カメラ映像機器工業会(CIPA)が主催する、カメラと写真映像の情報発信イベント「CP+(シーピープラス)2012」が、2月9日(木)から12日(日)まで、横浜市のパシフィコ横浜で開かれました。
4日間の来場者は、目標の5万人を上回る6万5120人。大盛況でした。
10日に行ってきました。WEB事前登録をしていたので入場料(1000円)は無料。
とりあえず入ってすぐのOLYMPUSのブースへ。 注目の高級ミラーレス(マイクロ一眼)OM-D E-M5の前には長蛇の列。なんと50分待ち!。それでも並んで手に取ってきました。
OM-D E-M5のシルバー。高級感があって、いいですね。
こちらはブラック。バッテリーパックを付けています。
実際に手に取ってみた感じでは、さすがにマイクロフォーサーズ規格でコンパクト。ほどほどの重さもあり、しっくり手になじみます。
レンズも丁寧に作られている感じがしました。
電子ビューファインダーはきれいに見えるほうですが、やはり光学ファインダーとは違いがあります。液晶画面を見ているのと同じ印象で、連写中に人など被写体が動くと、カクカクと一瞬ごとに止まります。
その代わり、画像補正などの効果、要するに写真の出来上がり具合をリアルタイムで見ることができます。このへんが、評価の分かれるところでしょう。
OLYMPUSの「プロ写真家ライブステージ」。土屋勝義さんと清水哲朗さんがトークを繰り広げていました。撮影のヒントが色々…
つぎは広いスペースを占めていたキャノンのブース。
EOS-1D Xを触ってきました。
EOS-1D Xの、これは海外モデル。
AF追従で秒間12コマの連射、常用ISO感度 100~51200(感度拡張でISO 50相当から204800までの設定も可能)という高性能。
ただし大きいです。重いです。持った瞬間、素人が手にするカメラではないと感じました。
オリンピックで望遠レンズをずらりと並べるプロカメラマンたちにこそ似合うカメラ。
撮影体験のステージが設けられていました。
EOS-1D Xの撮影体験のステージ。こういう場面では高速連写は必要ないでしょう。拡張高感度でどの程度のノイズか試せたかもしれません。順番待ちがつらいので、後ろから自前機で撮影(暗めだけどISO100で頑張って撮ってます)。
センサーサイズが大型化したPowerShot G1 Xなどにも注目が集まっていましたが、当方としてはあまり関心なし。
こちらは、とても可愛かったコンパニオン(通訳スタッフ?)さん。わが娘のようで、将来が心配だなあ。
新型IXYシリーズ。
派手な色使い。近くで見るとそれほど安っぽい感じはしませんでした。
これまでの曲線フォルムから四角い形になりました。この形が、武骨なようで案外使いやすいんですよ。リコーのCXシリーズを使っていてそう思います。
最高級プリンター PIXUS PRO-1
12色インクで、さまざまな風合いの他社製写真用紙にも対応。思っていたより大型でした。わが家には置くところがない・・・
つぎはニコンのブース。
フラッグシップ機D4と3630万画素のD800を触れる。45分待ちでした。
D4(左)とD800
D4の連写は、ダイヤルで低速(約10コマ/秒まで)と高速(約10~11コマ/秒)が簡単に切り替えられます。高速で試しましたが、EOS-1D Xに劣らず異次元の凄さです。
常用高感度域でのノイズの少なさについて、ニコンのスタッフがとくに強調していました。実際に写してみて液晶画面で拡大、納得できました。
手に持ってみるとEOS-1D Xより持ちやすい。大きいことは同じなのですが、サイズを比べると、D4は高さが低く、普通のカメラに近い形です。EOS-1D Xはわずかに縦長なのでなんとなく違和感があります。
D800については普通の人でも使える印象。3630万画素の写真の作例が並べられていました。驚くほど精細です。
ブースの一角で開かれていたプロのトークショーでは「ふだん使うには、フェラーリで一般道を走るようなもの。新製品発表の場で言うのも何だが、オーバースペックの感じがする。ただ、いいカメラです。こんなカメラ(D800)ができる、すごい時代になったとは思いますが…」と話していました。
ニコンにも撮影体験ステージがありました。
極彩色の背景と、かなり強いライト。白飛びしそうな純白の衣装。
「ちゃんと撮れるか」と、試されているようなきつめのシチェーションでした(自前機で撮影)。
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撮影カメラ
Canon EOS KissX4 EF-S 17-85mm 4.5-5.6 IS UTM
RICOH CX1