帰国準備

長かった出張も今日で最後です。フロリダの地ともお別れです。日本からはかなり遠く、なかなかここまでやってくるのは大変です。以前学会で訪れて以来2度目の訪問でした。以前以上に遠く感じました。明日の早朝に帰国の途につきます。正直、飛行機が苦痛です。
帰国後は、たまった雑務をこなす一方、以前実施した実験結果の確認、実習発表会、合同授業の準備、学会発表の準備と予定がぎっしり入っています。できるかぎり、移動中に仕事を進め、スケジュールに余裕を持たせたいと考えています。
ところで大学院の社会人入試が12月21日と迫っています。明日12月1日から出願が開始されます（締め切りは12月16日）。どのくらいの応募があるか楽しみでもあり、不安でもあります。社会人入試は、現在働いている方が対象となるので入試科目は小論文と面接のみとなっています。また、昼夜開講制や長期履修制度など働きながらの学修も可能となっています。興味のある方は、一度是非お問い合わせください（050-2017-2100　入試広報センター）。

Landing

無事にspace shuttleがlandingしました。Landingは午前9時44分に予定されおり、その時間に見事にlanding成功。あという間の出来事でした。特に自分が直接shuttleの飛行とは関係ないのですが、感動しました。当日の天候は快晴、無風。Landingには絶好の天候だと思われました。ただ、気温は10℃と我々我々を含めた見物客にとってはかなり寒かったです。1時間ほど前にバスに乗り込み、landing facilityへ向かいました。場所としてはさほど離れていないため、5分程度の距離なのですが、そこまで渋滞。そのため、45分ぐらいかかりました。Landingサイトには着陸15分ほど前に到着。LandingサイトはPress、一般、関係者家族と3つのカテゴリーで場所が決められており、特に家族サイトには間仕切りがあったのが気になりました。でも、間仕切りは部分的で、しかも駐車場は同じ場所なので、誰が関係者かはわかるのです。

その後、すぐに実験施設へ向かい、実験準備。そして実験開始。順調に進みました。本当に良かったです。

今回のshuttleはSTS-129で、landingなどの映像はYouTubeなどで見ることができるということです。

Landing

とうとうスペースシャトルのlandingです。昨日、一昨日と天候が芳しくなかったのですが、本日はどうでしょうか。まだ、真っ暗なので．．．。予定ではあと3時間半ほどでlandingです。自分が操作するわけではないのですが、何んとなく緊張します。寝不足で、少々疲れ気味ですが、今朝は気が張っているせいか、おおむね好調です。Landingと実験の結果は、後日報告します。

状況報告

サンプリングに向けた準備（予行演習）を行い、手順に問題がないことを確認しました。当日は、たった1度限りのチャンスなので、失敗は許されません。そうです。これまで国際共同研究の場所を伏せていましたが、今回はフロリダのケネディースペースセンターです。この中こに入ることが、第一のハードルです（もちろん今回は入ることが許可されています）。スペースシャトルが地上に戻ってきます。そのタイミングに合わせて実験を行います。さて、うまくいくでしょか。いや、うまくいかなければならないのです。しかし、ひょっとしたらここではなくて、別の場所にlandingすることもあるのです。天候が大きな問題になるとのことです。スペースシャトルは飛行機と異なり、再浮上するエンジンを持っていないので、landingのやり直しはできないということで、絶対に着陸できるという確証がlandingには必要なようです。今日は天気が悪く、landing予定日の天候が気になります。また状況が分かりましたら報告します。

緊急集会

事業仕分けに関して、緊急声明集会が明日開催されるとの連絡がきました。事業仕分けに関しては先日も考えを書きましたが、やはり大きな問題は仕分けの基準ではないでしょうか。事業仕分けの担当者の国会議員の話などを聞くと、仕分けの基準は「プレゼン力」のような気がしてなりません。国策としてこれでよいのでしょうか。来年も実施するというコメントがあったようですが、来年は各省庁の担当者は、プレゼン力を高めて、かつ関連する有名人を擁して臨むのではないでしょうか。だとすると....。これは、正しいのでしょうか。
国の事業にもいろいろなものがあると思います。緊急性の高い今必要な事業から将来に対する投資事業まで様々なものがあると思います。これらの事業の必要性、経費の見積もり妥当性などの判断基準はすべて異なるものと考えます。また、事業によっては、長期的なスパンで考えないといけないものもあるでしょう。だとすると、そもそも仕分けが可能なのかという疑問が生じます。

長期的なスパンで考えなければならない事業を一度中断してしまうと、どうなるのでしょうか？ちょっと恐ろしいですね。さらに、事業は成功する確証の下で実行されなければならないと思いますが、でも失敗もあるでしょう。また、当初の思惑とは異なるところで成果や波及効果が生まれる事業もあるでしょう。やはり、判断基準を明確にすべきと考えられるのではないでしょうか。

そもそもこの事業仕分け、わざと当初予算を膨らませて、その上でシナリオ通りに削減しているのではないかとも考えてしまう人もでてくるでしょう。こうしたほうが、政権の？？？・・・・・。最終的には予算案ができれば、この件については少し判断ができるようになるのではないかと考えています。

セットアップ

いよいよ国際共同研究に向けてLABのセットアップを行いました。普段あまり使用されていない実験室を明日からの実験に向けてセットアップしました。ありま使われていないといっても、スペースはもちろん、備品関係も充実しています。さすがです。一般的に、日本だとこうしたスペースの確保は非常に難しいと思います。明日から本格的に始まります。が、段取りの悪さは目立つので、明日はかなり問題が発生するかもしれません。でも、実施されることが重要ですので．．．。なんとか上手くいくけば...。意外とすんなりいくかもしれません。とにかく頑張ろう。

長旅

約24時間の長旅。ようやく目的地にたどり着きました。もちろん、遊びではありません。国際共同研究のためです。あと数時間後から早速スタート！楽しみであり、また少々不安でもありといったところでしょうか。とにかく、頑張る！！！

宇宙開発

行政刷新会議の事業仕分けで、科学技術関連予算の大幅な削減という方向性が示されています。それらの中にはロケット技術を含む宇宙開発関係予算も含まれています。地上約400kmの軌道上を周回する国際宇宙ステーション（ISS）に日本の実験施設「きぼう」が接続されたことは記憶に新しいですが、この「きぼう」の有効利用に関する議論はどうなっているのでしょうか。きっと削減？現在、ISSへのヒトや物資の輸送に関しては米国のスペースシャトルとロシアのロケットに頼り切っている状態です。日本独自の輸送船のテストがようやく成功しましたが、この分野での戦略はどうなっているのでしょうか。スペースシャトルは近く退役することが決定しており、日本としてのスタンスを明確に打ち出さなくてはならない時期に来ていると思います。宇宙空間は地上とは大きく異なります。詳細はまた時間があるときに述べますが、この違いが様々な驚きを我々に提示してくれます。もちろん、単なる驚きで終わることはなく、そこから新しい技術開発や知識が生み出されています。もちろん、多大な費用と労力が必要な訳ですから、個人の研究者レベルでの話でなく、国家としての戦略が必要な分野ということになります。国家・政府としての方向性が定まるのはいつになるのでしょうか。株価が低下や円高が水準が是正されないと、ますます宇宙は遠のくばかりです。早急に有効な対策が講じられることを祈るしかないのでしょうか。

国際共同研究

明日から国際共同研究のため出張です。イタリアを中心としてEU、米国そして日本の研究者が一堂に会してサンプルシェアリングします。こうした共同研究はもっともっと盛んになってほしい。

デフレスパイラル

デフレ！政府は日本経済はデフレ状態にあると宣言。でも、具体的な対策は月末までなし？？どういうこと？すぐにでも対策を打たないと。デフレスパイラル。数年前に話題になっていましたが、徐々に経済は回復傾向にあったはず。何が原因で、効果的な対策は何か、真剣に検討してほしい。