3月16日、カメラのナニワ梅田2号店で開かれた「ソニーαで撮る! モデル撮影体験セミナー」に参加してきました。
講師は馬場信幸氏。軽妙なトークが面白く、ためになるアドバイスがたくさんありました。α99(他のソニー製カメラもOK)や、交換レンズはレンタルOK。ずらりと並ぶ高価なツァイスレンズやGレンズを選び放題。いやあ良かったですね。同じ日、京都店でも開かれました。
おもに使ってみたのはα99 と、 馬場氏おすすめのPlanar T* 85mm F1.4 ZA の組み合わせ。
レクチャーのあと、18%標準反射板でホワイトバランスを設定、モデル撮影に入りました。
撮影したせっかくのポートレートを載せられないのが残念ですが、一部分の画像だけなら問題ないのではないかと思い、掲載してみます。
まず、モデルの目と指のネイルの両方にピントを合わせる、というシチュエーションで、その指のあたりのアップです(ピクセル50%画像)。
ちょっと大きすぎましたかね… (画像の左右がはみ出す場合は、下の方にあるスライダーを動かしてみてください)
目とネイルにピントを合わせたので(下手なのでジャスピンではないかも)、ペンダントは微妙にボケています(絞りは開放)。
「プラナーは、こういうペンダントやイヤリングの、ちょっとしたにじむようなボケが美しい」と馬場氏。
それにしても、なんとも自然で美しい色合いの写りですね。
このプラナー欲しい! (その前にα99を買わないといけませんが)
α99のカタログのポートレート画像にも使われているレンズです。
画質はRAWでなく、JPEGスタンダード。JPEGの中でも圧縮率の大きい、データ量の少ないモードです。
馬場氏によると、α99の2430万画素を生かすには、JPEGスタンダードで十分だそうです。とにかく枚数を多く撮って、表情のいいのを選ぶのが一番、とのことでした。
フーム… 、これまでRAW+JPEG一辺倒で撮ってきましたが、考えを改める必要があるかも…
また、単焦点のPlanar T* 85mm F1.4 ZAで、α99のデジタルズームを使う方法を教えてもらいました。意外に簡単にズームレンズに近い使い方ができます。デジタルズームというと画質が劣化するものという考え方が一般的ですが、ソニーのデジタルズームがきれいなためか、そう劣化する印象はなかったですね。
口径食が生じる周辺をカットしたり、ボケを美しくする目的でデジタルズームを使う手もあるというアドバイスもありました。
最後は各自のベストショットをモニタに写して講評。「最もボケの美しいレンズ」として知られるSTFレンズを試した人の作品が好評でした。
アポダイゼーション光学エレメントを使った「135mm F2.8 [T4.5] STF」。前ボケも後ボケも美しい、このレンズを使いたいがためにソニーを選ぶ人もいるぐらいですからね。私も試したら良かった…
会費3000円。中身の濃いセミナーでした。