健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

航空機の操縦士と客室常務員の皮膚がんの発症リスク

2014-09-29 08:30:37 | 研究
ちょっと気になるニュースが先日報道されていました。航空機の操縦士や客室乗務員は、有害な紫外線に上空で定期的にさらされているため皮膚がんになる可能性が2倍になるとの研究論文が発表されたというものです(AFPBB NEWS)。計26万6000人以上のデータが含まれる19件の研究を分析した結果、皮膚がんの一種であるメラノーマ(黒色腫)の発症率は、操縦士で2.21から2.22倍、客室乗務員で2.09倍と、一般における発症率に比べて2倍以上だったというもの。発症率の高さの原因は、高度を飛行する機体の操縦室のフロントガラスや客室の窓から入り込む紫外線だというのです。多くの民間航空機の巡航高度である高度9000メートルでは、がんを誘発する紫外線の強さは2倍になるそうです。飛行機の利用頻度が高い人は、利用者にもいますが・・・・・。人種差も気になるところです。
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