健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

2014年の世界の平均気温は観測史上最高

2015-01-31 08:30:42 | 研究
2014年の地球の気温は過去1世紀以上の間で最も高かったことが確認されたそうです(AFPBB NEWS)。米国海洋大気局(NOAA)が出した報告書の結論と、米国航空宇宙局(NASA)が別に行った分析の結論が一致したそうです。NOAAの報告書によると、2014年の地上と海上の平均気温は記録を取り始めた1880年以降で最も高く、平均気温は20世紀の平均より0.69度高くなったそうです。これまでの最高記録は20世紀の平均より0.04度高かった2005年と2010年だったとも。記録的な暑さに見舞われた地域は、ロシア、Alaska西部、米国西部、南米の内陸部の一部、オーストラリアの東部と西部の沿岸の一部、アフリカ北部、欧州の大半などで、記録的な寒さに見舞われたのは米国の東部と中部の一部だけだったそうです。専門家らは今回の報告書について、化石燃料を燃やすことで人類が地球温暖化を加速させていることを改めて示すものだとしているとのことです。
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米国での今季インフルエンザワクチンの有効率は23%

2015-01-30 08:30:49 | 研究
米国の今冬のインフルエンザワクチンについて、全年齢層での医師の受診を防ぐ有効率が23%前後となっていることが、米国疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)の早期評価によって明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。過去10年間のインフルエンザワクチンの有効率は10%~60%の範囲なので、2014~2015年にかけて使われたワクチンが史上最悪だったわけではないそうです。ですが、今回の評価結果を憂慮したCDCは、インフルエンザに罹患した患者への抗ウイルス薬の使用を増やすよう医師らに呼び掛けているそうです。ワクチン効果が十分でなかった原因は、現在の感染流行を引き起こしているインフルエンザA型(H3N2)ウイルスの多数の変異型が、今季のワクチンに組み込まれていなかったためとされているそうです。
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月間日照時間が1時間

2015-01-29 08:30:43 | 日記
ちょっと驚くべきニュースを紹介します。ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで天候不良のため、2014年12月の月間日照時間が1時間しかなかったことが明らかになったそうです(AFPBB NEWS)。12月2日、10日、24日にそれぞれ15分から20分ずつ太陽が顔を出しただけだったそうで、1か月の日照時間がこれほど少なかったのは2008年以来だそうです。かつてロシア帝国の首都だった同市は1月は多少明るくなったようで、1月1日以降の日照時間はすでに3時間に達しているとも。
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米国ディズニーランドではしか流行

2015-01-28 08:30:42 | 研究
米国アナハイムのディズニーランド周辺で、米国ではすでに根絶が宣言されているはしかの感染例が急増し、予防接種を受けるよう呼びかけが行われているそうです(AFPBB NEWS)。昨年12月末以降、59人のはしか感染が報告され、うち42人はディズニーランドまたはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパークと関係があったそうです(5人はディズニーの従業員)。米国では2000年以降、はしかは公式に根絶されたとされてきたそうですが、欧州やアフリカ、アジアなど他の地域では、現在も感染が広がっていようでする。2014年、米国のはしか感染者は644人に上り、2013年に比べて急増しているそうです。
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最も適した禁煙治療法

2015-01-27 08:30:29 | 研究
ある喫煙者に最も適した禁煙治療方法を選ぶための指標として、ニコチン代謝の速さが鍵となるとする研究結果が、The Lancet Respiratory Medicineに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。これまでの研究では「CYP2A6」と呼ばれるニコチン代謝酵素の働きと喫煙欲求の関連性が明らかになっていたそうです。ニコチンが速く代謝されるほど、次の1本を吸いたいという欲求が起きやすく、従って禁煙もより難しいというのです。今回米国とカナダの研究者らは、CYP2A6の代謝速度をバイオマーカーとして用い、禁煙を希望する喫煙者1246人を対象に、ニコチンパッチと非ニコチン製剤による禁煙治療のどちらがより効果的か調べたそうです。その結果、大半の喫煙者があてはまる「ニコチン代謝が速い」場合は、ニコチンパッチよりも非ニコチン製剤(経口禁煙補助薬)を使用したほうが禁煙しやすく、6か月後も禁煙を続けている確率が高いことが分かったというもの。一方、ニコチン代謝の遅い喫煙者では、ニコチンパッチと経口禁煙補助薬を使用した場合に差はなかったそうです。対象となった喫煙者のうち、ニコチン代謝の速い人と遅い人はほぼ半数ずつに分かれたとも。禁煙をしようとした人の65%が1週間以内に再び喫煙しているそうで、喫煙者のニコチン代謝率に基づいて治療法を選択することは、喫煙者が自分に最適な禁煙方法を選ぶ一助となる有効な臨床戦略になり得るということです。
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節電には「健康問題」が効果的

2015-01-26 08:30:07 | 研究
節電を訴える際に、電気料金の節約を話すより、電力浪費による大気汚染で子どもたちの健康が損なわれる可能性があると話した方が、より節電効果があるという研究結果が、Proceedings of the National Academy of Sciencesに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。研究チームは、米California州Los Angelesに住む118世帯を対象に調査を行い、2種類の異なった評価結果を受けるグループに分けられ、約4か月にわたって毎週それぞれ報告を受けたそうです。1つのグループは、電力をより効果的に使用している別世帯との比較結果と、こまめに明かりを消して節電することで節約できる金額が示されたそうです。もう1つのグループには、同様の結果報告の他、電力の浪費が汚染物質の排出を助長していることや、がんや喘息などの子どもの健康問題に大気汚染が関連している可能性も併せて伝えられたそうです。その結果、子どもの健康問題に電力消費が関連していることが伝えられた世帯では、電力の平均消費量が8%減少。さらに、子どもがいる世帯では、平均で19%減少したというものだそうです。なんとなくわかるような気がしますね。
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長時間労働で飲酒量増加の危険

2015-01-25 08:30:59 | 研究
週48時間を超えて働く人は、「危険な量」のアルコールを飲むようになる可能性が高いとの研究結果が、British Medical Journalに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。40万人以上を対象とした研究により、長時間労働をする人は、アルコール摂取量が増加する傾向が11%高いことが分かったというもの。また、「危険なアルコール摂取」の習慣がつく可能性は、週35~40時間働く人に比べ、週49~54時間働く人では13%高く、週55時間以上働く人だと12%高かったとも。「危険なアルコール摂取量」の定義は、女性なら1週間当たり14ユニット以上、男性では同21ユニット以上とされているそうで、この量を飲むと肝臓疾患や心疾患、がん、発作や精神障害などの発症率が高まる可能性が指摘されているそうです。1ユニットは、中程度の強さのビールであれば3分の1パイント、アルコール度数が12%の赤ワインであれば175ミリリットル入りグラスの半分、ウイスキーなら25ミリリットルに相当するそうです。今回の研究対象となったのは、ベルギー、英国、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、ニュージーランド、スペイン、スウェーデン、台湾および米国の先進諸国だそうです。
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アルツハイマー病の新しい治療薬となる抗体

2015-01-24 08:30:00 | 研究
アルツハイマー病の新しい治療薬となる抗体が開発されたそうです(財経新聞)。アルツハイマー病の原因はまだ完全には明らかにされてないようですが、βアミロイドタンパクが細胞外にたまってできる「老人班」と、タウタンパクが過剰にリン酸化され細胞内にたまってできる「神経原線維変化」という2つの病理変化が現れ神経細胞が破壊されて発症すると考えられているそうです。しかし、これまでは主にアミロイドβを標的とする薬が開発されてきたそうですが、大きな有効性のある薬は開発されていないそうです。より効果的な認知症の治療には、今後アミロイドβを標的とする薬とタウを標的とする薬の併用療法が主流になるものと考えられているようです。今回開発された抗体はタウを標的とする薬の有力な候補になると期待されるそうです。
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マンガを使ったeラーニングがうつ病予防に効果的

2015-01-23 08:30:20 | 研究
マンガを使ったeラーニングによってうつ病の発症率が1/5に減少することが確認されたそうです(財経新聞)。働く人のうつ病が増加していいますが、これまでのストレスマネジメントは、抑うつや不安を減らす効果があることは分かっていたものの、うつ病を予防できるかどうかについては不明だったそうです。今回の研究では、「過去1ヶ月以内の大うつ病性障害に該当しない」などの基準を満たすIT系企業の社員762人を、マンガを用いたeラーニングプログラム(全6回)を受講するグループと受講しないグループに分けて、その後1年間の大うつ病性障害の発症数を調べたそうです。その結果、プログラムを受講したグループは、受講しないグループに比べて約1/5になることが分かったというもの。今後は、現在のeラーニングを改良し、さらに大規模な試験で効果を確認するとともに、認知行動療法を用いたeラーニングが働く人のポジティブなメンタルヘルスや生産性に与える効果についても研究を進めていく予定だそうです。
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第2言語の習得は脳機能に良い影響を与える

2015-01-22 08:30:18 | 研究
第二言語の習得開始時期が小児期の中頃でも脳に葉家橋を与えることが確認されたとする研究論文が、Proceedings of the National Academy of Sciencesに先日掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。10歳前後で英語の習得を始め、日常生活で英語を聞いたり使ったりするなど、日々英語に接する生活を送った人は、幼児期から英語しか使わず第2言語も学ばなかった人に比べて、脳の白質の構造に向上が見られたというもの。これまでの研究でも、より低年齢で第2言語を習得した人にこうした傾向が見られるとした結果が得られていましたが、より高年齢になっても同能の影響がみられたとする知見です。
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