画質は確かなようです。質感がしっかり写し撮られています。いいですね~。
高感度域のノイズも抑えられている感じ。APS-Cサイズでこれだけ高精細の画像になるのはすばらしいと思います。フルサイズ並みかどうかは、わかりませんが。
広角レンズにすこし問題。画像の四隅、建物などに歪みが目立ちます。かなりの広角なのでやむをえないのかもしれません。
さてお値段。ネットで見るとボディは128,946円(最安)、レンズは各49,000円程度。
内蔵フラッシュはないので、別売TTLフラッシュ(クリップオンタイプ約20,000円)も買うと、
最低限のセットで20万円ぐらいになります。
安いデジタル一眼レフの倍以上。正直いって私には手が出ません。お金に余裕のある人の趣味カメラという位置づけのような気がします。
「X-Pro1」は見るだけにして、店を出た後、なんばパークスを散策。夜景がきれいだったので、コンパクトデジカメで撮ってきました。
RICOH CX1 オート撮影 (f4.2 1/2秒 ISO200)