健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ニュースよりウィキペディアを信用

2014-08-31 08:30:05 | 日記
英国の人々は主要メディアよりもオンライン百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の情報をより信頼していることが、アンケート調査により分かったそうです(AFPBB NEWS)。これは、ウィキペディアの創設者ジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏が8月10日に発表したそうです。英世論調査会社「YouGov」が英国の成人約2000人を対象に行った調査で、回答者の64%がウィキペディアへの投稿者について、真実を述べていると「非常に」または「かなり」信頼していると答えたというもの。これに対し、英国放送協会(BBC)の記者を信頼するとの回答は61% 、タイムズ(The Times)やガーディアン(Guardian)といった新聞社の記者に対する信頼は45%で、サン(The Sun)など大衆紙の記者を信用するとの回答はわずか13%だったそうです。その一方で、情報源として最も信頼されている媒体は「ブリタニカ百科事典(Encyclopaedia Britannica)」で、83%が信頼していると回答。調査結果は、英国ロンドンで3日間の日程で開かれていたウィキメディア財団(Wikimedia Foundation)主催の会合で発表されたそうです。
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研究を考える(その1)相関関係と因果関係

2014-08-30 08:30:11 | 研究
研究により得られた結果をどのように分析するか。本来は、仮説を立証するために研究するのですから、得られた結果はその仮説を立証できるもののはずですので悩む必要はありません。つまり、予め結果に対する分析方法を含めて計画が練られているはずだからです。しかし、しばしは少し疑問に思うような解析方法に出くわすことがあります。まずは、相関関係の分析について考えてみたいと思います。
2つ要素が結果として得られた場合の分析方法として、両要素間が相関関係にあるかどうかを調べるというのをよく見かけます。ここで注意したいのは、相関関係があるということと因果関係があるということは明確に区別すべきであるということです。つまり、相関関係にあったからと言って因果関係
があるとは限らないということです。

以下のような2つの仮説を例に考えてみましょう。

仮説1
「リハビリテーション部の成績を上げるには研修に参加する」
この仮説は、「研修への参加」と「リハビリテーション部の成績」の間に因果関係があるというものです。
つまり、両因子間の因果関係を検証することになります。
ですので、この仮説を検証するには
⇒①実際に研修に参加して、リハ成績を評価する
⇒②研修に参加した人のリハ成績を評価する
仮説が今一つ曖昧なので、検証方法が複数になってしまいますが、仮説が成立するか否かについて、いくつか検証する方法があることがわかります。

仮説2
「リハビリテーション部の成績を上げるには、リハビリテーション開始前にリハビリテーションの神様にお祈りをする」
この仮説は「御先祖様にお祈りをする」ことと「リハビリテーション部の成績」の間に因果関係があるというものです。
同様に、両因子間の因果関係を検証することになります。
ですので、この仮説を検証するには
⇒・・・・・
 現代の科学では無理ですね
 なぜなら、そもそもリハビリテーションの神様の存在を証明できないからです

でも・・・・・
毎日、リハビリテーションの神様にお祈りしたら、リハビリテーションの成績が上がることもあるでしょう。この時、お祈りした人数や日数を調査し、一方でリハ成績を調べて、両者の相関関係を調べてみたら、有意な相関関係が認められることもありうるのです。
  
ですが、これは偶然に生じた単なる相関関係に過ぎないということに注しなければなりません。なぜなら、証明できないからです。また、再現性や普遍性もないでしょう。

これは極端な例ですので、実際にはあり得ない話ですが、相関関係を統計処理して有意差が出たものを因果関係と取り違えている場合があるのは事実です。
もちろん、相関関係が因果関係を示す場合もあるでしょう。ですが、相関関係では因果関係は証明できません。因果関係を証明するには、何らかの別の手法を用いる必要があるはずです。
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寄生虫の感染でアトピー性皮膚炎が改善する仕組み

2014-08-29 08:30:20 | 研究
先日、寄生虫の感染でアトピー性皮膚炎が改善する仕組みを解明されたと報道されていました(YOMIURI ONLINE)。アトピー性皮膚炎が先進国で多く、発展途上国で少ない原因の一つとして、寄生虫の感染が関係していると考えられているそうなのです。湿疹があるマウスに、寄生虫のマラリア原虫を感染させたところ、感染症状が進むにつれて湿疹が改善したそうです。その皮膚を調べた結果、免疫力に関係するナチュラルキラー(NK)細胞が増加していることが確認できたそうです。一方、NK細胞が増加しないよう薬剤を投与したマウスでは、湿疹は改善しなかったとも。また、マラリア感染で増加したNK細胞を、湿疹がある別のマウスに静脈注射したところ、症状が改善したそうです。感染でNK細胞が増加する仕組みを解明し、感染以外の方法で増やすことができれば、新たな医薬品の開発などにつながる可能性があるそうです。
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スペースXのロケットが・・・・・

2014-08-28 08:30:49 | 宇宙
打ち上げられた後に地球に戻り、再利用できる宇宙船の開発を進めている米国宇宙開発企業SpaceXのロケットが先日、試験飛行中に空中で爆発したというニュースが報道されていました(AFPBB NEWS)。爆発したロケットは試作機「Grasshopper」に続く、エンジン3基を搭載した「F9R」試験機だそうです。同社の発表によると、試験飛行中に異常が検知されたため、自動的に飛行が中止されたそうです。試験飛行には米国連邦航空局の係官も立ち合い、試験飛行から飛行中止まで全てが予定されていた試験空域の範囲内で行われたそうです。同社は、今回の飛行記録を詳しく分析し、原因を突き止めるまで次の試験飛行は行わないそうです。現在、人間を宇宙に送る手段はロシアのSoyuz宇宙船しかありませんが、1人当たり7000万ドル(約72億円)もの金額が請求されているそうです。SpaceXは早ければ2017年にも民間企業として初めて宇宙飛行士を宇宙に送ることを目指し、Boeing、Sierra Nevada、Blue Originなどの企業と競争を繰り広げているそうです。
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ハローキティが宇宙飛行中!?

2014-08-27 08:30:29 | 宇宙
こんなニュース記事を発見しました。今年で誕生から40周年を迎える日本発の世界的人気キャラクター「ハローキティ(Hello Kitty)」が初めての宇宙飛行中だというものです(AFPBB NEWS)。地球を周回する超小型衛星にキティちゃんを搭載するこの計画は、民間企業の宇宙ビジネス参入を促進する日本政府支援のプロジェクトの一環として行われているものだそうです。サンリオによると、体長約4センチのキティちゃんの頭上に設置された電光掲示板には、180字までの英語と日本語のメッセージを表示することができるそうで、現在、キティちゃんファンたちからのメッセージを募集中だそうです(2014年8月16日の記事)。ちなみに、赤いリボンを付けたキティちゃんが窓際に座って地球を見下ろすこの衛星は、今年6月にロシアから打ち上げられたものだそうです。
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きぼうでの宇宙実験

2014-08-26 08:30:56 | 宇宙
宇宙航空研究開発機構(JAXA)、筑波大学、三菱重工業などのチームが、2016年3月からマウスを宇宙で1カ月間飼育して遺伝子発現やエピゲノムの変化について本格的に研究を始めるというニュースが報道されていました(日刊工業新聞)。マウスの宇宙実験は国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で行われるもの。マウスをきぼうで飼育し、地上へ生存したまま戻して、骨や筋肉、臓器などが宇宙環境でどのように変化したかを追究するそうです。同時に生存回収したマウスから精子を採取し、未受精卵と体外受精させて次世代のマウスを作製するとも。また、世界で初めて軌道上(宇宙空間)で地上の重力(1G)と宇宙の微小重力(μG)という2つの環境を人工的に作り出して、6匹ずつ「1G」と「μG」の環境下で1カ月間飼育するそうです。さて、どんな結果が得られるのでしょうか?回収方法が問題ですが・・・・・。
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週2回のインスタント麺が健康リスクを上げる!

2014-08-25 08:30:08 | 研究
ラーメンなどのインスタント麺を週に2回以上食べる女性は、高血圧、血糖値上昇、高コレステロールなどのリスクが高くなるとの研究論文が先日発表されたそうです(AFPBB NEWS)。今回の研究は、韓国全国健康・栄養調査(Korean National Health and Nutrition Examination Survey)の成人男女1万711人(半数余りが女性)のデータを分析したものだそうです。その結果、インスタント麺を1週間に2回以上食べる女性は、メタボリック症候群のリスクが68%高くなることが分かったというもの。しかし男性にこの傾向はみられなかったとも。こうした影響が女性にのみみられ、男性にはみられない理由は分からないそうです。インスタント麺に関しては、どの程度の量が「食べ過ぎ」になるのだろうかという質問にたいして、論文の著者の一人は、月に1、2回なら問題にならないが、週に数回は、間違いなく食べ過ぎだとこたえているそうです。
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連続光への耐性遺伝子でトマトの収穫増

2014-08-24 08:30:27 | 日記
野生種トマトに存在する遺伝子を導入し、栽培種トマトの苗を自然光と人工光の下で1日24時間生育させることを可能にしたとの研究論文が、Nature Communicationsに先日掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。現代のトマトの苗は、連続光の下で栽培すると葉に大きな損傷が生じる恐れがあることが1920年代に行われた実験で明らかになっているそうです。そのため出荷用のトマトは、光の照射を1日約16時間に制限した昼夜サイクルの下で栽培する必要があるそうです。知りませんでした。一方で、レタスやバラなどの他の植物ではこうした問題がないため、連続光で一日中生育させることができるそうです。これは、大規模な工場式温室栽培を行うのに望ましい特性ということです。研究では、南米を原産とする野生種のトマト1品種のゲノム(全遺伝情報)を詳細に調べ、連続光に対する耐性を与える「CAB-13」と呼ばれる遺伝子を7番染色体上で発見。さらに、このCAB-13遺伝子を遺伝子組み換え技術を用いず、異種交配させる従来通りの方法で現代のトマト苗に導入し、作出した交配種に対して連続光の試験を実施。その結果、1日24時間の連続光で栽培した苗は、温室内で16時間の条件で栽培した苗に比べて収穫高が最大20%増加したというのです。
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4人に1人がアフリカ人に

2014-08-23 08:30:01 | 日記
国連児童基金(UNICEF)は先日、今後35年以内に世界人口の4分の1をアフリカ人が占めるようになると発表したそうです(AFPBB NEWS)。アフリカ大陸では現在、出生率の急増が続いているそうです。UNICEFは南アフリカ・ヨハネスブルクで発表した報告書の中で、高い出生率に加えて出産適齢期の女性の数が増加することにより、同地域では2050年までに生まれる新生児の数が20億人に達すると。同報告書によると、現在の傾向に基づくと、35年以内に100人中25人がアフリカ人になるとしています。また2050年までに、世界の5歳未満の子どもの4割がアフリカ大陸生まれに。同地域で最も人口の多いナイジェリアは2050年までに、その出生数が世界の1割に達する見込みだそうです。現在12億人とされているアフリカの人口は2015年~2050年までに倍増し、2100年までには42億人に達する推計だそうです。出生率の急増により、人口の過密状態がさらに増すことに。2050年の世界の人口密度は、1950年比で10倍となり、1平方キロ当たり80人に達する見込みだそうです。ですが、これでもアジア地域での現在の数字に比べるとかなり低いそうです。その一方、アフリカでの子どもの生存をめぐっては依然として厳しい状況が続いており、11人に1人は、5歳を前に死亡。世界の子どもの死亡件数の半数以上はアフリカの子どもだそうです。考えさせられます。
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シベリアに謎の巨大穴

2014-08-22 08:30:26 | 日記
地元の人々の間で「世界の果て」として知られるロシア東部シベリアの辺境地域で、地面にぽっかりと開いた巨大な穴が発見されたそうです(AFPBB NEWS)。地下資源が豊富なヤマロ・ネネツ自治管区にあるこの巨大な穴の存在は、動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿された動画で最初に明らかになったそうです。この動画(https://www.youtube.com/watch?v=2kMs05VaOfE)はこれまでに700万回以上も視聴されているそうです。この穴は、モスクワの約2000キロ北東、同地方の中心都市サレハルドの北方にある広大な天然ガス田から約30キロ離れた永久凍土に位置しているそうです。この謎の穴の出現により、別世界的な何かが原因で発生したものかもしれないとする臆測や陰謀説が飛び交っており、異星人の仕業かもしれないとの声までも上がっているそうです。
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