温室効果ガスを排出せずに原油から水素を抽出する方法を開発したとの研究結果が発表されたそうです(AFPBB NEWS)。水素はガソリンや軽油と異なり、燃焼時に温室効果ガスを発生しません。自動車の動力源としてすでに利用されている他、水素発電の可能性も。しかし、炭化水素から水素を分離させる費用が高いことが、これまで水素技術の広範な展開の妨げとなっていたそうです。現在、自動車で使用される水素の大半は天然ガスから抽出されているそうで、この抽出過程で温室効果ガスのメタンが生成されるそうです。今回、CO2とメタンを地中に残したまま、オイルサンド(油砂)や油田から直接水素を抽出する方法を考案したということです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3240746
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