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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

熱帯雨林破壊と気候変動の同時発生

2019-07-14 08:30:51 | 研究
気候変動と急速に進む熱帯雨林破壊の同時発生で、野生生物が涼しい環境に移動することができなくなり絶滅の危険性が高まっているとの研究論文がNature Climate Changeに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。中南米、アジア、アフリカの森林のうち、動植物が耐え難い気温上昇の影響から逃れて避難できる場所は全体の5分の2以下しかないということです。2000年~2012年に熱帯雨林が消失したことが原因で、インドの国土より広い範囲で、気候変動の影響から生物種を守る能力が失われたそうです。森林の消失は生息地を直接的に奪うだけでなく、生物種の移動も困難にするとのこと。より気温が低い生息環境へ逃げるルートがなくなるということは、気温上昇が影響を受けやすい生物種の国中および世界中での絶滅につながる可能性があるそうです。気候変動が現在のペースで進行すると、現在、高温の影響が最も低い地域に移動している動植物は2070年までに、20世紀後半に比べ平均2.7度高い環境にさらされると考えられるそうです。

https://www.afpbb.com/articles/-/3234326?cx_part=top_category&cx_position=3
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