世界保健機関(WHO)は、ヒトの命にかかわる病気への抗生物質の効果を維持するため、農業・畜産関係者らに対し健康な動物への抗生物質の使用をやめるよう強く求めたそうです(AFPBB NEWS)。ヒトや動物への抗生物質の乱用や誤用は、「スーパー耐性菌」の脅威拡大の一因となっているそうです。スーパー耐性菌は既存の医薬品が効かず、軽症や一般的な感染症でも死に至る疾患となる可能性が。研究者らは、2050年までに抗菌薬耐性が原因による死者数は世界で5000万人に上ると試算しており、対策が必須とされているそうです。抗生物質は健康な動物の成長を促し、病気を予防するために長い間、使用されてきました。WHOによると、一部の国では医学的に重要な抗生物質の約80%が動物に対して使用されているそうです。WHOは、動物の病気予防には衛生状態を改善したり、ワクチンをうまく活用したりするなど他に多くの選択肢があると強調しているそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3149720
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