健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

「昆虫保護法」の制定検討

2019-02-28 08:30:40 | 研究
ドイツの環境相は、昆虫を保護するため、殺虫剤の大幅削減や巨額の研究費拠出を盛り込んだ法律を制定する方針を明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。この「昆虫の保護に向けた行動計画」では、昆虫保護のために年間1億ユーロ(約125億円)を拠出し、うち2500万ユーロ(約31億円)を研究に割り当てる計画とのこと。さらに2050年まで道路や住宅建設のために更地をコンクリートで覆うことを禁止するほか、昆虫が方向感覚を失ってしまわないように夜間の照明も制限するそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3211615?cx_part=top_category&cx_position=2
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iPS細胞備蓄にゲノム編集活用

2019-02-27 08:30:11 | 研究
京都大学が進める再生医療用のiPS細胞(人工多能性幹細胞)の備蓄・提供事業について、文部科学省の専門家会合は、ゲノム編集技術を活用して備蓄の効率を高める方針を決めたそうです(YOMIURI ONLINE)。ゲノム編集でiPS細胞の遺伝子を改変し、移植時の免疫拒絶反応を起きにくくさせて、ほぼ全ての日本人に提供できる体制を整えるそうです。京都大学iPS細胞研究所は2013年度から国の事業として、拒絶反応が起きにくい特殊な免疫タイプの人の細胞からiPS細胞を作り、再生医療用に備蓄・提供。ただ、90%の日本人の免疫タイプに対応するには、140種類のiPS細胞を備蓄する必要があるなどの課題があったそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190211-OYT1T50110/
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中型ブラックホール発見

2019-02-26 08:30:55 | 宇宙
太陽系などがある天の川銀河の中心付近に、太陽の3万倍の質量を持つ中型のブラックホールがあることが分かったと、国立天文台などの研究チームが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。天の川銀河の中心には、太陽の400万倍の質量を持つ巨大なブラックホールがあるとされるそうです。その近辺に、中型のブラックホールが存在する可能性が複数報告されているそうですが、存在を示す確かな証拠は見つかっていなかったそうです。研究では、南米チリの電波望遠鏡「ALMA」を使って、天の川銀河の中心付近にあるガスの塊から出る電波を観測。その結果、ガスの塊は二つあり、両方とも同じ中心の周りを楕円を描くように回転。中心には太陽の3万倍の質量の重力源があると推定され、周囲に明るい光を放つ天体がないことなどから、ブラックホールと結論づけたそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190213-OYT1T50202/
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糖尿病治療支援アプリ

2019-02-25 08:30:41 | 研究
糖尿病の治療を支援するスマートフォン向けアプリが開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。患者らが記録した食事や血糖値などのデータをインターネットを通じて専門家が共有し、生活習慣の改善をアドバイスするというものだそうです。医療費負担を抑えたい健康保険組合や自治体に売り込むとのこと。開発したアプリを使い、患者が入力した食事や運動内容、体重、血糖値などに基づき、保健師や管理栄養士が助言。データの推移をグラフで確認できるほか、アニメのキャラクターが励ましたり、注意したりしてくれるそうです。アプリは「糖」「モニタリング」「コントロール」の最初の文字から「TOMOCO(トモコ)」と名付けられたそうです。開発した会社は健保や自治体にアプリを提供して利用料をもらう仕組みを検討しているそうです。4月以降、数十人規模で実証実験を行う予定で、協力してくれる健保などを募集するそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190218-OYT1T50150/
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飲むインスリン

2019-02-24 08:30:09 | 研究
米国マサチューセッツ工科大(MIT)は、糖尿病の患者に必要なインスリンを、飲むだけで摂取できる小型のカプセルを開発したと発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。インスリン投与のために定期的に注射を打つ患者の負担を減らすのが狙いだそうです。カプセルは直径1センチ程度。外側はプラスチックでできていて、中にインスリンを固めて作った針と小さなバネが収められているそうです。カプセルを飲むと、胃の中でバネを覆う砂糖の筒がとけて、バネの力で針が外に押し出されるそうです。針が胃の膜に刺さり、インスリンが体内に吸収される仕組みとのこと。研究チームは、カプセルを豚に投与し、針が刺さった後にカプセルが体の外に排せつされることも確認したそうです。MITは胃壁に針を刺しても患者は痛みを感じにくいとしており、今後、実用化に向けた研究を進める方針だそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190215-OYT1T50144/
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若者2人に1人に難聴リスク

2019-02-23 08:30:37 | 研究
世界保健機関(WHO)と国際電気通信連合(ITU)は、世界の若者の2人に1人が難聴になるリスクがあると発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。スマートフォンで大音量の音楽を聴くことなどが影響しているそうです。両組織は、聴覚の安全を保つため、音楽端末の製造やその利用に関する国際基準も公表したそうです。発表によると、大人の場合、聴覚を安全に保つ限度として、救急車のサイレンと同程度の80デシベルの音を聴くことを1週間に40時間以内に抑えるなどと定めたそうです。WHOは、聴覚に関する28の研究結果から、世界の12~35歳のおよそ半数の約11億人が、スマートフォンなどを利用し、限度以上の音量で音楽を聴いていると推計。国際基準は、保護者の裁量で音量を制限できる機能を搭載することなどを推奨しているそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190218-OYT1T50216/
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ブタの体内で人の膵臓を作る

2019-02-22 08:30:28 | 研究
ブタの体内で人の膵臓を作る研究計画が近く申請されるそうです(YOMIURI ONLINE)。移植用の人の膵臓は不足していることから、将来的にはブタの体内から人の細胞でできた膵臓を取り出し移植に使う計画とのことです。国の指針が3月下旬に改正され、動物の体内で人の臓器を作る研究が日本でも解禁となる見込みで、この研究が国内初となる見通しとのことです。計画では、膵臓ができないように遺伝子改変したブタの受精卵に、様々な細胞に変化できる人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を入れ、ブタの子宮に戻す。ブタが自らの細胞では作れない膵臓の部位に人のiPS細胞が入り込み、人の細胞でできた膵臓が成長すると期待されるそうです。今回は、出産前に胎児を取り出し、その膵臓に含まれる人由来の細胞の量や臓器としての機能を調べるそうです。学内の倫理審査委員会を通り、国の専門委員会で認められれば、2019年度中にも実験に着手するそうです。ブタは成長が早く臓器の形が人と似ていることから、人の臓器を成長させる動物に選ばれたそうです。ブタ体内での移植用膵臓の作製について、10年後には実用化につなげたいとも。改正される指針は基礎研究が対象で、人の細胞を入れた動物の受精卵を動物の子宮に戻し、出産まで認めるそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190217-OYT1T50067/
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iPS細胞で脊髄損傷の治療

2019-02-21 08:30:16 | 研究
先日、人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って脊髄損傷を治療する臨床研究計画が、厚生労働省の再生医療等評価部会で了承されたとの報道がありました(YOMIURI ONLINE)。これはもちろん世界初の試みで、研究チームは今秋にも最初の移植を行う計画とのこと。有効な治療法が確立していない脊髄損傷で、新たな治療法につながる可能性が。臨床研究は、脊髄を損傷してから2~4週間が経過し、運動や感覚の機能が完全にまひした18歳以上の重症患者を対象とのこと。京都大学が作製・備蓄する他人のiPS細胞から、神経のもとになる細胞(神経前駆細胞)を作り、患部に移植。傷ついた神経が再生し、まひした機能が改善することが期待されています。移植は患者4人に行う計画だそうで、早ければ今秋に慶応大学病院(東京都新宿区)で1例目を実施。他人のiPS細胞を利用するため、移植後は免疫抑制剤を使うそうです。リハビリ治療も行いながら、1年かけて安全性や有効性を調べるとのことです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190218-OYT1T50134/
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高血圧の定義拡大で米国民の約半数が心臓病に

2019-02-20 08:30:18 | 研究
米国心臓協会(AHA)は、米国民の半数近くに心臓疾患があり、その数が過去数年で顕著に増加しているとする研究結果をCirculationに発表したそうです(AFPBB NEWS)。ただしこの結果は、高血圧症の定義が新たに拡大されたことに起因する結果だということです。AHAと米国心臓学会議(ACC)は2017年、高血圧の定義を血圧測定値の130(最高血圧)/80(最低血圧)mmHgに更新。従来の定義は140/90 mmHg。

http://www.afpbb.com/articles/-/3209236?cx_part=search
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禁煙補助はパッチより電子たばこが効果的

2019-02-19 08:30:48 | 研究
巻きたばこの禁煙補助では、ニコチンパッチやニコチンガムといったニコチン代替品よりも電子たばこの方が約2倍効果的であるとする研究結果がNew England Journal of Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究によると、紙巻きたばこを1年間禁煙できた人の割合は、ニコチン代替品を使用した人で9.9%だったのに対し、電子たばこに切り替えた人では18%だったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3208953?cx_part=search
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