2012年はフラッグシップ機や各種フルサイズ機の話題で盛り上がりましたが、2013年は、その開発過程で得た技術的成果を下位モデルに“落とし込んでいく”年になるそうです。
『昨年は、プロ向けの機材としてEOS-1D X、CINEMA EOS C300、C500を発売し、コンパクト機最高画質を目指したPowerShot G1 Xもリリースしました。昨年は、それぞれの製品カテゴリにおける最上位、プレステージモデルを強化した年でした。今年はその次のステップに入っていきます。具体的には、各ジャンルごとのプレステージモデルで開発した技術、機能の洗練度を高め、下位モデルに落とし込んでいこうと考えています」 (2013年1月24日 デジカメWatch キヤノン眞榮田雅也常務インタビュー)
落とし込んでいく、というのはメーカーの言い方で、いささか抵抗感がありますが、APS-Cやミラーレスもいわゆる「下位モデル」なんでしょう。
さて、ニコンはAPS-C機の最高機種として、ローパスフィルターレス、2410万画素のD7100を3月14日に発売予定。
これに対抗して、キヤノンもAPS-C機の新モデルを出すようです。
新型APS-C機でニコンvsキヤノンのバトルが始まるか…
キヤノンの場合、ニコンの新製品に対抗するのが、EOS 60D後継機なのかEOS 7D後継機なのかということが、ユーザーにとってはけっこう大事な問題。
個人的には、EOS 7D後継機(EOS 7D MarkⅡ?)の方が、興味をそそられます。
2410万画素
デュアル DIGIC 5
連写 10コマ/秒
といったスペックが噂の世界では流れています。
ただ、高速連写でミラーをバウンドさせずにピタッと止めるのは並大抵ではないらしいです。素人が「なんとしても10コマ/秒を!」といっても、技術の世界は大変。
かといって、連写性能の目標をクリアしても、7DがEOS-1D Xのような重戦車ボディーになったらゴメンです。
軽くて超高速なEOS 7D MarkⅡが出れば、厳しい我が家の財政事情のなかでも、検討したい気はあるんですが… (贅沢かな)。