ソニーのフルサイズ一眼カメラ「α99」が北米で大幅に値下げされるのではないか、という噂が出ています(デジカメinfo / Sony Alpha Rumors )。
ソニーα99(フリー画像)
ソニーα99のボディーのみの値段は、価格.comで最安213,799円。日本のアマゾンでは233,500円になっています(3/31現在)。
ニコンD800とほぼ同じ価格帯ですが、高すぎる印象ですね。
アメリカで本当に値下げされ、日本でも同様になって20万円を割ったら、ちょっと食指が動きそうです。
α99のセミナーに参加したことがありますが(3/16記事)、価格さえ適正なら面白いカメラだと思いますよ。ツァイスのレンズや、135mmSTFというボケが美しいレンズも使えますし…
この前、同じネタ元(デジカメinfo / Sony Alpha Rumors )に、『ソニーの2013年の計画変更前の製品の予定』というのが出ていましたが、値下げの話はそれと関連する感じがしないでもありません。
経営危機のあおりで開発・製品化を取りやめたカメラとして、
『 防塵防滴のAマウントのカメラ
- SLT A88(α88)
- フルサイズのSLT A95(α95)
- 36-38MPフルサイズのバッテリーグリップ一体型機(2014年発売予定だった)』
という3機種が挙げられていました。
デジカメinfoの管理人さんは『α88はAPS-Cのハイエンド機、α95は、6DやD600と同じクラスの普及型フルサイズ機だったのでしょうか。』
と書いています。
(1)APS-Cのハイエンド機
(2)普及型フルサイズ機
(3)36-38MP の高画素機
と並べてみると、
(1)はキヤノンEOS 7DやニコンD7100がすでにある。
(2)はキヤノンEOS 6DやニコンD600がすでにある。
(3)はニコンD800がすでにあり、キヤノンも開発中。
となって、いずれも二番煎じ。開発中止の判断は正解だったのではないでしょうか。
ソニーはどうもそれまで、本気でキヤノン、ニコンという一眼カメラの牙城に挑戦しようとしていたようです。その意気込みはよしとしても、見通しが甘いような気がしますね。
この結果、どうしてもα99で販売競争に勝たなければならなくなり、→ 値下げセールへ
という憶測も出そう。
ソニーは当面NEXシリーズの開発に集中するそうです。フルサイズNEXが出れば面白いでしょうね。
でも、D800の3,630万画素センサーはソニー製なのに、ソニーは同じセンサーを使った自前の高画素機をついに出せないのか… 技術陣は残念だろうなァ。