健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

ケネディースペースセンター39A

2017-02-28 08:30:32 | 研究
米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は、Florida州Cape CanaveralNASAのケネディスペースセンター(KSC)から、国際宇宙ステーション(ISS)への補給船を積んだロケット「ファルコン9(Falcon 9)」を2月19日に打ち上げたそうです(AFPBB NEWS)。そして、今回使用された発射施設「39A」は、1960~70年代の月面探査のための宇宙船の打ち上げや、1981~2011年のスペースシャトルの打ち上げにも使われた歴史的な施設。スペースXが補給船を打ち上げるのは10回目。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118456
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海水の酸素量が過去55年で2%減少

2017-02-27 08:30:43 | 研究
世界の海洋で、海水中の酸素量が1960年以降2%以上減少したとの研究報告がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究論文によると、「無酸素水塊」と呼ばれる水中の酸素が欠乏した海水量が、1960年以降の55年間で4倍に増加したということのようです。また、温室効果ガスとなる亜酸化窒素(N2O)について、海洋で生成され大気中に流出される量が増加する可能性があるとも。地球表面のほぼ4分の3を占める海洋は、わたしたちが呼吸する酸素の約半分と数十億人分の食料を毎年もたらしています。海洋の酸素量が2%減少したことは、それほど大したことではないように思われるかもしれないが、酸素量がすでに低下している海域では、海洋生態系に及ぼされる影響は深刻になる可能性があると警告しているそうです。酸素減少の大半は、太平洋の北および赤道域、南極海、南大西洋で起きているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118083
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リンゴ体形

2017-02-26 08:30:52 | 研究
腹部に脂肪がたまりやすい遺伝的傾向を持つ「リンゴ体形」の人は、2型糖尿病と心臓病のリスクが高まる可能性があるとの研究結果がJAMAに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。今回の研究では、腹部脂肪蓄積の遺伝的素因と2型糖尿病および冠状動脈性心臓病リスクとの関連性を調べた結果、その答えが間違いなく『ある』と分かったということのようです。これまでの観察的研究では、腹部の脂肪と2型糖尿病および心臓病との間に関連性があることは明らかになっていたが、因果関係の証明にまでは至っていなかったそうです。これまでの研究で、おなか周りと腰周り(ウエスト・ヒップ比)の腹部肥満率に関連する遺伝子変異48個が同定され、この変異の有無に基づき、遺伝的リスクの指標(リスクスコア)が作成されていたそうです。今回の研究では、腹部肥満率の上昇につながる特定の遺伝子を持つ人は、脂質値、インスリン値、血糖値、最高血圧などが高い上、2型糖尿病と心臓病のリスクも高いことが明らかになったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117845
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アルツハイマー病治療薬臨床試験の中止

2017-02-25 08:30:03 | 研究
米国医薬品メルク(Merck)は、アルツハイマー病の治療に期待がもてるとしていた薬剤の臨床試験を中止すると発表したそうです(AFPBB NEWS)。薬に効果がないことが研究で明らかになったというのです。中止が発表されたのは、アルツハイマー病の治療薬として開発されていたベルベセスタットだそうです。2月14日に発表された声明でメルクは、「肯定的な臨床結果が得られる可能性はほぼ皆無」との外部機関の調査結果を受け、軽度から中程度のアルツハイマー病患者を対象に行われていた臨床試験を打ち切る決定を下したと明らかにしたそうです。ベルベセスタットは、BACEIとして知られる酵素を阻害し、ベータアミロイドと呼ばれるタンパク質の量を減らす働きがあるとされているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3118004
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ITウェアによるリハビリ

2017-02-24 08:30:03 | 研究
心拍数などを計測できるITウェアを使い、リハビリに応用するための実証実験が始ったそうです(YOMIURI ONLINE)。患者の運動効果をスマートフォンなどの画面で見えるようにすることで、効果的なリハビリにつなげる狙いで、3年後の実用化を目指すそうです。この着るITウェアは、2014年に東レとNTTが開発した「hitoe(ヒトエ)」という電気を通しやすい素材でできているそうです。繊維の直径は一般繊維の約20分の1と細かく、皮膚にふれやすくなることで、心拍をより正確に計測できるそうです。さらに、ウェアの胸にNTTドコモの重さ24グラムの端末(縦7センチ、横3・7センチ)を付けることで、患者の姿勢や歩数を測定し、スマホなどでデータを表示して治療に役立てることができるというもの。ヒトエは、これまで暑さ対策が必要な工場やスポーツ用に使われているそうですが、医療のリハビリ分野での実証実験は初めてだそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170211-OYT1T50022.html?from=ytop_ylist
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キヌアのゲノムほぼ解読

2017-02-23 08:30:04 | 研究
数百年前に南米Andes山脈のInca帝国で栽培されていた穀物キヌア(キノア、キンワ)のほぼ完全なゲノム(全遺伝情報)を解読したとの研究結果がNatureに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。研究者らは、世界の飢餓問題解決の助けになる可能性があるとしているそうです。原産地以外では、欧米の健康食品愛好家らに最も良く知られているキヌアは、専門家らによると、栄養価が非常に高く、グルテンフリーで、必須アミノ酸、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいるそうです。また、他の穀物に比べて「グリセミック指数(GI値)」が低いため、糖尿病患者にとっては都合の良い穀物ということになります。キヌアは、海抜4000メートル以下の大半の食用植物が生育困難な条件下でも育つそうです。一方で、キヌアの世界消費量は、コムギ、コメ、オオムギ、トウモロコシなどと比べると極めて少なく、他の主要穀類やその加工品はそれぞれ年間消費量が数億トンに上るのに対し、キヌアは年間10万トン足らずだそうです。キヌアが抱える問題の一つは、苦い味の種が自然に作られることだそうで、この苦味成分(サポニン)を除去するための処理には、大きな労働力と費用が必要となる上、水を大量に用いなければならないそうです。もう一つの制約は、キヌアが小さい穂と長い茎を持つ植物であることから、強風や豪雨で倒れやすいことだそうです。今回のゲノム解読により、こうした課題解決へのきっかけとなることが期待されているようです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117177?pid=0&page=2
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極小ドローンを使った人工授粉

2017-02-22 08:30:17 | 研究
極小ドローンを使った人工授粉

馬の毛と粘着質のゲルでコーティングされた小型のドローン(無人機)が、作物の受粉を助け、世界的なハチの生息数減少を穴埋めする一助となるかもしれないとする研究論文がChemに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この超小型ロボットは、実用化にはまだほど遠いそうですが、病気や気候変動を原因とするハチの減少に対し部分的な解決策を提供できる可能性があるそうです。ドローンを使っての実験では、ハチの全身を覆う細かい毛をまねてドローンの表面を馬の毛で覆い、底面にゲルを塗布してササユリ畑の上空に飛ばしたそうです。その結果、花粉を吸着したドローンは、別の花に飛んで行って受粉を媒介し、人工的に受粉した花が種子を作る過程に進んだことが確認されたそうです。さらに、全地球測位システム(GPS)や人工知能(AI)を使って、ドローンに受粉経路を学習させることも可能と考えているとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117317
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米国境の壁の影響

2017-02-21 08:30:00 | 研究
北米からメキシコの越冬地に移動したオオカバマダラ(学名:Danaus plexippus)の個体数が今季は4分の1減少したそうです(AFPBB NEWS)。また、トランプ米大統領が建設を計画しているメキシコ国境の壁が、カナダから長距離の渡りをするこのチョウに悪影響を及ぼす恐れがあるそうです。メキシコ当局によると、2016~17年の今季、オレンジと黒の羽を持つオオカバマダラはマツとモミの森林地帯2.91ヘクタールで見つかったが、これは前季の4.01ヘクタールと比べて27.4%縮小したそうです。ちなみに、このオオカバマダラの個体数は越冬するメキシコMexico州およびMichoacan州で見つかった森林の面積で推定するそうです。これは、昨年寒冷前線と雪が、オオカバマダラが越冬する中央山岳部の森林地帯の100ヘクタールを襲ったことによる影響のようです。さらに、オオカバマダラの生存はトランプ米大統領が3000キロメートルの国境に建設するとしている巨大な壁によって脅かされる恐れがあると警告。国境を越えて渡りをする際の自然の道しるべが障壁によって変えられてしまう恐れがあるというのです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117321
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遺伝性聴覚障害の治療

2017-02-20 08:30:57 | 研究
聴覚障害を持つ実験用マウスが良性のウイルスを使った遺伝子治療によって聴力を得られるようになったとする2つの研究論文がNature Biotechnologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。世界保健機関(WHO)によれば、遺伝性の聴覚障害のある人は世界で約1億2500万人とされるそうです。まず1つ目の研究では、特定の遺伝性聴覚障害を治すことのできる遺伝子を、良性ウイルスを使ってマウスの内耳まで輸送。それまでの同様の研究では失敗が繰り返されていたそうですが、今回はウイルスを「正しい場所」に届けることに成功し、内耳で音波を調整する働きをする「外有毛細胞」に注入することができたそうです。この技術によって「これまで達成できなかったレベルまで」聴力と平衡感覚を回復させることができ、マウスは人間のささやく声が聞こえるようになったそうです。2つ目の研究では、アッシャー症候群の突然変異遺伝子を持つマウスに対し、同じようにウイルスを使った治療を試みたそうです。アッシャー症候群は主に子どもが発症する遺伝性の希少疾患で、聴覚障害や平衡感覚異常、時に失明まで引き起こすそうです。生まれた直後のアッシャー症候群のマウスに対し、異常がある内耳の有毛細胞に正常型の遺伝子をウイルスを使って輸送したところ、これまでにない大きな成果が得られ、治療したマウス25匹中19匹が80 dBより小さい音が聞こえるようになったというのです。ちなみに、人間の通常の話し声の大きさは約70dBだそうです。遺伝性の聴覚障害者の治療に道を開く可能性があると期待されているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117112
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肉体労働や夜間勤務と女性

2017-02-19 08:30:31 | 研究
不妊の潜在的原因を調べ、夜間に働いていたり重いものを持ち上げる仕事に就いていたりする女性の卵子は、朝の9時から夕方の5時まで働いている女性の卵子に比べると、数と質の面で劣っている可能性があるとする研究論文がOccupational and Environmental Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。今回の研究は交代勤務または肉体労働が女性の身体的な妊娠能力にどのように影響するかを調べた初めての試みだとそうです。米国を拠点とする研究チームは、Massachusetts州の不妊治療クリニックに通っている平均年齢35歳の女性約400人のデータを分析。まず、卵巣内にどれだけの卵子が残っているかを示す卵巣予備能力と、生殖能力の低下に伴い増加するホルモンのレベル、さらに健康な胚に成長することができる「成熟卵」の数を調べ、これらのデータを女性の労働条件、業務に必要な身体運動の量や労働時間の長さなどと比較。割合としては、約40%の女性が仕事上、頻繁に重い物を移動したり持ち上げたりする必要があると答え、20%が肉体的に非常にきつい仕事に就いていると回答。91%が通常の勤務時間で働いていたそうです。肉体的にきつい仕事に就いている女性は、頻繁に重い物を持ち上げる必要がない仕事をしている女性に比べると、卵子の残量が少なかったそうです。また、重い物を持ち上げる女性は成熟卵の数も少なく、夕方や夜間または交代制で働く女性はさらに少なかったというのです。この影響が最も顕著だったのは体重過多の女性と37歳以上の女性だったとも。しかし、今回の研究では労働条件と卵子の健康状態との相関関係を認めたにすぎず、因果関係があるとは断言できないとしていることには忠が必要です。

http://www.afpbb.com/articles/-/3117057
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