人類の肥満化が米国国民と同じペースで進行すれば、9億人以上相当の新たな食料需要が生じ、限られた地球の食料資源に重大な脅威となるという論文が発表されたそうです(時事通信)。これまで地球資源への主な脅威としては、アフリカなど第三世界の人口爆発が指摘されていましたが、先進国にまん延する肥満も深刻であるということです。体重が重くなれば、食料から摂取するエネルギーの必要量も増大することになります。全ての国が米国並みの肥満者の割合になると仮定すると、平均体重の人に換算して世界全体で人口が9億3500万人増える計算になるそうです。すると、こうした人口を賄うだけのエネルギー源が必要になりますので、深刻な食糧問題を招くということですね。人口増加だけでなく肥満もとなると、事態はさらに深刻になっていると考えるべきでしょうか。
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