快晴の3月11日夕方、パンスターズ彗星が見られるかもと、大阪・新梅田シティ屋上の空中展望台に上がってきました。
カメラはキヤノンEOS 6D。レンズはタムロンAF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro(安いズームですが、今のところ300mmはこれしかないので)。
彗星が撮れる確率は低い予想だったので、三脚はやめ、すべて手持ち。
タムロンのこのズームは手ブレ補正が強力です。それでもブレそうなときは手すりなどにカメラをくっつけて撮影しました。
地上173m、360°のパノラマ。
淀川方面の展望。
右端の建物は、大阪駅北側(うめきた)の再開発で完成した、ホテル感覚の超高級マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」。いわゆる億ションですが、当初の分譲分は完売したそうです。
すごいですね。どんな人が住むのかな…
空中展望台は恋人たちのデートスポット。
ハート型のグッズがいっぱい。
永遠の愛を誓ってフェンスにロックされた「ハートロック」。
二人の名前が刻まれています。
空中展望台で、壮大な日没を待つ人たち。
このアングル、夕焼けが見事なら“作品”になりそうですね。(レタッチで少々レッドを強調)
日没。
午後6時過ぎ、六甲山に連なる山並みの向こうに太陽が沈んでいきます。(焦点距離300mm)
遠くには明石海峡大橋も見えました。
午後6時34分。淀川河口の街の明かりが瞬きだしました。もうそろそろ、パンスターズ彗星が見えてもいい頃ですが…
屋上は吹きさらし。とても寒いです。
三脚を立てて待ち構えている、同じ狙いのカメラマンのなかには毎日新聞の人もいました。
機材はニコンの600mmにテレコン1.4倍付き。840mm相当ですね。
こちらは最高300mmのズームですから、だいぶ差がありました。
☆ ☆ ☆
結局、彗星をとらえることはできませんでした。快晴なのに、地平近くがモヤっているような感じ。都会の街明かりが影響しているかもしれません。
(この日夜の「毎日.jp」には、長野県の平谷村で撮影されたパンスターズ彗星が載っていました。一緒に撮影していた毎日新聞の人も撮れなかったのかな。やはり長野県のような空気の澄み切ったところでないとムリかも…)
しかたがないので、周囲の夜景を撮って帰りました。
西梅田方面の夜景。
窓越しに夜景を楽しむ人たち。
中は大変暗いですが、暗所に強いEOS 6DはバシバシAFが効きます。(このカットについては外の風景にピント)
新梅田シティの外で。
ヨドバシカメラ梅田。ちょっと寄り道して新しいカメラをチェック。
明るい所以外は、基本的に絞り優先AE、ISOオート(ISO100~6400)で撮りました。
もっとも、夜景だとカメラは大体上限のISO6400を選んでしまいます。範囲を12800まで広げればISO12800に張り付いてしまうのでは。カメラは“辛抱がない”というか…