骨の細胞が作るオステオカルシンというタンパク質を長期間経口摂取することで、全身の代謝が活性化することが明らかになったそうです(財経新聞)。オステオカルシンは、血糖値を低下させるホルモンであるインスリンの分泌を促進することが既に明らかにされているそうですが、長期間摂取した際に全身のエネルギー代謝にどのような影響が出るのかは解明されていなかったそうです。そこで、雌のマウスに週3回のペースで3ヶ月間に渡ってオステオカルシンを飲ませたところ、空腹時の血糖値が低下し、糖の処理能力が改善することが分かったというもの。また、オステオカルシンは小腸で24時間程度留まったり、吸収後は全身の循環血液中に存在したりすることで、全身の糖代謝を活性化することが明らかになったそうです。さらにオステオカルシンの血中濃度を高めるための物質を同定し、併用することが期待されているそうです。
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