健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

地球サイズの系外惑星を10個発見

2017-06-30 08:30:51 | 研究
先日、米国航空宇宙局(NASA)が、地球サイズの岩石惑星を新たに10個発見したと発表したそうです(AFPBB NEWS)。これらの惑星は水が液体で存在し、生命を維持できる可能性があるとも。地球がある天の川銀河(銀河系、Milky Way)を走査観測するために2009年に打ち上げられたケプラー(Kepler)宇宙望遠鏡を用いて、太陽系の外にある惑星(系外惑星)を探すミッションを実施しているチームは今回、同望遠鏡で検出された系外惑星の候補天体219個の調査結果を公表。新たに発見された候補天体のうちの10個は、地球の太陽公転軌道と同様の距離で主星を周回しており、液体の水が存在し、生命を維持できる可能性のある「ハビタブルゾーン(生命生存可能領域)」内に位置しているというもの。ケプラー宇宙望遠鏡はこれまでに系外惑星候補を4034個発見しており、うち2335個は他の望遠鏡で実際の惑星であることが確認されているそうです。ハビタブルゾーン内にある地球サイズの惑星は、今回新たに10個発見されたことで、銀河系全体で計50個に。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132651
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エチオピアコーヒー

2017-06-29 08:30:05 | 研究
エチオピアのコーヒー豆栽培は、気候変動による影響にさらされており、栽培地をより高地に移転しなければ収穫量が半分以下に激減する恐れがあるとする論文がNature Plantsにに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ゼゲ半島などの主要な栽培地域では、平均気温の上昇と降水量の減少によりすでに影響が出始めているそうです。もし地球温暖化が現在のペースで進行すると、コーヒー豆栽培地の最大60%は、2070年までに栽培に適さない土地となる恐れがあるそうです。ちなみに、エチオピアの平均気温は、過去50年間で約1.5度上昇しているそうです。今回の調査によると、適切な時期など、しっかりとした計画の下で栽培地の移転を行うことで、同国最大の輸出産業を救うことができるだけでなく、栽培面積を4倍に拡大することも可能だとも指摘。そこで、栽培地をどのくらい移動させればよいかを気候変動のペースを念頭に計算したところ、10年ごとに標高約32メートル上る必要があることが明らかに。コーヒー豆は現在、標高1200~2200メートルで栽培されているそうです。国際コーヒー機関(International Coffee Organization、ICO)によると、高品質のアラビカ種原産地であるエチオピアは、コーヒー豆の生産量がブラジルやベトナム、コロンビア、インドネシアに次いで世界第5位だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132733
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魚の「ラブコール」!?

2017-06-28 08:30:52 | 研究
絶滅が心配されている魚の生息数を計測するための新たな手法を公開(AFPBB NEWS)。この手法、繁殖期の魚たちのラブコールを盗み聞きして、その個体数を推定するというもの。水中マイクと数理モデルを使い、カリフォルニア湾)のニベ科の魚「コルビナ」の生息数を割り出したそうです。この方法は、その他にも、ニシン、イワシ、タラ、ハドック、ニベ、ハタ、スズキ、フエダイ、ナマズ、チョウザメなどでも適応可能とのこと。コルビナの成魚は毎年春、繁殖行為のためにコロラド川デルタの浅い河口に集まってくるそうです。その数約200万匹とも言われているが、通常この水域には、その1%足らずが生息しているのみだそうです。コルビナの繁殖行動では、雌を引き付けるために雄がラブコールを発するそうです。そのコールはすさまじく、人の耳をつんざくほどの大音量だそうです。コルビナにとって不幸なのは、このラブコールによって自らの位置が漁師たちに分かってしまうことだそうです。約3週間の繁殖期の間に、漁師たちは100万匹以上のコルビナを捕獲。だが今後は、このラブコールをコルビナを救うために利用できるようになるかもしれないという。コルビナは国際自然保護連合(IUCN)による世界の野生動植物の絶滅危機の度合いを示す「レッドリスト)」で「危急種(Vulnerable)」に指定されているためだそうです。この新たな手法では、数理モデルを使い、魚が出す音のレベルから魚群の密度を決定。

http://www.afpbb.com/articles/-/3131977
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母親の肥満で先天異常リスク上昇

2017-06-27 08:30:31 | 研究
肥満の母親から生まれる子どもは、心臓や生殖器の先天性形成不全などの深刻な出生異常を引き起こす可能性が高くなるとの研究結果がBritish Medical Journal(BMJ)に発表されたそうです(AFPBB NEWES)。母親の肥満度が高いほど、このリスクが上昇するそうです。2016年に発表された研究では、重度の肥満に分類される18歳以上の女性の人数は2000年には約5000万人だったがわずか10年で2倍の約1億人に増加し、この傾向が続けば2025年までに女性の5人に1人が肥満、10人に1人が重度の肥満になると警告されていたそうです。世界保健機関(WHO)の基準では、BMIが18.5~24.9で標準体重、25~29.9で過体重、30~34.9で中度の肥満、35~39.9で重度の肥満、40以上で病的肥満としています。今回の最新研究では、スウェーデンで2001~2014年の期間に登録された出生記録データ120万件以上を使用。深刻な先天性形成不全(出生異常)に関する情報を収集、このデータと母親の出産時のBMI値を調査。調査対象の新生児のうち、4万3500人余りが深刻な先天性異常を抱えて生まれ、このうち患者数が最も多かったのは先天性心疾患で、次いで新生児の生殖器、手足、泌尿器系、目、消化器系などの先天性の形成不全、顔面裂、脊椎や脳の神経系の先天異常の順だったそうです。標準体重とそれ未満の体重の母親から生まれた子どもの先天性異常の割合は約3.4%。この割合は、過体重に分類される母親の子どもで3.5%、肥満の母親の子どもで3.8%、重度の肥満で4.2%、病的肥満で4.7%で、女児より男児の方が高かったというもの。胎児の器官形成は妊娠の最初の8週間のうちに行われるため、受胎後に体重を落としても遅すぎる可能性が高いとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132235
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新抗生物質「シュードウリジマイシン」

2017-06-26 08:30:54 | 研究
現在知られている抗菌薬に耐性を持つ細菌に対し、高い効果が見込める新たな抗生物質「シュードウリジマイシン(pseudouridimycin、PUM)」が発見されたとする論文がCell(オンライン版)に発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この抗生物質はイタリアで採取した土のサンプルから発見された微生物によって作られたものだそうです。この新抗生物質は20種類の菌の発育を阻害し、特に複数の抗生物質に耐性を持つ連鎖球菌(streptococci)やブドウ球菌(staphylococci)への有効性が確認され、しょうこう熱に感染したマウスの治療にも効果があったそうです。この新抗生物質はポリメラーゼと呼ばれる酵素の作用を抑制するものの、同じ酵素を標的に用いられる「リファンピシン(rifampicin)」とは作用が異なるそうで、現在販売されている抗生物質に比べて、薬剤耐性を引き起こす可能性が10倍低いそうです。3年以内に臨床試験に着手し10年以内に発売できる可能性とも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132443
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空飛ぶ車!?

2017-06-25 08:30:23 | 研究
オランダの企業が、世界で初めて空飛ぶ車を今にも発売しそうということです(AFPBB NEWS)。この企業が世界初とうたうジャイロコプター型2人乗り三輪車は、すでに製造準備が整っており、現在は地上と空での使用認可を申請中とのこと。2018年末までに初の空飛ぶ車を顧客に届けることを目標に掲げているそうです。所有者は、運転免許と操縦士ライセンスの両方が必要となるそうですが、鍵を手に取ったら離着陸場まで運転して離陸し、着陸後はそのまま目的地まで地上を走行できるため、まさに「ドアツードア」の感覚を体験できるそうです。この空飛ぶ車には100馬力のエンジン2基が搭載されており、通常のガソリンが使用できるそうです。最大高度は3500 mで、航続距離は400~500 km。地上での最高速度は、時速約170 km。2019年に、50~100台の製造を見込み、2020年には「数百台」への増産を目指しているそうです。気になる価格は、初のモデルは49万9000ユーロ(約6200万円)で、続いて製造予定のやや価格を抑えたモデルでも29万9000ユーロ(約3700万円)となっているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132527
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画期的な強力吸着パッド

2017-06-24 08:30:30 | 研究
タコの触手の吸着力にヒントを得た画期的な吸着パッドが開発されたとする論文がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。濡れた面や油が付着した面でも機能し、医療や産業分野での多大な活用が期待されるそうです。研究開発のきっかけはスーパーで買ったタコの触手の吸盤を顕微鏡で観察・分析したことだそうでう。この結果を基に、極小の強力な吸盤で覆われたポリマーパッチを作成。指の爪程度の大きさのこのパッチで水中では最大400グラムの物体を持ち上げることができるそうです。また耐久性にも優れ、1枚のパッチは1万回以上の吸着と脱着の繰り返しにも耐えるとも。この吸着システムは、シリコンやガラスのほか、乾いた状態、湿った状態、水中、油分付着といった種々の不都合な状態の表面に対し、強力で非常に耐久性のある吸着力を示したそうです。今回開発された新吸着パッドには化学的な粘着物質は含まれていないため、傷口の縫合などの医療目的での使用が期待できるということです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3132600
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5人に1人が「痩せすぎ」

2017-06-23 08:30:54 | 研究
フランスでは10代の少女の約5人に1人が痩せすぎとする調査結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。一方で、フランスでは肥満の増加も問題となっているそうです。フランス公衆衛生当局の2015年の調査によると、11~14歳の少女の19.6%が痩せすぎの状態で、10年前の5倍に。6~17歳の男女でも13%に上り、10年前の8%から増加。若年層に痩せすぎの人たちが増えている背景として考えられるのは、モデルのような体形を強調するファッショントレンドだそうです。そのうちの一つが「A4ウエストチャレンジ」と呼ばれるもので、少女たちは縦向きにしたA4サイズの紙を自分の腰の前に持ちながら自撮りし、写真をインターネットに投稿してウエストの細さを競っているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3131947
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重力マイクロレンズ

2017-06-22 08:30:55 | 研究
あのアインシュタインが100年前に提唱した理論の一つを裏付ける現象を、ハッブル宇宙望遠鏡を用いて観測することに成功したとの研究論文がScienceに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。論文によると、遠方の星の前を別の天体が通過する際に星の光が曲げられ、そこから天体の質量を知ることができる「重力マイクロレンズ効果」として知られる現象を初めて観測したということです。この重力マイクロレンズ効果は1919年、皆既日食時の太陽の周りで星の光が曲がったことで確認されたそうです。当時、この発見は、重力を時間と空間の幾何学的関数として記述するアインシュタインの一般相対性理論に対する説得力のある証拠の一部を提供したそうです。一方で、アインシュタインは、この現象を太陽以外の恒星で観測するのは不可能と考えていたそうです。その証拠に、1936年にサイエンス誌で発表した論文では、恒星同士が離れすぎているために「この現象が直接的に観測される見込みは全くない」と記しているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3131260
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鳴き鳥の歌と遺伝子

2017-06-21 08:30:44 | 研究
鳴き鳥の歌と遺伝子

少なくとも一部の鳴き鳥については、種特有の鳴き声が遺伝子に組み込まれているという研究論文が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究では、スズメ目ヒタキ科の鳥の卵を巣から取り、別種の「里親」鳥の巣に移したところ、そこでふ化して育てられたひな鳥が生涯にわたって、遺伝的に同種の鳥に特徴的な鳴き声を好む傾向を一貫して示すことが確認できたというもの。つまり、鳴き声を区別する能力は生まれつきのもので、習得するものではないということに。鳥の鳴き声は、音声学習を後押しする行動的、神経的、遺伝的な各メカニズムを研究するためのモデルとなるそうです。音声学習とは、人や動物が言葉を吸収して再生する能力。鳴き鳥は幼鳥の頃から、自分と同じ種の鳥の鳴き声と別種の鳴き声を聞き分けることができるそうです。長い間、この能力が先天的か後天的かを明らかにしようとしてきたそうです。進化の観点からみると、音声学習能力は鳥が自分と同じ種の仲間を識別して、別種との交尾を避ける助けになる可能性が高いそうです。今回研究対象としたのはヒタキ科の鳥だそうです、ヒキタの雑種は不妊個体になるとのことです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3131807
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