健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

乳酸菌でストレス性の睡眠障害を改善

2012-07-31 08:30:12 | 研究
乳酸菌にストレス性の睡眠障害を改善する効果があることを発見したと発表しました(マイナビニュース)。サッポロビールが保有する植物性の「SBL88乳酸菌」を0.5%混和したエサをマウスに4週間摂取させた後、睡眠障害を誘発するストレス負荷を2週間続け、回転輪でのマウスの活動量が測定した結果、ストレスにより睡眠障害を引き起こしたマウスは、睡眠時間帯(昼)に寝つきが悪く、睡眠不足に陥る影響で活動時間帯(夜)に活動量が低下してしまうのに対し、「SBL88乳酸菌」入りの餌を摂取したマウスでは、活動時間帯の活動量の低下が抑制されていることが判明したというものです。また、SBL88乳酸菌を摂取したマウスでは、睡眠障害により発現が上昇する「睡眠障害マーカー遺伝子」の発現が抑制され、遺伝子レベルでも「SBL88乳酸菌」に睡眠障害を改善する効果があることも分かったそうです。睡眠障害は、社会の24時間化に伴う生活リズムの乱れやストレスが原因となって引き起こされ、睡眠時間の減少のほか、睡眠の質の低下、活動時間帯における疲労感や倦怠感など、その症状は多岐にわたり、現代社会の大きな問題となっています。このような睡眠障害を改善するためには通常、薬剤が用いられるが、その催眠作用により昼夜ともに眠気を催してしまう(活動時間帯でも眠くなってしまう)場合があることが知られています。乳酸菌に睡眠の質を向上させ、活動期における活動量の改善に効果を及ぼす可能性もあるそうです。
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平均寿命、世界一から転落

2012-07-30 08:30:09 | 日記
厚生労働省が先日、2011年の日本人の平均寿命を発表しました(YOMIURI ONLINE)。男性が前年より0・11年短い79・44歳、女性が0・40年短い85・90歳で、女性は1985年以来、守り続けた長寿世界1位の座を86・7歳だった香港に明け渡したそうです。東日本大震災による死者の増加が主な要因で、20歳代後半の女性の自殺率増加や、肺炎など呼吸器系疾患による死亡の上昇も影響したそうです。男女とも平均寿命は2010年もその前年を下回っており、男女とも2年連続で前年を下回るのは初めてだそうです。東日本大震災がなかったと仮定した場合の平均寿命は、男性は逆に2010年より0・15年延びて79・70歳、女性も86・24歳と前年とほぼ同水準になるそうです。でも、寿命の延びが鈍化しているのかもしれません。
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山芋成分がアルツハイマーを改善

2012-07-29 08:30:36 | 研究
ヤマイモなどに含まれる成分にアルツハイマー病を改善する作用があることが明らかになったそうです(YOMIURI ONLINE)。アルツハイマー病はアミロイドβと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積することで、神経細胞から伸びた突起「軸索」が病変を起こして記憶に障害が出る病気です。今回有効性が明らかにされた成分はヤマイモなどに含まれ、強壮作用があるとされる化合物ジオスゲニンだそうです。実験では、アルツハイマー病を発症させたマウスに1日0・12ミリ・グラムずつ、20日間連続で注射し、記憶力を試すと注射していないマウスが30分前に見た物体に初めて見るような反応を示したのに対し、注射したマウスは正常なマウスと同じく既知の物体と認識したというのです。実際、ジオスゲニンの投与でアミロイドβが約7割減少し、さらに軸索が正常な状態に戻っていたことが確認されたそうです。
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ロンドンオリンピック開幕

2012-07-28 08:45:45 | 日記
ロンドンオリンピック開幕。とうとう開幕です。ベッカム選手も聖火ランナーの一人でしたね。最終聖火ランナーは、7名の若い選手でした。ヘイ・ジュードが歌われましたが、若い選手にとってはどうだったのでしょう。これから連日白熱した戦いが始まります。日本人選手の成績も気になります。ただ、時差の関係で深夜から早朝にかけての試合もあり、全部を見るのは・・・・・。熱気に水を差すわけではないですが、少し気になる話題を1つ。言わるゆる移籍選手問題です。今回は日本人、いや元日本人がこの問題でマスコミをにぎわせたのでご存じの方も多いのでは。でも、こうした移民が代表選手になっているのは、他国でも結構あるそうです。バーレーンは12名の代表選手の内10名、イギリス選手でも約1割の60名弱もいるようです。もちろんこうした選手の中には、小さいころに移民として入国してずっとその国で生活していた選手も。でも、前回の北京オリンピックでは別の国の代表をかけて戦っていたけれども、今回は・・・・という選手もいるそうです。別の意味で日本の国体でも問題になっていましたが・・・・・。さて、どんな戦いが繰り広げられるのでしょうか。
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アルツハイマー患者は発症にかかわるたんぱく質産生が長寿者の2倍

2012-07-27 08:30:16 | 研究
105歳以上の長寿者と神経難病患者由来のiPS細胞(新型万能細胞)を変化させた神経細胞を比較すると、患者の細胞からでる病気発症にかかわるたんぱく質の量は、長寿者の2倍に上ることがわかったそうです(YOMIURI ONLINE)。まず、105~110歳で亡くなった2人の皮膚細胞を採取して、作製したiPS細胞を神経細胞に変えることに成功したそうです。さらに、神経の難病であるアルツハイマー病とパーキンソン病の患者からiPS細胞を経て神経細胞に変化させたそうです。そしてこれらの神経細胞を培養し、アルツハイマー病の発症にかかわる「ベータアミロイド」など毒性を持つたんぱく質の生産量を比べたそうです。患者の細胞のたんぱく質は、長寿者の2倍に達したというのです。もちろん、2人の長寿者は神経難病を発症していなかっそうです。
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なでしこ白星発進と松井選手の戦力外通告

2012-07-26 08:30:05 | 日記
ロンドンオリンピック。開会式は今週の土曜日?その前に、サッカーは一足早く開幕。日本選手団の先陣を切る形でサッカー女子日本代表なでしこジャパンがカナダと対戦。2対1で白星発進。このレベルの選手にはプレッシャーというのはあるのかないのか分かりませんが、いろいろな意味で勝利と言うのは良かったですね。その一方で、レイズの松井選手が戦力外通告を受けたというニュースも。やはり、という感じですね。スポーツの世界は厳しいですね。
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癌化抑制因子特定

2012-07-25 08:30:21 | 研究
細胞のがん化の原因になる「DNA鎖間架橋」を修復するのに必要な因子を特定することに成功したと発表がありました(日刊工業新聞)。DNA鎖間架橋は、細胞が酸化などの刺激で損傷を受けてDNAの構造が壊れた状態だそうです。通常は修復機能が働き、がん化を抑制しているそうです。損傷したDNAが正常に修復されないことで細胞のがん化などを引き起こす病気として、「ファンコニ貧血」が知られています。これまでファンコニ貧血の発症には、15種類の遺伝子が関与することが知られていました。これら15遺伝子のうち、これまで機能が不明だった「ファンクI」と「ファンクD2」について、機能の解析を行い、癌化抑制因子の特定に至ったそうです。今後、DNAの修復異常が引き起こす病気への新たな治療法や、発がんの基礎的メカニズム解明に貢献すると期待できるそうです。
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イチロー選手の移籍

2012-07-24 08:30:04 | 日記
今朝、ニュースを見ていると、ニュース速報がテロップに。何と、マリナーズのイチロー選手がニューヨークヤンキースに移籍と。びっくりしました。今シーズンは打撃が振るわないような感じがありました。オールスターにも選出されず、なんか動きがあることも予想はしていましたが・・・・・・。ヤンキースですか。どんな扱いにあるのでしょうね。心機一転、活躍を期待していですね。また、レイズの松井選手も気になりますね。やっと契約にこぎつけ、大リーグに昇格し、いきなりホームランを打ちましたが・・・・・。日本人選手は大リーグの野球に、いやベースボールに合わないのでしょうか?
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光で操作できるマウス

2012-07-23 08:30:08 | 研究
マウスの特定の種類の細胞だけに光を感じて反応するタンパク質の「光感受性分子」を、安定かつ多量に遺伝子発現させる遺伝子改変マウスが開発されたそうです。光刺激の有無によって、生きたまま特定の細胞種の活動を光で制御(光操作)することが可能となるそうです。マウスの細胞に光感受性分子の遺伝子を導入する試みは、世界各地で行われており、決して珍しい研究ではないそうです。しかし、これまでの技術では目的の細胞に安定かつ大量に発現させるのが難しかったそうです。今回開発された技術により、ねらった細胞種にのみ、光感受性分子ChR2を安定かつ大量に遺伝子を発現させることができるそうです。例えば、グリア細胞にChR2を発現させたマウスの頭部に光をあてると、狙ったグリア細胞でのみ「細胞膜に陽イオンを通すチャネル」が開き、内部に電流が流れ込んで細胞が活性化されるということができるそうです。このように、脳をまったく傷つけることなく、特定の神経細胞やグリア細胞の活動を自在に操り、時系列を追って観察できる技術で、画期的な技術です。
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癌細胞にだけ吸収されるペプチド開発

2012-07-22 08:30:30 | 研究
特定のがん細胞に吸収されやすい、たんぱく質の一部「ペプチド」を人工的に開発したという発表がありました(YOMIURI ONLINE)。このペプチドに抗がん剤などを結びつけることが出来れば、正常な細胞には吸収されにくく、副作用の少ない治療法が開発できることにありますね。画期的な発明だとも思います。これまでは、がん細胞と正常な細胞の両方に吸収されるものしか見つかっていなかったそうです。今回の研究では、約1兆種類のペプチドを調べ、大腸がん、乳がんなど特定の10種類のがん細胞に吸収性の高いペプチドを人工的に作り出したそうです。このペプチドにがん細胞の増殖を抑える物質を結びつけ、血液のがんである白血病のマウスに注射したところ、がんが30~50%まで小さくなることも確認されたそうです。
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