健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

収入とスポーツへの意識

2011-01-31 07:25:25 | 研究
収入とスポーツ活動への参加。確かに、何となく関係ありそうな気もしますが、ある一定水準を超えればあまり関係はないような気もします。ところが、年収が高い人ほど体を動かすことに積極的で、実施種目にも「収入格差」があるというデータが発表されました(ASAHI.COM)。調査は2010年5~6月、全国2000人の成人を対象に実施され、過去1年間まったく運動しなかった人は、年収100万円未満(全体の30.3%)の層では25.7%だったのに対し、600万円以上(同8.1%)だと13.0%と半減したそうです。逆に、週2回以上、1回30分以上ややきつい運動をする人は600万円以上では21.1%で、100万円未満の18.3%を上回ったというのです。また、ゴルフのラウンドに出た人は100万円未満の層は1.48%。これが100万円~600万円未満(同43.1%)だと10.9%に上り、600万円以上では26.71%に跳ね上がったということです。この調査は笹川スポーツ財団によるもので、1992年から「スポーツライフ」調査を1年おきに続けているそうですが、年収の質問事項を入れたのは今回が初めてだそうです。2000人のうち370人(同18.5%)が年収については「答えたくない」としたほか、親と同居する学生や専業主婦は世帯収入が多いにもかかわらず「収入なし」と回答した可能性もあるなどの限界はあるそうです。スポーツによっては費用がかかるものがありますので、ゴルフの結果は何となく理解できます。でも、お金のかからないスポーツもありますが・・・・・。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカー日本代表。アジアの頂点に

2011-01-30 07:39:46 | 日記
サッカー日本代表。今日の未明に行われたアジアカップの決勝。オーストラリアとの戦い。90分を終わって、スコアレスドロー。延長戦へ。延長後半に日本が先制点。そして、そのまま、日本が勝利しました。何度も危ない場面がありました。これまでの相手とは少し違い、明らかに難しい戦い方を強いられていたような気がします。新しくなった日本代表の1つの特徴だった速いパス回しと早い展開。その結果、相手の守備を撹乱して、相手のゴールネットを揺らしてきました。アジア杯では、なかなか得点を挙げられない試合でも、ディフェンスを崩して決定的なチャンスを何度も作っていました。ところが、オーストラリアは足が長いのか、相手のスピードもあり、かつディフェンスの予測が比較的的中するなどパスがこれまでのように上手く通らなかったですね。また、ボールを奪われる場面もしはしば。でも、試合が進むにつれて明らかにオーストラリアに疲れが。これまで通らなかったパスが通るようになったり、ドリブルを仕掛けたりすると相手を振り切れるなど。そうした展開の中で、延長後半にゴール前で完全なフリーが生まれ、得点に結びつきました。とにかく優勝して良かったです。今後も日本代表チームには期待できるかも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慶応大学法学部はセンター試験から撤退

2011-01-29 08:17:26 | 日記
慶応義塾大学法学部は、2012年度の入試で大学入試センター試験の利用をやめ、新たな制度を導入すると発表しました。法学部はこれまで、法律、政治の両学科で一般入試の募集定員計560人のうち100人をセンター試験を利用して募集してきたそうです。法学部としては地方の学生を求めてセンター試験を利用していたそうです。利用を始めた1990年度入試では、関東・甲信越地方以外の学生がセンター利用入学者の約8割だったそうです。しかし、2010年度入試では地方の学生の割合は5割を下回ったそうです。そこで、地方からの学生向けに地域ブロック枠を新たに設定するそうです。代わりに、学科試験を課さないAO入試の中に、全国を6ブロックに分け、学科ごとに各ブロック最大10人ずつ募集する制度を設けるそうです。高校で一定の成績を収めた受験生を、小論文中心の「総合考査」や面接などで選考するそうです。大学としては、大学卒業後に地方に戻って活躍するような人材を育てたいということらしいです。薬学部もセンター試験の利用を取りやめるそうで、これで慶応大学のセンター利用はなくなるそうです(YOMIURI ONLINE)。募集をすれば学生が集まる大学だからこそでしょうか。地方私立大学ではこうした選択は・・・・・。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビフィズス菌がおなかの調子を良くする仕組み

2011-01-28 08:08:50 | 研究
ヒトの腸内には非常にたくさんの細菌が住みついています。常在細菌あるいは腸内細菌とも言われています。その中に、ビフィズス菌というものがあります。ビフィズス菌、コマーシャルで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ビフィズス菌を食品として体内へ取り込み、腸の調子を整える。そんなビフィズス菌が腸内で働く仕組みが解明されたそうです(YOMIURI ONLINE)。無菌のマウスに特定のビフィズス菌を1週間経口投与し、その後に、下痢などを引き起こす病原性大腸菌O157を感染させて腸内を調べた結果、O157による血液中の毒素量がビフィズス菌を与えていないマウスに比べて5分の1以下に抑えられたというのです。その一方、ビフィズス菌を与えていないマウスはO157による毒素で死亡したそうです。また、大腸の細胞を使った実験では、酢酸が細胞を保護してO157から守っていることがわかったそうです。つまり、ビフィズス菌は酢酸を作り出すことで細菌の繁殖や毒素を防いでいるということになります。こうしたビフィズス菌の効果について、科学的な証明は初めてだそうで、ネイチャーに掲載されたそうです。でも、ビフィズス菌にも種類があるそうで、効果があるビフィズス菌とないビフィズス菌があるということです。経口摂取されたビフィズス菌の何%ぐらいが、腸管まで到達したのでしょうか?胃酸という大きな障壁がありますので・・・・・。その点は少し疑問です。ヒトでも同様の効果があるのでしょうか?
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大学選びは就職を考えて・・・・・

2011-01-27 07:45:38 | 日記
センター試験から一週間以上経過し、大学入試が本格的になってきています。本学も、昨日(26日)に一般入試(前期)を実施しました。今回の入試では、試験会場を東は東京から、北陸は金沢、西は大阪と本学以外に9か所設けて実施しました。まだ、センター利用方式の入試と一般入試(後期)が控えています。さて、今年の大学入試動向の結果がまとまるのはまだまだ先だと思いますが、進学先を選ぶ傾向について、岡山県の情報が紹介されていました(YOMIURI ONLINE)。不況の影響か、私立大学の志願者が減少し、国公立志向が強まっているそうです。また、文系より理系の学部に人気が集まり、医、薬、看護、保健など就職に強いとされる学部を志願する人が多いそうです。つまり、大学に入る前から就職活動に危機感を抱いていると。本学は私立大学ですが、理学療法学科と看護学科を擁していますので・・・・・。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯の健康は頭の健康につながる

2011-01-26 08:06:57 | 研究
65歳以上で自分の歯がほとんどなく、入れ歯を使っていない人は、歯が20本以上残っている人に比べ、介護が必要な認知症になる可能性が1・9倍高くなることが、厚生労働省研究班の調査でわかったそうです(YOMIURI ONLINE)。調査は、愛知県の65歳以上の4425人を対象に2003年から4年間行われたそうです。この間に、介護が必要な認知症を発症した割合は、歯が20本以上残っている人は2・9%だったそうです。一方、歯がほとんどなく、入れ歯を使っている人は7・3%、歯がほとんどなく、入れ歯も使わない人は11・5%にもなったというのです。年齢の違いや持病の影響を考慮して計算した結果、自分の歯がほとんどなく、入れ歯を使っていない人が認知症になるリスクは、歯が20本以上残っている人に比べ約2倍高くなるというのです。食べ物を「あまりかめない」と答えた人の場合も「何でもかめる」と答えた人より1・5倍高かったそうです。これは、咀嚼運動の影響なのでしょうか。それとも栄養の問題なのでしょうか。それとも、手入れの問題なのでしょうか。複雑な要素が関わっている問題ではないかとは思います。おいしいものをおいしく食べるため以外にも、自分の歯は大切にしたいものですね。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4人に1人はメタボかメタボ予備軍!

2011-01-25 08:25:09 | 研究
2009年度の特定健康診査、いわゆるメタボ健診の速報値が発表されました(ASAHI.COM)。その結果、2009年度のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)該当者は、全体の14.7%ということです。さらに予備群も含めれば27%に上り、4人に1人はメタボの危険性だというのです。このメタボ健診は、2008年度から40~74歳を対象に健康保険組合などの保険者に義務づけられています。2009年度のメタボ該当者は、前年度の14.4%から微増しました。しかし、予備群は12.5%で、前年度の12.4%とほとんど変わらなかったそうです。ですので、全体として昨年度から微増。2009年度は約5220万人の健診対象者のうち、40.5%が受診したそうで、前回より1.6ポイント受診率が上昇したそうです。この受診率が微増に関係しているのでしょうか。それにしても4人に1人というのはあまりにも大きすぎる数値のような気がします。やはり基準に少し無理がある?どではないでしょうか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脂肪肝を予防する魔法の水!?

2011-01-24 07:22:34 | 研究
鳥取県倉吉市蔵内の地下約250メートルからくみ上げられる天然水(商品名・白山命水)には、飲用すると脂肪肝になりにくい効果がマウス実験で確認できたという発表があったそうです(YOMIURI ONLINE)。白山命水を与えるマウスと水道水を与えるマウス7匹ずつに、ココアバターなど脂肪分の多い餌を12週間にわたって食べさせ、それぞれの肝細胞を比較したそうです。白山命水を飲んでいたマウスの肝細胞は、脂肪肝の指標となる中性脂肪やコレステロール値の上昇が水道水を飲んだマウスの約2分の1に抑えられたというのです。ですが、まだ、メカニズムは不明だそうです。白山命水は抗酸化力が強いという情報があるようですが、抗酸化作用が肝臓への脂肪蓄積をどのように抑制したのか、疑問が残ります。また、脂肪肝といっても、肥満によるものだけでなく、アルコール性脂肪肝もあります。今回の実験では、脂肪過多に対する予防効果ということでしょうか。メカニズムが分からないにしても驚きの効果です。果たして、ヒトの肝臓にも効果があるのでしょうか?
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

車でテレビを見ると酔いますか?

2011-01-23 08:32:38 | 研究
車に乗車中にテレビを見ると酔いやすいというのですがいかがでしょうか。もちろん、走行中ということです。止まっていれば、それは部屋などで見ていることと、あまり条件はかわりませんので。走行中、後部座席にモニターを設置すればTVやビデオを見ることが可能ですね。また、携帯TVやDVDプレーヤーなど、見る方法はたくさんあると思います。走行中にモニタを見ると酔いやすくなるというのです。これは、私たちの耳石など加速度を検出する前庭器からの情報と資格からの情報の不一致によるものと考えられています。つまり、走行中は様々な方向の加速度がかかりますが、モニタなどを注視していると、視覚からの情報では加速度変化はないということになります。すると、情報の不一致によち混乱が生じて、気分が悪くなるのではないかと考えられています。いわゆる一般の車酔いと同じです。よく、酔いやすい人は前方が見渡せる座席に座った方がよいと言われるのは、このためです。前方を見渡せると、加速度変化がある程度予測できるからですね。でも、その予測は完全ではないので、他の座席より良いというだけで、全く酔わないというものではありません。さて、話を元に戻すと、後部座席でじっとモニタを見ていても車酔いしにくい車内テレビ用のディスプレーが開発されたそうです(ASAHI.COM)。カーブや加速に合わせてディスプレー内の背景が動く仕組みだそうで、早ければ数年以内に実用化される見通しということです。開発したディスプレーは、感覚の矛盾を最小限に抑えるため、映画やドラマなどの映像の周囲に連続する縦じまの背景を設け、ディスプレーに搭載しているセンサーがカーブに伴う遠心力を感知すると、映像そのものを映している部分は動かないが、周囲にある背景の縦じまがカーブと反対方向に動くというものです。そうすると、見ている人の視覚と平衡感覚は自然に近い状態になり、車酔いの軽減につながるそうです。どの程度需要がああるでしょうか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ棋士の次の一手は?

2011-01-22 07:29:20 | 研究
プロ棋士が盤面を見て「次の一手」を考える時、脳の特定の場所が活発に働くことが明らかになり、サイエンスに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この研究には、プロ棋士28人とアマチュア棋士34人が参加し、脳のどの部位が活発化するかを機能的磁気共鳴画像(fMRI)で調べたそうです。まず、将棋の盤面で「序盤」「終盤」といった局面を瞬間的に見せ、状況をどう把握するか探り、プロでは視覚に関係する大脳内側の楔前部が、アマの約3倍強く反応したそうです。続いて、詰め将棋の盤面を1秒間見せた後、次の一手を2秒以内に回答してもらうと、プロ棋士では大脳基底核の尾状核が活発に働き、より活発な棋士ほど正答率が高かったそうです。アマ棋士の尾状核にはほとんど活動が認められなかったそうです。尾状核は、学習と記憶関係がある部位です。脳機能にはまだまだ未知な部分がたくさん残っていますが、こうして徐々に解明されていくのでしょう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする