健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

飲酒の効果とリスク

2018-08-31 08:30:10 | 研究
たまに楽しむグラス1杯のワインやビールでも、健康上の問題や死につながるリスクを増大させることが、195か国を対象とした飲酒に関する大規模な調査研究で明らかになったとする論文がThe Lancetに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。少量または適度な飲酒は心疾患リスクを低減させることを示す最近の研究もあるものの、今回の研究では飲酒はどちらかといえば有害と結論づけているそうです。毎日10グラムの純アルコール(基準飲酒量)を摂取すると、アルコールを全く飲まない場合に比べ、健康上の問題二十数種のうち少なくとも一つを発症するリスクが約0.5%上昇。10グラムの純アルコールはおおむね、グラス1杯のワインやビールに相当するそうです。世界で毎年280万人が、飲酒が原因で早死にしているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3187104?cx_part=search
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目の検査でアルツハイマー病早期発見の可能性

2018-08-30 08:30:54 | 研究
目の検査の技術向上により、アルツハイマー病の症状が現れるかなり前に医師らが患者に診断を下すことが可能になる日が来る可能性があるとの研究論文がJAMA Ophthalmologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、研究チームは大半の眼科医院ですでに利用されているのと同類の検査機器を用いて、調査参加者が30人の小規模なサンプル集団でアルツハイマー病の兆候を検出したということです。研究では、年齢が70歳代半ばでアルツハイマー病の表だった症状がみられないこの30人に、PET検査や髄液抽出などの検査を実施。その結果、アルツハイマー病に関連するタンパク質のアミロイドやタウの濃度上昇が、参加者全体の約半数で確認。これは、このグループの人々がゆくゆくは認知症を発症すると考えられることを示唆しているそうです。さらに、このグループで網膜の薄化がみられることを発見。この薄化は、専門家らが過去に実施した、アルツハイマー病で死亡した患者の病理解剖ですでに確認されていたものだそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3187130?cx_part=search
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カミオカンデの3代目検討

2018-08-29 08:30:57 | 宇宙
文部科学省は、次世代の素粒子観測施設「ハイパーカミオカンデ」の建設に向けた検討を始めるそうです(YOMIURI ONLINE)。2度のノーベル賞受賞につながる成果をあげた「カミオカンデ」と「スーパーカミオカンデ」(共に岐阜県)の後継施設で、ニュートリノなどの素粒子を検出して宇宙誕生の謎に迫るということです。東京大宇宙線研究所が岐阜県飛騨市の山中に建設を計画しており、文科省が来年度予算の概算要求に、調査費数千万円を盛り込むとのことです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180823-OYT1T50166.html
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国産3Dプリンターでバイオリン

2018-08-28 08:30:32 | 研究
国産3Dプリンターで製作されたバイオリンが初披露されたそうです(YOMIURI ONLINE)。東京都立産業技術研究センターは2006年から、3Dプリンターによるバイオリン作りを開始。当初は外国製を使っていたが、11年から国産装置に切り替えて試作を重ね、今年に入って2台のバイオリンが完成したそうです。素材はプラスチック。大きさは木製と同じで、子どもたちは木製と変わらない美しい調べに聴き入っていたそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180824-OYT1T50068.html?from=ycont_top_txt
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空飛ぶクルマ

2018-08-27 08:30:08 | 研究
操縦士なしで空を移動する「空飛ぶクルマ」の2020年代の実用化に向け、政府は電動化技術の開発支援に乗り出すと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。プロペラなど動力の電動化は空飛ぶクルマのカギとなる技術で、海外勢との開発競争が激しくなる中、民間の取り組みを後押しするそうです。経済産業省が19年度当初予算の概算要求で、空飛ぶクルマに使われるバッテリーの開発費に対し、一部補助を盛り込む方向で調整しているそうです。国内の電池メーカーの利用を想定しているそうです。空飛ぶクルマはドローン(小型無人機)や電気自動車の技術を応用し、電動で複数のプロペラを回転させて垂直に離着陸し、時速100~200キロ前後で飛行することが想定されているそうです。実用化には軽くて出力の高いバッテリーが不可欠で、少なくとも現行の電気自動車の数倍の水準に出力を引き上げる必要があるそうです。7月には宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心となり、航空機の電動化を実現するための共同事業体が発足。メーカーでは日立製作所や三菱電機などが参加するそうです。航空機の電動化技術は、空飛ぶクルマへの応用も期待されているとも。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180817-OYT1T50080.html
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NASA太陽探査機

2018-08-26 08:30:15 | 宇宙
米国航空宇宙局(NASA)は先日(8月12日)、太陽の外層大気コロナの直接観測に挑む「パーカー太陽探査機」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げたそうです(YOMIURI ONLINE)。これまでの探査機の中で、太陽に最も近付く予定だそうです。パーカー探査機が最初に太陽に接近するのは、今年11月頃とのこと。7年間で太陽を24周して、少しずつ近付いていくそうです。コロナの内部に突入し、2024年に約600万キロ・メートルまで近付くそうです。機体は1400度の高温にさらされるため、厚さ約11センチの炭素素材で内部の機器を守るそうです。これまでの太陽への最接近は、1976年のヘリオス2号で、太陽までの距離は約4300万キロ・メートルだったそうです。太陽は表面温度が約6000度なのに対し、コロナは100万度を超える高温になっているそうです。温度差が生じる仕組みは未解明で、今回の直接観測で解明が期待されるそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180813-OYT1T50027.html
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関東で風疹急増

2018-08-25 08:30:05 | 研究
風疹の患者数が千葉県など関東地方で急増しており、厚生労働省は都道府県などに対し、予防接種の徹底などを呼びかける通知を5年ぶりに出したそうです(YOMIURI ONLINE)。人の行き来が多い夏休み期間中のため、感染が全国に広がる恐れがあるとしているそうです。国立感染症研究所の集計では、今月8日時点での今年の風疹の患者数は96人で、昨年1年間の93人を上回ったそうです。7月23日からの2週間だけで38人に。都道府県別では、千葉県が26人で最も多く、東京都が19人で続く。男性が7割を占め、30~50歳代が多いそうです。ワクチン接種の割合が低い年代のためとみられるそうです。風疹は、感染から2~3週間で発症し、発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が。妊娠初期に感染すると、赤ちゃんに難聴や白内障などが起こる恐れがあり、特に注意が必要とのこと。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180815-OYT1T50139.html
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風邪に抗生物質は効果なし

2018-08-24 08:30:43 | 研究
抗菌薬(抗生物質)は、ウイルスが原因の風邪に効果がないにもかかわらず、一般の人の3人に1人が「処方するのは良い医師」と思っていることが、国立国際医療研究センターによる意識調査で分かったそうです(YOMIURI ONLINE)。こうした患者の意向に沿って処方する医師が6割に上るという別の調査結果もあり、医師、患者の双方が抗生物質の安易な使用を助長している実態が浮かび上がったそうです。抗生物質は細菌の増殖を抑える働きを持つが、乱用するとかえって薬が効かない耐性菌の出現につながります。鹿児島大病院でも今月、耐性菌に感染した患者の死亡例が明らかになったそうです。厚生労働省は2年前、使用量を減らす行動計画をまとめ、風邪の治療ではできるだけ使わないよう求めているそうです。国立国際医療研究センターは2月、インターネットを通じて、一般の人の意識調査を実施。回答者3192人のうち、43・8%が、抗生物質は風邪やインフルエンザに効くと誤解していたというのです。また、風邪に抗生物質を処方する医師を良いとした人は33・3%になったということです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180817-OYT1T50034.html
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除菌シートでインフル抑制!?

2018-08-23 08:30:41 | 研究
神奈川県松田町立松田中学校で、学習机などを銀イオン配合の除菌シートで清掃する実証実験を行ったところ、生徒のインフルエンザ発症を大幅に抑えることができたそうです(YOMIURI ONLINE)。町は感染症対策に効果があると判断し、継続実施することを決めたそうです。除菌シートは、富士フイルムが市販する「Hydro Ag+(ハイドロ エージープラス)持続除菌アルコールクロス」。写真フィルム技術を応用して開発したもので、銀イオンの薄い膜を作ることにより、アルコール成分の揮発後も持続的な除菌効果があるということです。町は昨年、富士フイルムメディカル事業部と健康増進や災害時の感染症予防分野で連携するための協定を結んでいて、今年1~3月、東海大病院の監修を受けて松田中で実験を実施。学習机や教卓、引き戸の取っ手やトイレの手洗い場所などを毎日拭いた3年生(99人)と、何もしなかった1年生(64人)を比べると、1年生のインフルエンザ発症率が35%に上って学年閉鎖が行われたのに対し、3年生は約4%にとどまったそうです。「Hydro Ag+」は病院の院内感染対策として活用されているほか、食品工場のカビ対策などとしても使われているそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180817-OYT1T50013.html
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東アジア最大の望遠鏡

2018-08-22 08:30:51 | 宇宙
京都大学などが岡山県内で建設を進めてきた東アジア最大の天体望遠鏡「せいめい」が完成し、先日(8月17日)、報道陣に公開されたそうです(YOMIURI ONLINE)。30光年離れた惑星の観測が可能といい、地球外生命体の発見につながる成果を目指すそうです。望遠鏡は晴天率が高いとされる岡山県浅口市と矢掛町にまたがる山中の京都大学岡山天文台に設置。高さ8メートル、重さ20トンで、天体の光を集める鏡の直径(口径)は東アジア最大の3・8メートルに及ぶそうです。鏡は18枚を組み合わせた国内初の分割鏡。一枚鏡よりも製作が簡単で大型化しやすいそうです。大手メーカーに発注せず、京都大学などが自ら設計や組み立てを手がけ、開発費を同規模の望遠鏡の半分以下の15億円に抑えたそうです。筒にあたる部分を鉄製フレームの骨組みにすることで軽量化も図り、謎の爆発現象「ガンマ線バースト」など突発的な天体現象にも1分程度で焦点を合わせることができるそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20180818-OYT1T50010.html?from=ycont_top_txt
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