健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

脂肪を溶かす貼り薬

2017-09-30 08:30:36 | 研究
脂肪を溶かすスキンパッチ(貼り薬)の開発に成功したとする論文がACS Nanoに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。このスキンパッチはナノテクノロジーを利用して体内の代謝を上げ、エネルギーを蓄積する白色脂肪をエネルギーを燃焼する褐色脂肪へと変化させることができるそうです。マウスを使った4週間の実験では、スキンパッチが貼られた部分の脂肪が20%減少したということです。薬の成分は人の髪の毛の400分の1ほどの細さに相当する直径約250ナノメートルのナノ粒子に入れられているそうで、皮膚に刺さる微細な針数十本が付いた指先大のスキンパッチに、これらのナノ粒子が仕込まれているそうです。この仕組みにより、薬の成分は持続的に浸透させることができるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3143315?cx_position=18
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8か月の火星模擬生活

2017-09-29 08:30:51 | 宇宙
米国ハワイ州で、有人火星探査を想定した8か月の隔絶実験が終了し、6人の「クルー」が人里離れたドームの中から姿を現したそうです(AFPBB NEWS)。6人は狭い空間を共有し、ドライフードを食べつつ、互いの衝突を回避するよう努めて過ごしたそうです。米国航空宇宙局(NASA)が支援し、ハワイ大学が実施した模擬実験「HI-SEAS(Hawaii Space Exploration Analog and Simulation)」は今回で5回目だそうです。宇宙の果てに長期間の探査に出る宇宙飛行士の間で確実に起きるいさかいや衝突の解決を助ける試み。ドームから現れた男性4人と女性2人の参加者らは、新鮮な果物や手料理、また顔に受ける新鮮な空気の感覚を満喫したそうです。模擬実験のリーダーによると、対立は避けられないものだそうですが、今回の参加者は全体として主要課題では上出来だったそうです。次回の8か月間の模擬実験は2018年1月に開始される予定とのこと。

http://www.afpbb.com/articles/-/3143594?cx_position=14
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皮膚の欠損招く感染症

2017-09-28 08:30:46 | 研究
オーストラリアで、皮膚の欠損を引き起こす感染症「ブルーリ潰瘍」が広がっているそうです(AFPBB NEWS)。ブルーリ潰瘍は、ハンセン病に似た皮膚病変を招く病気で、患者の多くはアフリカの一部など開発途上国で確認されているそうです。病名は、ウガンダのブルーリ(Buruli)村で見つかったことに由来。オーストラリアでは1930年代にVictoria州で初の罹患者が見つかって以来、同州の州都Melbourneの南方に位置するベラリン半島を中心に患者数が増えているそうです。オーストラリア原産の有袋類ポッサムがべラリン半島で急増しており、人間に直接、あるいは刺咬昆虫を介して間接的に感染させている可能性があると指摘しているそうです。ビクトリア州の保健当局によると、同州内で今年これまでに159人の患者が発生し、昨年同時期の102人に比べて多くなっているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3143807
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家の掃除や通勤時の徒歩を含む1日30分の身体活動

2017-09-27 08:30:00 | 研究
家の掃除や通勤時の徒歩を含む1日30分の身体活動を週5日行うことで、世界の12人に1人の死を防ぐことができるとした研究論文がThe Lancetに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。そして、より活発(週750分の身体活動)で、死亡率はさらに低減するということです。この研究は、17か国の13万人を対象に調査を行ったものだそうです。論文によると、調査対象者の出身国や活動の種類は、リスク低下の度合いと相関関係にはないとされ、またレジャーの一環として行われた身体活動と日々の通勤あるいは家事の一部として行われた身体活動との間にも差はなかったそうです。世界保健機関(WHO)は、毎週少なくとも150分の「中等度」、もしくは75分の「強度」の有酸素運動を奨励しています。今回の研究で、週5日、わずか30分歩くだけでも死亡や心血管疾患のリスクを下げるのに有効であるとするものです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3143906
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ヒトの胚が胚盤胞を正しく形成するためにOCT4が必要

2017-09-26 08:30:32 | 研究
ゲノム編集技術を使った実験で、初期ヒト胚における「OCT4」遺伝子の役割を特定したとする論文がNatureに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、「CRISPR-Cas9」と呼ばれる遺伝子改変技術を使用して、受精卵からOCT4遺伝子を切除したことでOCT4の役割が明らかになったそうです。受精した卵子は細胞分裂を繰り返し、約7日後におよそ200個の細胞でできた球状の『胚盤胞』を形成するが、OCT4を切除すると胚盤胞を正しく形成できなかったようです。今回の成果は、不妊治療の増加につながる可能性があるということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3143709
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「結核」「HIV」「肥満」に関する国連目標

2017-09-25 08:30:13 | 研究
9月13日に発表された世界の188か国を対象とした健康に関する報告書によると、2030年までに新たな結核感染をなくすという国連目標を達成する見通しの国が皆無であることが分かったそうです(AFPBB NEWS)。これは、2015年に採択された国連(UN)の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成見通しについてまとめたもので、対象となった健康に関する目標37項目のうち、達成の可能性があるのはわずか5分の1程度であることが明らかになったというもの。報告書によると、2030年までに自殺や道路交通事故死、子どもの肥満を減らすという目標を達成しつつある国は全体の5%以下で、HIVの新たな感染をなくす目標では同7%だったそうです。米慈善財団「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)」から資金提供を受けた調査では、世界2500人以上の研究者が188か国での健康を取り巻く状況の進展を評価し、2030年までの見通しを予測。予測では富裕国と貧困国の間には「かなりの不均等」がみられ、高所得国は国連の健康関連目標の38%の達成が予想されるが、低所得国ではわずか3%にとどまっていたそうです。貧困国で達成度が低かったのは妊産婦死亡率、小児の発育不全、マラリア、環境リスクの低減などで、米国をはじめとする多くの富裕国では自殺、アルコール依存症、殺人の対策が低かったそうです。今後の見通しでは、マラリア根絶、乳幼児および妊産婦の死亡率の削減への取り組みが最も有望とされ、これらでは60%以上の国が国連目標を達成すると予測されているそうです。研究によると、健康関連のSDGsで最も達成率が高かったのは、シンガポールとアイスランド、スウェーデン。最下位はソマリア、中央アフリカ共和国、アフガニスタンだったそうです。米国は自殺、児童の性的虐待、アルコール乱用、殺人などが低評価となり24位。74位の中国は大気汚染、交通事故によるけが、中毒、喫煙などの問題が指摘されたそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3142692
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タトゥー顔料は体内深く浸透する恐れ

2017-09-24 08:30:41 | 研究
タトゥーに使われるインクの微粒子は人体内部へと染み込み、人の免疫系の重要な中枢を担うリンパ節にまで到達する恐れがあるとの研究結果がScientific Reportsに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。タトゥーの着色剤は、さまざまな種類の有機および無機顔料でできており、有毒な不純物で汚染されている恐れもある。また、大きさが1センチの100万分の1から数十億分の1ほどのこれら顔料微粒子には、ニッケル、クロム、マンガン、コバルトなどの汚染物質や防腐剤などに由来する分子が含まれているそうです。タトゥーのインクで、カーボンブラックに次いで2番目に多く用いられている原料は二酸化チタンで、この白色顔料は食品添加物、日焼け止め、ペンキなどにも使われているそうです。二酸化チタンは、皮膚のかゆみやかぶれなどの回復の遅れと関連づけられているそうですある推算によると、米国のミレニアル世代の約40%は、体の見える部分/見えない部分に少なくとも1か所のタトゥーを入れているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3142679
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月面

2017-09-23 08:30:02 | 宇宙
来月4日の「中秋の名月」を前に、日本科学未来館は、有機ELパネルを使用した直径約6メートルの大型球体ディスプレー「ジオ・コスモス」に月面の映像を映し出すイベントを始めたそうです(YOMIURI ONLINE)。月周回衛星「かぐや」が撮影した鮮明な画像データを使い、地球からは見られない月の裏側まで、ぐるっと月見を楽しめるそうです。映像は、午前10時50分から1時間おきに約5分間、1日6回映される。来月6日まで見られるそうです(火曜休館)。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170913-OYT1T50084.html?from=ytop_main4
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臭いの強さを嗅ぎ分ける犬型ロボット

2017-09-22 08:30:08 | 研究
人の足などの臭いの強さを嗅ぎ分ける犬型ロボットが開発されたそうです(YOMIURI ONLINE)。体長15センチのぬいぐるみ型で名前は「はなちゃん」。鼻にセンサーを付けており、臭いが弱ければ「すり寄る」、中程度なら「ほえる」、強ければ「倒れて気絶する」と3段階の反応を見せるとのこと。2日間履いた靴下の臭いを気絶する基準に設定したそうです。今後、消臭剤を噴霧する機能を追加する予定で、販売価格は1体十数万円を見込んでいるそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170908-OYT1T50024.html?from=yrank_ycont
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楕円型の銀河

2017-09-21 08:30:13 | 宇宙
平らな円盤の形をした銀河が、中心部が厚い楕円形に変わっていく様子の観測に成功したと、国立天文台などの研究チームが発表したそうです(YOMIURI ONLINE)。地球から約110億光年離れた、成長中の銀河の活動に着目。銀河の形の変化や、星ができる様子を、ハッブル宇宙望遠鏡と南米チリのアルマ望遠鏡を使って詳細に観測。その結果、銀河の中心で多数の新たな星が急激に誕生し、厚みのある楕円に形を変えつつあることがわかったというもの。1年間に誕生する星の質量は太陽の約126個分に相当し、地球がある天の川銀河の約40倍のペースで増えているそうです。楕円形の銀河は、複数の円盤形の銀河が衝突・合体してできることが知られていたそうです。ひとつの銀河が成長して楕円形の銀河になるケースが観測されたのは初めてとのこと。衝突説以外の楕円形銀河の形成過程の解明に向け、大きな一歩となる成果だそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170912-OYT1T50075.html?from=ycont_top_txt
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