健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

うそはつけばつくほど平気になる!?

2016-10-31 08:30:38 | 研究
税金のごまかしや、恋人への裏切りなど何であれ、小さなうそをつくと、それがエスカレートして大きなうそに発展しやすくなるとの研究結果がNature Neuroscienceに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。また、うそを重ねるとともに、脳に表れる感情的な反応が徐々に弱くなるとしているようです。生化学的な関係は非常に強く、繰り返しうそをつく実験では、前回うそをついた人の脳スキャンデータを調べるだけで、次にどれほど大きなうそをつこうとしているかが正確に予測できるとも。研究では、被験者25人に対しては、機能的磁気共鳴断層撮影法(fMRI)による脳スキャンを実験中に実施。感情を処理する脳の部位である「偏桃体」が、うそをつく行為の発生時に強い反応を示したそうです。しかし、うそが大胆になるほど、偏桃体の反応が徐々に低下したということです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3105597?page=2
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サッカーのヘディング

2016-10-30 08:30:32 | 研究
サッカーのヘディングは脳の機能や記憶力に大きな影響を与えるとする研究結果がEBioMedicineに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。ヘディングをした直後の選手の記憶力は、41~67%低下し、その影響は24時間が経過すると徐々に消えたというもの。今回の研究は、脳振とうなどの脳外傷ではなく、サッカー選手が日々頭部に受けている衝撃が、直後に脳へ与える影響を調査した初めての例だそうです。研究では、機械を使ってコーナーキックに似せたボールを放ち、被験者の選手たちにそれぞれ20回、ヘディングをした結果だそうです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3105614
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「習慣性流産(RSA)」に関与する遺伝子変異

2016-10-29 08:30:55 | 研究
流産を繰り返す「習慣性流産(RSA)」のリスク増大に、特定の遺伝子変異が関わっているとする研究結果がOpen Biologyに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。RSAは、妊娠5週目までの流産を3回以上繰り返してしまう状態を指す。妊娠100件につき1件ほどが該当。マウスで、この流産に関連する遺伝子「FOXD1」が最初に特定されたというもの。研究チームはその後、RSAの症状がみられる556人の女性に、同一の遺伝子変異があるかを調べた。対照群として非RSAの女性271人との比較を実施。その結果、FOXD1に変異がみられる女性は、RSAリスクが高いことが分かったそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3104925
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「砂糖税」導入

2016-10-28 08:30:13 | 研究
ポルトガル政府は、来年からソフトドリンクに対して「砂糖税」を導入する方針を明らかにしたそうです(AFPBB NEWS)。これにより見込まれる8000万ユーロ(約91億円)の増収分を公共医療サービスに当てるそうです。世界保健機関(WHO)が値上げによって糖分の消費量が大幅に減る証拠を挙げ、糖分の多いソフトドリンクへの課税を各国に呼び掛けていたそうです。今回ポルトガル政府が発表した計画によると、1リットル当たり80グラムを上回る砂糖が含まれる飲料は100リットルにつき16.46ユーロ(約1900円)、80グラム以下の場合は8.22ユーロ(約940円)が課税されるそうです。砂糖が35グラム含まれている標準サイズの330ミリリットル缶のコカ・コーラ(Coca-Cola)は、5.5ユーロセント(約6.3円)課税されることになるそうです。砂糖税が導入されるのはソフトドリンクのみで、糖分が多くても牛乳や果汁を主成分とする飲料は対象外となるとも。

http://www.afpbb.com/articles/-/3104478
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結核感染者

2016-10-27 08:30:23 | 研究
世界保健機関(WHO)は、2016年版の「世界結核報告書(Global TB Report)」を公表し、2015年の世界の結核感染者数は1040万人で、結核の流行拡大は予想をはるかに上回ると警告したそうです(AFPBB NEWS)。2014年の結核感染者は960万人で、感染者の数は急増。死者数も増加しており、15年の死者数は前年より30万人多い180万人。 だがワクチン開発や治療法研究の資金不足は深刻だとWHOは指摘しているとのこと。
結核にかかった人のうち、5人に2人は結核と診断されず治療を受けておらず、また50万人近くが既存の薬剤が効きにくい「多剤耐性結核(MDR-TB)」と診断されていたそうです。その半数はインド、中国、ロシアでの症例とのこと。一方、新たな結核の罹患者は、60%をインド、インドネシア、中国、ナイジェリア、パキスタン、南アフリカの6か国が占めているそうです。患者数が増加する一方で、結核による死者の数は直近の15年間に22%減少しているとも。ですが、依然として結核は昨年の世界の死亡原因の上位10以内に入っているそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3104327
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ジカ熱がアジア太平洋地域で大流行の可能性

2016-10-26 08:30:00 | 研究
世界保健機関(WHO)は、アジア全土でジカウイルスの感染が広がり始めていると警告する報告書を発表したそうです(AFPBB NEWS)。シンガポールでは数百件の感染例が報告されており、タイでは赤ちゃん2人がジカウイルスに関連する小頭症と診断されているそうです。WHOの報告書は、中国や日本、オーストラリア、東南アジアの大半の国々や太平洋諸島を含む地域で、ジカウイルス感染が「さらに拡大した可能性が高い」と指摘しており、また「今後も同地域で新たな感染の報告が続くとみられ、場合によってはジカウイルスの大流行が発生する可能性も高い」と懸念を示したというもの。
http://www.afpbb.com/articles/-/3103883
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iPS卵子

2016-10-25 08:30:56 | 研究
マウスのiPS細胞(人工多能性幹細胞)から体外で卵子を作ることに、世界で初めて成功したことがNatureに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。また、この卵子から健康なマウスが生まれることも確認したという。マウスのiPS細胞から卵子や精子のもとになる始原生殖細胞を作製、成体のマウスの卵巣に移植し、卵子を作ることに成功。そして、今回は卵巣への移植を経ずに、全工程を体外で実現。この手法を使えば、卵子が出来る過程を詳しく観察できるため、不妊症の原因解明や治療法の開発につながる可能性もあるそうです。一方で、生命の誕生につながる卵子を容易に作製できるようになると、生命倫理上の問題が浮上しそうとも。
http://www.yomiuri.co.jp/science/20161017-OYT1T50163.html?from=ycont_top_txt
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赤血球の硬さで病気リスク

2016-10-24 08:30:18 | 研究
血液中の赤血球の「硬さ」を測定し、心筋梗塞などの病気のリスクを評価できる手法を開発したとする論文が発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。赤血球の大きさは6~8マイクロ・メートルで、本来は軟らかく、極細の血管内でも変形しながら流れる。食生活の乱れなどが続き、硬くなると、血管を流れにくくなり、血液を送り出す心臓に余計な負担がかかって心筋梗塞のほか、脳梗塞など様々な病気のリスクが高く。マイクロチップに、極細の血管と同程度の直径3・5~4・5マイクロ・メートルの3種類の細管を配置。そこに心臓病の人と、健康な人の血液をそれぞれ流し、赤血球が通り抜ける速さを高速カメラなどで測定。心臓病の人の硬い赤血球は、健康な人に比べ、細管を流れる時間が、余計にかかったということです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161019-OYT1T50101.html?from=ycont_top_txt
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永久歯後の矯正

2016-10-23 08:30:43 | 研究
子どもの出っ歯の矯正治療について、日本歯科矯正専門医学会は永久歯が生えそろわない段階での早期からの治療は行うべきでないとする診療指針を作成したそうです(YOMIURI ONLINE)。歯科矯正の診療指針が一般向けに公表されるのは国内で初めてだそうです。出っ歯は歯科矯正患者の4分の1を占めるそうです。同学会は外国の17本の論文から、永久歯と乳歯が交ざっている7~11歳児の出っ歯について、早期から治療を継続した患者群と、永久歯が生えそろった後から治療を始めた患者群で、歯並びの改善度合いを解析し、両方の治療効果に差はないことを確認したそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161006-OYT1T50093.html
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「挑戦的研究」

2016-10-22 08:30:11 | 研究
文部科学省は来年度から、研究者の自由な発想に基づく挑戦的な研究に対する支援を拡充することを決めました。挑戦的研究への助成は現在もあります(挑戦的萌芽)が、1件あたり最長3年間で最大500万円。来年度はこれを最長6年間、最大2000万円に。今年度の総額は、科研費全体の約2300億円のうち120億円程度だったそうですが、来年度は210億円に(YOMIURI ONLINE)。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20161007-OYT1T50091.html
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