健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

PCR検査用のRNAサンプル

2020-05-20 23:59:10 | 研究
PCR検査では、RNAの量あるいは存在を検出します。
RNAは非常に不安定で、分解しやすい物質です。また、私たちの身の回りにはこのRNAを分解してしまう酵素(RNase)が多数存在します。このRNaseは失活しにくいという性質を持ちます(長く、RNA分解する能力を持ち続ける)。
手や唾液、実験台の上、など、RNA分解酵素が存在していると考えて操作する必要があります。
また、こうしたRNAは取り扱いが非常に難しいので、DNAに転写(逆転写という)してcDNAとして、その後の検査に用います。

いずれにしても、取り扱い注意です。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« PCR検査と抗原検査 | TOP | PCR検査で明らかになること »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究